2018年05月16日 20時46分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(1)電車の運転室。

基隆駅と基隆港の位置関係。こんなに近いのです。

基隆駅の今の北側駅舎。基隆駅のホームの北端と南端に駅舎が独立してあります。過日UPした縦貫線の起点のモニュメントはホームの北端、北側駅舎の直下にあり、南側駅舎から出て、南側駅舎から電車に乗ると、その存在には気が付かいと思われます。私はたまたま先頭車を撮影しようとして北端まで行ったので出会うことが出来ました。

さあこの日の旅が始まります。

基隆駅8:41発の新竹駅行きに乗車。

先頭車から進行方向を臨むと直ぐに地上。ここ基隆駅は地下駅のようですが、完全な地下というよりは半地下という感じですね。

乗務員室から直接ホームに出られるドアが無いので、運転士さんは車内から乗り降りします。それにしてもこの解放感は日本には無いですね。

ところで私は乗務員室と書いていますが、そのスペースは中国語で「駕駛室」。英語表記では「Driver Cab」で日本語では運転士室となりそうです。台湾では車掌さんはそこでドア扱いをしないので乗務員室と呼ぶのは相応しくないかも。でもやはり、これからも私は乗務員室と書きます。

因みに2枚前の写真は、解放されていた乗務員室ごしの撮影。

2018年05月15日 20時08分

台湾鉄路管理局(台鉄)基隆駅。

ホテルの部屋から基隆駅方面を見る。基隆駅の駅舎っていつからこんな風に可愛くなったのでしょう。

ところで基隆駅と基隆港の位置関係はこんな感じ。左端に基隆駅が写っています。

平成12年(2000年)5月20日の基隆駅。こうして見比べれば街の風景も変わっています。18年の月日の流れはやはりあります。

現代の基隆駅のキャラクター。でもこの駅舎は、今は使われていません。

基隆駅の今の南側駅舎。

階段を上がればかつての基隆駅を見下ろせます。

2000年当時の記憶はあまりないのですが、その時はただ縦貫線の起点である基隆駅に降り立たねば、台湾の鉄道の旅を始められないという気持ちだけで来たのだと思います。そして駅前の屋台で鳥のから揚げを買って食べたことだけが唯一の思い出。

2018年05月14日 11時29分

台湾/基隆港

平成30年(2018年)2月27日(火)。

何故か朝6時過ぎに目が覚める。目の前に接岸を控えた2隻のクルーズ船。

こちらは日本からやってきた船。きっと正解。何故知っているかって、つい最近、知人がこの船に乗り、ここ基隆港までやってきています。船名を見て気が付きました。

さてこちらはどこから?

無事着岸。この風景を見るためにここ基隆まで来たと言っても過言ではありません。

「KEELUNG」の文字は外洋からも見えるのでしょうか?大型クルーズ客船の旅は憧れますが、今のところただ憧れているだけ。国内の大型『フェリー』の旅はしたことがあるのですが…。

さてこの日は台鉄完乗を目指します。この後深澳(Shen’ao)線瑞芳/Ruifang~八斗子/Badouziに乗車予定。

2018年05月13日 15時27分

新竹~基隆(4)台湾鉄路起点。

無事乗車。

乗ってしまえばあとは終点までノンビリ。と言いたいところですが、さすがに平日の夕方だけあり、座れず。

暫くして車内が空いてきて周りを見渡す。車椅子対応のスペースですが、自転車の置き場にもなっています。なお左側の椅子が折り畳めるようになっており、自転車がしっかり固定できるようになっています。

基隆駅着18:57。

ここは台湾鉄路起点。

このオブジェが以前からあるものか、それとも3年前にこの駅が改修されてから作られたものかは分かりませんが、目を惹くのは間違いなし。

晩御飯はコンビニのカレー、おでん、焼き芋+ビール。一人の夕食。

窓外は基隆港の夜景。一人であることが余計に身に染みる。

2018年05月12日 15時24分

新竹~基隆(3)台湾新幹線完乗!

台湾新幹線南港/Nangang駅。2016年に台北駅からここ南港駅まで延伸されており、やっと乗ることが出来ました。(南港駅着18:10)

六家線竹中駅を16:43に乗り、六家駅着16:48。楽勝でこの1本前の高鐵新竹駅17:08発に乗れるはずだったのですが、外で撮影しているうちに自動券売機の指定席発券時間の制限に引っ掛かり17:25発に乗車。もっともそのおかげで昨日UPしたグッズの自動販売機を見つけたりして、他の収穫があったのでまあ良しとしましょう。そして南港駅で基隆駅までの乗車券を購入。

台湾鉄路局(台鉄)南港駅の乗車位置案内。これをちゃんと見ておかないと思いもかけず歩かされる台鉄。

そしてここ南港から乗るのは18:16発の基隆/Keelung駅行き。そうっ、新幹線から在来線への乗り換え時間はわずか6分。

しかもこれを逃すと次は30分後。高鐵新竹駅で17:25発に乗った段階でこれは織り込み済みだったのですが、やはりせわしなかった。台鉄の自動券売機を10秒でクリアしたので乗れたのですが、もしも誰か同行者がいるか、もしくは発券に手間取っていたら絶対に間に合わなかった。南港駅での乗換えですが、名古屋で言えば、新幹線からあおなみ線と同じような位置関係になります。会社が異なるため、一旦、改札の外に出なければならずJRでの新幹線から在来線への乗り換えとは異なります。

2018年05月11日 15時23分

新竹~基隆(2)鉄道グッズの自動販売機。

台湾新幹線の新竹駅で見かけた自動販売機。

扱っているのは鉄道グッズ。流石にこれは初見。そもそも日本でも見たことはありません。

ありそうで無かったアイデアですね。ただお土産にするものだとしたら私は一度手に持って、実物を確認したいです。

安いもので40元。高いものは360元と150円程度から1000円を超えるものまで扱っています。

さて他の新幹線の駅にもあるのかな?そして結局買わなかった私。

2018年05月10日 15時21分

新竹~基隆(1)「新春到站」

竹中駅にてEMU600型の写真撮影。何の変哲もない1枚ですが、台湾の鉄道の説明をする時には必要と成り得る写真。もっとも活用できる日が来るかどうかは分かりません。きっと来ないだろうなあ。

台湾新幹線の新竹駅。ここからは新幹線移動。台北、そして台湾新幹線を完乗し、この日の目的地である基隆を目指して先を急ぎます。以前来た時は雨降りだったのでこの写真は撮っていません。

そこで気が付いた赤い線。ここから駅舎側は禁煙です。他の駅でも見かけたので台湾スタイルなのでしょう。禁煙エリアがきちんと区分出来、愛煙家にとって嫌煙家と共存する上では分かりやすい表示です。

駅構内に入る自動ドアには「新春到站」。日本風に言えば「謹賀新年」と駅舎に書いてあるようなものでしょうが、2018年の春節は『2月15日(木)~2月21日(水)』でしたが、この. 「新春到站」はいつまで掲示されるのでしょう。日本なら1月7日くらいまでを松の内と言いますのでそれが目安となりそうですが、台湾の場合は?

2018年05月09日 20時17分

台鉄完乗への道/内湾線(7)DR1000型の乗降用ドアスイッチ。

新竹の街が近づいてきました。

田んぼに水が張られ春を感じさせます。もっとも台湾なので2月のこの光景は二期作ならではなのかも知れません。

16:26。間もなく竹中駅。右が台湾新幹線。左が六家線の高架線。そして私が乗っているのは内湾線の高架区間。その三角区間は日常風景。伊勢中川駅の三角線とはちと違う。

DR1000型の乗降用扉には車掌さんのドア扱いのためにスイッチがあります。日本なら特別な場合を除き、中間扉で車掌さんがドア扱いすることはないのですが、ここ台湾では日常の光景。

車掌さんの作業を凝視することはしていませんが、チラ見して「なるほど」。

16:27、竹中駅で下車。

列車はここから新竹方面に向かっていきました。と書いていて、内湾線の列車はどこまで行って折り返すのでしょう?これまで気にせずに乗っていましたが、この写真を撮っていたら気になり始めました。ただ時すでに遅し。新竹方面には向かっていれば確認でしたのですが、私はここから六家に向かいます。

2018年05月07日 15時15分

台鉄完乗への道/内湾線(6)上員駅のじいじとばあば。

九讃頭/Jiuzantou駅発16:00。私好み。

内湾行きに乗っていた時に腕木式信号機に気付き、狙っていました。でも使っている様子は感じませんでした。

竹東駅。来る時は気が付いていませんでしたが、瓦屋根の駅。いつ頃作られたのでしょうか?昭和の鉄道ファンにとって台湾の鉄旅は気を抜く暇がありません。

竹東駅での交換時、列車のドアはホームと反対側も開きます。見ていたら駅員さんがここから上り下りしており、スタフ?の受け渡しのために開けていたと思われます。

そのスタフの写真を撮り損ねた。

上員/Shangyuan駅にあった椅子。ただの椅子ではなくただならぬ椅子。素敵です。日本でもこんな椅子が駅にあったらきっと私は座りに行きます。もっとも私が座ると似合い過ぎカモ。

2018年05月06日 15時13分

台鉄完乗への道/内湾線(5)新設の転車台。

確か去年完成した転車台。(私の記憶間違いでしたらすいません)狭い場所を最大限活かして作った感じ。

蒸気機関車が牽く観光列車を走らせることを目指していると聞きましたが、完成後に何回この転車台が使われたのでしょう?台鉄の幹線である縦貫線新竹駅からここ内湾駅までは、ローカル列車で片道約1時間。台北から日帰りで来るには良い距離でしょう。

良く分かっていませんが、内湾駅と転車台を結ぶ道路で見かけた小学校?の入り口。蒸気機関車がモチーフになっているのは多分、間違いない。

内湾駅に戻る。15:47発なので滞在時間わずか13分。我ながら時間の使い方が趣味に偏りすぎ。転車台までは走って往復。何をやっているのやら。

DR1000型のトイレ。日本のローカル列車ではトイレがついていない車両も珍しくありませんが、ちゃんと車椅子対応の設備がついています。

1両(単行)での運転が可能なこの形式。椅子の奥に何かを入れる箱があるのですが、この箱に座っている方をよく見かける“台湾”鉄道事情。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!