2018年04月06日 20時14分

DT668を追いかける(5)加祿/Jialu駅出発

加祿/Jialu駅では30分以上停車。12:45、遠めにD51が一休みする姿が見える。その出発時の煙狙いでしょうか、人の数も多いしなおかつ日本人も多い。

莒光704レ(台東~新佐営)。これで雰囲気の確認。

13:02。出発!結構距離があるので私のカメラではこれが限界。もう少し望遠がきくレンズが欲しいと思ったものの今回は身軽さ優先で持ってきておらず、残念。もっとも直後にレンズを交換する余裕があるかと言われればそれは無理。その時、出来る範囲内での1枚。

良い感じで煙が出ている。機関士さんに感謝。

私達の想いを乗せてD51は走り行く。

道路を横断して後ろ打ちで1枚。ほぼ民族の大移動。交通量がそれほど多く無いとは言え、多くの人が顔を左右に振るさまはいとおかし。

2018年04月05日 20時11分

DT668を追いかける(4-2)枋野/Fangye駅(信号所)~枋山/Fangshan駅

平成30年(2018年)2月25日、12:03。本命のDT668が顔を見せました。山に広がるシャッターの音。

まずは台湾の急峻な山々を背景に一枚。

列車の編成写真風。

下り坂でも煙モクモク。これだけあれば十分。

目の前を通過するDT668。

この写真、見ようによっては急坂を上るディーゼル機関車牽引の列車です。

4箇所での撮影を終え、この場にいた方から次の撮影ポイントを教えてもらう。

着いたのはここ。陸橋の上ですが、恐らく200人以上はいたと思う。まあ場所が広いのでパニックとはなっていませんでしたが、台湾の鉄道熱は凄い!(同行の方が記録用に撮影した写真にたまたま私が写り込んでいました。というかそんな近くにその方がいたことを私は知りませんでした)

台湾でもイベント列車撮影では脚立が必需品になりそうな予感。

2018年04月04日 14時05分

DT668を追いかける(4-1)枋野/Fangye駅(信号所)~枋山/Fangshan駅

信号待ち。この2台のバイクは間違いなく同業者。東海岸を撮っていたバイク族が険しい山越えをするとはある意味驚き。どちらにしても高速道路がある訳ではなく一般道を走るのですが、バイクの方たちにはハードルが高そう。

東海岸から西海岸に抜ける山中にある枋野/Fangye駅(信号所)で、DT668は1時間以上の停車時間があるため、そこでの出発(煙モクモク)を狙い向かうことに。ネットで、途中から立入禁止だとの情報もありましたがグーグルマップでは道路が出てくる(枋野駅が目的地登録できた)ので、レッツ!チャレンジ。と、同じようなことを考える人はいるわけで…。

やはり立入禁止。Uターン。

戻り道で、「撮影できる場所がありそう」という本能への呼びかけに従い、奥の奥に向かう。道はあるし、線路もある。そして辿り着いたこの場所。トンネルの入り口の上がどうやら地元では知られた撮影地の模様。

この時点ではまだどんな風景を待っているかが分からない。

振り向いてみればこの風景。上にあがれば良い写真が撮れそうな予感。

自強372レ(台東~彰化)は11:37に通過。

OK!

ところでここに向かった状況ですが、山際を走る鉄道を左に見つつ、いい感じで撮れそうな場所が数箇所あったのですが、若干時間に余裕があったこともあり、同行者の一人から「ここでOKにせず、行けるところまで行ってみて、駄目なら戻りましょう」との提案があり、全員一致でその言葉に従いました。そして辿り着いた場所には車やバイクが停まっていたものの、4枚目の写真のトンネルの場所は遥か上方にあるように見え、プチ登山を一瞬覚悟しました。ところがそこにいたタクシーの運転手さん(間違いないく撮り鉄さんの貸切)が、行け!(大丈夫だ!)と言った気がしてそれに従ったら、どうってことなくこの場所に到着。

2018年04月03日 14時02分

DT668を追いかける(3)瀧渓/Longxi駅~大武/Dawu駅

何と3箇所目。列車の方は途中で10分以上停車する駅があるのですが、この日は遅れていることもあって時間が読めない。まあここまでに2箇所撮影できただけでもラッキーですが、今回の撮影行の本命撮影地はこの場所。私達が到着した後も人が増え、9:30にはこの状況でした。でも撮影は可能。台湾の撮り鉄さん達は譲り合いが身についており、少しの隙間があればそこに「どうぞ」とばかりに入れてくれますし、入れない時でも人と人の間からカメラが出せる程度には調整してくれます。皆で楽しく撮影!で、どうしてそれが出来るかと言えば、多分ですが動画撮影をする人を除き、ほぼ三脚を使っていないからだと感じました。

9:45に露払い通過。と言ったら怒られそうですが自強306レ(花蓮発新佐営行き)。この写真で海の色をチェック。OK!

9:50本命通過。

私にとってはここでのベストショット。

1枚目の写真の人垣の奥でカメラを構えると列車編成がもう少し写せます。ただ崖下の道路が入りこんできます。ここらあたりは好みでしょう。

想定以上の3箇所での撮影を終え、まずは一安心。これから次の撮影地を目指し山越えをして東海岸に向かいます。ふと目を向ければこんな光景。前日には気が付かなかった。やはり何事をするにも心の余裕は必要です。

2018年04月02日 19時00分

DT668を追いかける(2)太麻里/Taimali駅~金崙/Jinlun駅

3日ほど、花見と三江線のことを書いてみました。今日から台湾のD51/DT668に復帰です。

今回の私なりの撮影のテーマ。D51/DT668の雄姿もありますが、それよりも台湾らしい風景の中を行く列車。

時間は9:03。2か所目は太麻里/Taimali駅~金崙/Jinlun駅です。

何とか途中で列車を追い抜きこの地にギリギリ到着。車を停めて撮影ポイントまでダッシュ!こうして撮影できたのは車を地元の方に迷惑をかけない場所に駐車できることも含めて下見したおかげ。

南国風景に癒される暇もなく直ぐに移動開始。台湾の撮り鉄さんたちも同じ行動。と言っても彼らの多くはバイク。何台ものバイクが連なって走る姿は、それはそれで面白い。

2018年03月29日 20時19分

DT668を追いかける(1)知本/Zhiben駅~太麻里/Taimali駅。

平成30年3月25日(日)、この日いよいよD51(DT668)が牽引する莒光(郵輪式列車)が台湾南部を駆け抜けます。郵輪式列車とは日本風に言えば観光をしながら台湾を一周する、一言で言えばクルーズトレインだそうです。

最初の撮影地、知本駅から少し南に行った場所でスタンバイ。午前中は海沿いを走る姿を収めることにしていたので、こんな風景の中でしばしまったり。と言った心の余裕などあるはずもなく、D51が現れるのをひたすら待つ。この時点ではまだ何箇所撮影できるかと言った計算もできる状態にはありませんでした。何せ異国の地でのレンタカーでの追っかけ。(私が運転した訳ではありませんが)安全には十分配慮し、無理をせず無事に走ることが最優先。ここから先、大武までの区間で、道路工事による対面通行があったことは昨日、確認済み。日曜日に工事をやるかどうかは分からなかったものの、「やっている」を前提にすることが無難。

定刻では7:55に台東駅を出発し、知本駅発が8:20のはず。まあ遅れは承知の上ですので、ここからは全て撮影時間のみを書きますが、何はともあれ8:47に遠い風景の中に一筋の煙を見つけました。

その1分後、確かにD51(DT668)がその姿を見せました。

8:52、目の前に到着。

あまり期待をしていなかった“煙”がモクモク。

台湾の蒸気機関車を数度撮影している方の話では、「機関士さんのサービスだろうが、以前より格段に素晴らしい」とのこと。これはこれからが期待できそう。

2018年03月28日 15時41分

台東旧駅の思い出。

DR2000形の向こう側にある高い建物。

これは2000年に撮影したその建物、そうっ!その2000年に泊まったホテルです。当時、泊まったホテルの写真はまず撮っていないのですがここは別格。

台東新駅から台東駅に向かう列車は本数が少なく、台東新駅に列車が到着する毎に台東駅まで無料の連絡バスが走っていました。5月22日、バスから台東駅に降り立ったものの既に日が暮れており、宿を探すにもそれらしき建物はここ1軒だけ。えいやっ!とばかりに飛び込んで空きを聞くにも、中国語は話せないのでどうしたものかと思っていたらフロントの女性から「いっぱく?」と日本語で助け舟。無事、台東でちゃんと寝ることが出来た次第です。

個人旅行では国内外を問わずホテルはネット予約をし、飛び込みで探すことはもう何年もしていません。時代ですね。

泊まったホテルの部屋はよもやのトレインビュー。今はどんな風景が見えるのでしょうか?

2018年03月27日 15時40分

2月24日(土)の晩御飯。

2月24日(土)の晩御飯は、ホテルの隣の鍋屋さん。

翌朝が早いこともあり、手近に済ませることにしたのですが、地元客の人気店。鍋の出汁の種類を選び、肉(牛・豚・羊)などを基本に、あとはバイキングスタイルで食材を選ぶという日本ではあまり見かけないタイプのお店。

ソーセージやつみれ?の類。

海鮮。

デザートは豊富。

出汁が少なくなるとこのやかんで足します。

大満足の食事を終え、店の外に出た所でバイクのヘルメット置き場を発見。土地柄でしょうね。ところでビールを飲んでいたのは私達、日本人のグループだけでした。

2018年03月26日 15時38分

かつての台東駅(5)台東×三重。

台東旧駅の駅舎の中。

そこに三重県の物産の展示を発見!

「台東×三重」。三重県と台東県が交流していることを台湾で知る地元メディアの従業員。

「てんぷにうまい松阪牛カレー」とありますが、「てんぷ=びっくりするほど」だとは知らなかった。

駅舎の自動ドアは驚きの日本語。何も違和感の無かった私。ドアを出た所で気付いて撮影した一枚。

台東旧駅は、今は台東市を中心としたエリアのバスターミナルとなっています。因みにこの台東旧駅のあるエリアが市街地で、2月23日に晩御飯を食べた夜市はこの駅にほど近い場所。ホテルもここから徒歩圏内です。

2018年03月25日 15時36分

かつての台東駅(4)残照。

時間の流れは残酷で、線路を植物が覆っています。でもそれを必要以上に整備していないのは台湾流でしょうか?もっともこの光景は、私は嫌いではありませんし、こうした残し方もあると思います。

この地の一角にはターンテーブルも残っています。

木が覆っていますが、これを悲しいと思うかどうかは意見が分かれるところでしょう。日本でこれだけの方が訪れる施設でこの状況だと、いろいろな雑音が出るのでしょうが、ある意味平穏な南国の一風景と言えます。

夕方の5時半過ぎ。もうすぐ日が暮れます。

それでもここではまだまだ遊び足りない子供たちの姿を見かけます。平和だなあ。

かつては列車が行き来していたこの駅。夜のとばりがおりても近隣だけではなく夜行列車も出ていた台東(旧)駅。残照。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!