2018年10月20日 13時08分

国立鉄道博物館(2)世界で多分一番有名なホーム、「PLATFORM9と3/4」。

「世界で一番有名な駅のホーム」と言っても過言ではない「PLATFORM9と3/4」。

ハリー・ポッターシリーズの映画をちゃんとは見ていなくとも、知っている方は多そうです。

朝の6時半過ぎは静かな場所。

映画のワンシーンでは、結構ざわざわした感じで出ていますが、ホグワーツ魔法魔術学校Hogwarts School of Witchcraft and Wizardryの生徒たちを乗せるホグワーツエクスプレスが出発する日でなければこうしてひっそりとしています・・・。

キングス・クロス駅を散歩中。

その途中でこの駅の見取り図を発見。

な、な、何と「PLATFORM9と3/4」がある。観光客向けなのか、洒落なのかは不明ですが、洒落であってほしい。

ところでこの写真は朝7:42の撮影。朝一番では無かった仕切りで出て、観光客がいる。ここでは日中から夜にかけてカートなどが用意され、ハリー・ポッター気分を味わいながら記念写真が撮影できるそうで、結構な行列が出来るとの事。だから朝一番で並び人もいるそうな。そんなことを知らなかった残念な人は私です。

2018年10月19日 16時42分

ヨーク鉄道博物館(1)朝一番のキングス・クロス駅。

9月11日(火)。いよいよイギリスでの鉄活開始。

起点はロンドン/キングス・クロス駅(King’s Cross station)。

時計の針が1本しか見えませんが、実は6時32分。長針と短針が見事に重なってしまっていますが、いわゆる時差ボケで早く目が覚めたので朝の散歩。

大屋根の下に並ぶ列車を見るとヨーロッパに来た気分になります。

ずらりと並ぶ、発車する列車の時刻表。

この日の旅立ちの列車は朝8時発のエディンバラ(Edinburgh)行き。8時ちょうどの~♪は新宿駅ですが、ここはキングス・クロス駅。定刻での出発予定です。

とは言ってもプラットホーム(出発ホームの番線)はまだ「━」。ヨーロッパの駅では、出発の時刻近くになってからそれが“発表”されるのですが、何度乗ってもこれだけは慣れません。因みに2枚前の写真で、乗客の方たちが歩いていることに気付いて頂けるかと思いますが、これは目的の列車の出るホームは分かったのでそこに向かっているのです。

時には出発まで10分を切っているといった経験も私にはあり、重いトランクを牽きずりながら長編成の列車の先頭の車両に辿り着き、席に着いたら直ぐに出発とかで、旅立ちの余韻どころかホームでの写真が十分撮影できなかったこともありました。

話は変わりますが、ヨーロッパの巨大飛行場でもこのパターンはあり、長距離便はそうではないものの短距離の、特にLCCでは、下手をするとダッシュ(本当に走ります)しないとゲートクローズとなりかねません。間違っても「****様、お急ぎ搭乗ゲートに・・」とか呼び出されることはなく、置いてけぼりになります。

(余談)

「置いてけぼり」と「置いてきぼり」の違い。

NHK放送文化研究所のHPによればどちらでも構わないそうです。語源としては「置いてけぼり」だそうですが、その後「置いてきぼり」が主流となり、こちらが正解だった時代もありましたが今はどちらもOKで、若い人には「置いてけぼり」が支持されているとありました。私は一貫して「置いてけぼり」ですが、言葉と言うのが生きていることを感じる次第です。

2018年10月18日 13時21分

一足遅れの夏休み(5)旧紙幣。

仁川(インチョン)空港からの飛行時間の11時間強は長いと言えば長いですが、東北新幹線の無い時代に、名古屋から急行列車で北海道に行っていた頃は、まだ本州を青森に向かっている途中です。

まあ比べる由もありませんが。それはともかく日本語での表示があるのは有り難い。

イギリスの地を踏む。到着~。

いつも混雑していることで知られるヒースロー空港の入国審査(イミグレーション)。ビジネスクラスのメリットとして、このFast Track Passがあります。

ところがこの日に限り、と言っていいかどうかは分かりませんが、何故かイミグレーションの行列は無し。エコノミークラスに搭乗していた方たちもほぼ同タイミングで入国。私は今回のイギリス入国後に、ホテルの近くで何度も渡英している知人と待ち合わせをしていたのですが、「何でこんなに早いの?」「エコノミーでも行列無し?」と驚いていました。

ロンドンの交通系ICカードであるオイスターカード。以前来た時に購入したもので、これを使って都心まで地下鉄でGO!時間短縮なら他の鉄道の選択もあったのですが、何せ今回はホテルの最寄り駅まで乗り換えなしで行けるので、敢えて1時間乗車という長丁場を選択。地下鉄であっても国によっては如何にも観光客だとスリに狙われかねませんが、ロンドンではそうした危険な匂いはしません。私に限る話ではないと思っています。

今回のミステイク。以前の訪英時に両替したこの紙幣。今は使えません。あるところで使おうとして、今は使えないと指摘されました。日本では、新紙幣が発行されても、それまでの旧紙幣が使えなくなることはありませんが、イギリスでは期限を切って使用禁止になるそうです。しかもこの紙幣、渡英中に銀行に立ち寄っての交換が出来ず、そのまま日本に戻ったので今も手元にあるのです。さてどうしたものか???

2018年10月17日 11時26分

一足遅れの夏休み(4)ロンドン・ヒースロー空港に着陸。

飛行機に11時間乗っても時差の関係で、まだまだ9月10日(月)が続きます。

日本ならば日付の変わる午前0時頃、2回目の食事です。スクランブルエッグを中心にやや軽めに。とは言えないボリューム。

北海を通り過ぎ、もうすぐイギリスの上空になる頃。

ロンドンの上空。私の席は進行方向左側でしたが、右側だったらロンドン名所を空から観光しながらの着陸だったはず。電車が写っているものの携帯電話のカメラでは望遠での撮影が困難。

テムズ川を空から見る贅沢。

低層の建物が続いているので、ここは住宅街でしょうか?ここでも電車が走っています。

ロンドン・ヒースロー空港に着陸。

ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)と言うより、私には英国航空という言い方が馴染む塗分けの機体。この光景を見るとイギリスに来たのを実感します。

2018年10月16日 10時58分

一足遅れの夏休み(3)ビジネス観光。

3日間夏休みの話が飛びました。

ビジネス観光という言葉を以前、雑誌か何かで読んだ記憶があります。何のことかと思いきや、海外旅行に出掛ける際に、飛行機はビジネスクラスを使うということのようで、そう言えば海外旅行のパンフレットでも最近はよく見かけます。決してビジネスついでの観光旅行ということではなさそうです。

その説に従えば今回の私はビジネス観光。今回だけではなく、例えば2013年以降の3回のヨーロッパ旅行ではビジネスクラスを選んでいます。その代わりというのは変ですが、リーズナブルな価格の航空券捜しに手間暇は惜しみません。いつもエコノミークラスで海外撮り鉄に出掛けている知人も、その値段なら…と驚かれたこともあります。そしてマイルも着実に貯まっていきます。もっとも往路と復路で航空会社が異なるのはありとして、アライアンスが異なる場合もあり、それを往路の航空会社で発券した時だけ激安とか、よく分からない事態もあったりします。また今回のように海外で乗り継ぐ場合でも、日本~乗継の空港間のチケットより、名古屋から目的地まで通しで購入した航空券の方が安い場合もありました。

そんななんやかやでシャンパンでのお出迎え。

14:30発予定が14:55発で25分の延。この後、ロンドン・ヒースロー空港着は18:39で実は21分の早着。以前、上海浦東国際空港からパリ・シャルルドゴール空港に向かう某航空会社搭乗時に、1時間の早着の経験もあり、まあその日の偏西風次第とは思っています。

エアバスA350だけなのかそうではないのかは私には分かりませんが、よもやの3点シートベルト。いつもの調子でシートベルトをしていたら、CAさんに直されました。服装が何ともしまらない格好でちょいと恥ずかしいですが、こうした飛行機の事例ということでご容赦を。

滞在時間約2時間の韓国にお別れです。

機内食はまたまたプルコギ。

野菜のラッピングを解き展開してみる。見た目では何気ないこの野菜は本当に美味しかった。

韓定食とまではとてもいきませんが、付け合わせあり。キムチの辛さ加減は、私でも十分に美味しいと感じるレベル。量も機内なのでこれで満足。

2018年10月12日 20時54分

一足遅れの夏休み(2)仁川(インチョン)空港で乗り継ぎ。

定刻よりも少々早めの到着。(12:56着)

Transferの文字よりも「乗継」の文字が有難い。

ところで私はそれなりに海外に出かけているので、乗り継ぎも慣れた物でしょ!とか言われるけど、気の小さい私は、若い時より、今の方がどきどきしている。特に50代の後半からかな?若い時の方が度胸があったというより、順応性、適応能力があったのかも知れない。

長~い動く歩道、ムービングウォーク、要は水平型エレベーターなのですが、巨大空港は延々と続きます。

31番搭乗口到着。14:30発のOZ521便の搭乗開始まであと少し。アシアナ航空のラウンジは、移動の途中で見つけたので、喉を潤すために立ち寄っただけ。乗り継ぎ時間が1時間25分と言うのは流石に忙しい(せわしい)。国際線は出発の30分前から搭乗開始ということも普通のことなので実質の乗り換え時間は1時間弱。荷物が目的地までスルーで、かつ入出国の手続きが無いので可能であり、まあ移動時間の節約にはなるのですが、精神衛生的にはあまりよろしくない。

エアバスA350。この形式は初の搭乗。

スタッガードシートという“隣”の席という概念のない独立した空間。最近増えてきているそうですが、同行者がいる時はどうなのだろうかと余計な心配。

一人旅なら間違いなく快適です。

2018年10月11日 20時38分

一足遅れの夏休み(1)いざロンドンへ。

2018年(平成30年)9月10日。いつもの土・日連休明けの月曜日が旅のスタート日。考えようによっては何という勿体なさ。

今年2回目の海外。目的地はイギリスとドイツの2か国。神宮前駅8時32分発のミュースカイ乗車は私にとっては異例のゆっくりぶり。

国際線出発案内を見ると、それまでのやや眠さをこらえての行動とは打って変わり、はっきり言って目が覚めます。何十回見てもこの高揚感は初めて見た時(@開港したばかりの成田空港)と変わりなし。

今回はアシアナ航空での出発(たびだち)。韓国そのものはこれまで2回行っていますが、2回ともJALを利用しており、韓国の航空会社を使うのは初めて。特にアシアナ航空は機内食の提供でトラブルがあったばかりではあるものの、どうなることやらとは思ってみても致し方ないので堂々の搭乗。

中部国際空港発11:05、OZ121便はオンタイムでの飛行予定。

 

仁川(インチョン)空港までは2時間足らずの旅。そこからロンドン便に乗り継ぎ、ヒースロー空港到着は18:50予定。日本時間では26:50ですから16時間弱の旅。先は長いのでのんびり気分で行こう。

短距離でも国際線なので機内食あり。ただその場合、ビジネスクラスでもシンプルです。

プルコギ。

仁川(インチョン)空港に向けて降下中。

2014年10月11日 20時49分

マン島に独自通貨あり!

(マン島まとめ) さてさてマン島シリーズは如何でしたでしょうか? マン島は知る人ぞ知る自治権を持った英王室属領で独自通貨マンクスポンドを発行しています。 2014_08_06 マン島_49 写真は蒸気鉄道の客車にあるエンブレム。蒸気機関車の絵の下にあるのがその国旗で、島内の至る所で見ることが出来ます。 DSC_0137 左の2枚が独自通貨の20ペンス硬貨の表裏。 DSC_0142 - コピー UPにすると左サイドの「ISLE OF MAN」の文字が読み取れます。実際にはイギリスポンドと等価であり、かつイギリスポンドが普通に使えるため両替等の手間はかかりません。一方、マンクスポンドは“イギリス”本土では使えないとされています。島を離れる時は要注意とも言われており、一応ロンドンに戻った時にあったマン島通貨2枚を手元に残しました。(ネットでは使えるとした記述もあり) そんなマン島は古典車両が保存鉄道ではなく、堂々と“鉄道”として走る正に鉄道の楽園。そう思っています。 正直言って出かける前は「マン島は遠い!し、お金もかかる」のイメージ。でも実際に行ってみればお金はともかく、時間的にはそんなにハードルが高くないと感じました。イギリス方面に出かける機会があり、2日間の時間が使える方は滅多に行けないという事も含めてお勧めの鉄ポイントです。但し、夏季限定です。

(マン島訪問時の参考資料)

HP:

①「Isle of Man Public Transport」内各ページ

②「THE OFFICIAL ISLE OF MAN GOVERNMENT WEB SITE」

③「Groudle Glen Railway」

④「Great Laxey Mines Railway」

⑤http://manxelectricrailway.co.uk/

Wikipedia:

①「Isle of Man、Steam Railway」

②「Manx Electric Railway」

③「Snaefell Mountain Railway」

④「Douglas Bay Horse Tramway」

※Wikipediaは情報の補完として参照しました。

翻訳には「Google 翻訳」「Yahoo!翻訳」を使いました。

★マン島からロンドンに戻った後はごくごく一般的なロンドン観光を楽しみました。最近は鉄オンリーではなく、そんな旅もしています。今回のロンドンへの旅はこれにて終了。明日からは国内に戻ります。

2014年10月10日 20時46分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(5)ガトウィックエクスプレスのミルクティー。

マン島空港に無事歩いて到着。

2014_08_07 マン島_205

ボーディングブリッジの無い小規模な空港ですが、島だけあってプロペラの旅客機が結構な頻度で離着陸しており、待合室からその様子を見ているだけでも楽しい時間を過ごすことができました。

2014_08_07 マン島_212

私が搭乗するイージージェットはマン島発18:05 ロンドン・ガトウィック着19:20でしたが、その出発時間に飛行機は到着しました。

2014_08_07 マン島_217

 

本当はガトウィック空港に着いてから晩御飯にしようと思っていたのですが空腹に負けて機内のサンドウィッチ(4.4ポンド)を注文。

(参考)

1)イージージェットの航空運賃…75.44ポンド

*航空運賃…往路14.99ポンド、復路17.99ポンド

*その他シート指定料(前方通路側、但し指定できるシートで最安値)、諸税、クレジットカード手数料などなどを含む。

2)ガトウィックエクスプレスの往復34.90ポンド。

3)ホテル代…日本円で約10000円。(フリーWi-fiあり)

2014_08_07 マン島_219

さてガトウィック空港内にはターミナルを結ぶ新交通システムがあり、体が反応して一枚撮影。

2014_08_07 マン島_225

ビクトリア駅に戻るための電車。車内は切符売り場の混雑とは裏腹にそんなに混んでいない。

2014_08_07 マン島_228

席でゆったりとミルクティーを楽しみました。因みにミルクは日本で言う“フレッシュ”ではなく、所謂ミルクでした。

2014年10月09日 20時43分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(4)「Ballasalla」(バラサラ)駅にて。

「Ballasalla」(バラサラ)駅で待つこと暫し。

2014_08_07 マン島_186

時間は15時を回り、駅員さんが構内信号機の扱いを始めました。

2014_08_07 マン島_187

ダグラス行きの列車が到着し、タブレットの受け渡し。(15:06)

2014_08_07 マン島_193

「Ballasalla」(バラサラ)駅のホームに到着。

2014_08_07 マン島_197

15:08頃、列車は煙を残しながら走り去っていきました。これにて2日間に渡った私のマン島における「鉄活」は終わりました。まあ少し粘ることも出来たのですが初めて訪れた異国の地なので、無理をせず空港で2時間を過ごすことにしました。

さてダグラスの街からマン島空港への足に、私がこの蒸気鉄道を選んだ理由です。

地図を見ていて「Ballasalla」(バラサラ)駅と空港は近そうだと思ったのがきっかけで、路線バスの時刻表で確認した所、所要時間が2分!

何とかなるだろうというのはあくまでも直感で、最悪バスに乗れば良いだろうと気楽に考えて歩き出しました。

結果はビンゴ!10分強の道程でした。

ただ今回の私の荷物はリュックが1個で、これが大きなトランクを持っている場合はお勧めできません。例え雨が降っていなくとも歩くのは大変ですし、まず蒸気鉄道の客室は狭く、荷物の置き場所に苦労します。

とまあそんなこともあって、もしも皆さんが大きなトランクを持ってマン島旅行をする場合は、まずはホテルに直行し、それから行動するのがお勧めですし、また帰りもホテルに荷物を預け最後に取りに行くのが便利でしょう。バスの本数もそこそこありますし、タクシーもあります。

またトランクありで乗り鉄(最低限度の4鉄道完乗)をされる場合には1泊2日コースでは綿密な下調べが必要と思われます。なお2泊3日だと余裕でしょう。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!