2014年09月03日 20時36分

ロンドン街歩き(2)フィッシュ&チップスが美味しい!

バッキンガム宮殿内の見学には私の感覚では2時間ほどが必要ですが、それを終えた私はダッシュで宮殿の正面に移動しました。

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目的は「衛兵交代」。看板でこの日の11:30から行われるのを確認していたからですが、ギリの時間でここに来たことが相当に無謀な行為である事は直ぐに理解できました。

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夏の観光シーズンとは言え、一体どれほどの人がここに集まっているのだろうかと思うほどで、立錐の余地も無いとは正にこのことでした。

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詰め掛けた観光客の頭越しにデジカメを持った手を思いっきり上げで何とか撮影した一枚です。自分の目に「思い出を焼き付ける」というような悠長な事態ではなく、ゆっくりと行進を見学する夢は叶いませんでした。(笑)

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バッキンガム宮殿を堪能した後はビクトリア駅近くのホテルに一旦戻ることにし、その途中の裏道にあったカフェで昼食。

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注文したのはやはり「フィッシュアンドチップス」。そして出てきた巨大!なフィッシュ。隣に座っていたフランス人の家族連れが目を点にしていたほどで、実はこの料理がきっかけで「どこから来たんですか?」とかから始まり、その方たちが私たちの料理の写真を撮ったりで、カフェの中が国際親善の舞台となりました。

味は…?。これまでことあるごとに聞いていた「フィッシュアンドチップスは名物だけど、味は今一つ」というコメントが???となる美味しさでした。

魚とジャガイモの味もあることながら、揚げてある油も見た目ほどしつこくなく、品のいい味で想定外の大満足の昼食となりました。

そして「ロンドンの食事で美味しいのは中華料理とインド料理」という以前聞いた言葉が、今や都市伝説ではないかと思えるほど充実した食生活をこの日から過ごすことになりました。

2014年09月02日 20時29分

ロンドン街歩き(1)夏場はバッキンガム宮殿内が公開。

2014年8月5日(火)、バッキンガム宮殿近くの街のカフェで朝食。日本風に言えばモーニングセットで、レシートを残しておかなかったので値段は忘れましたが物価(消費税)の高いロンドンだけあり、1000円は超えていたはずです。

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イギリスは税制が複雑で、日本で言う消費税は基本20%ですが、スーパーで食材を買えばそれは0%だったりします。ただこの店のようなカフェは20%です。

私自身は仕事も含め今回が3回目(1991年、2005年そして2014年)のロンドンですが、食事が美味しくなった印象です。私が大人になったのかも知れません。(多少、意味不明な表現ですがお許しを)

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さてこの日はホテルから徒歩10分強のバッキンガム宮殿からスタートです。

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夏期のバッキンガム宮殿は、中が一般公開中。とうことで大人気スポットとなっており、行列必至の場所です。このチケットは私が日本で「9:30入場」分をネット予約しておいたもの。(クレジットカード決済)

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それが国際郵便で自宅に届けられそれを持って見学しました。「AIR MAIL」なんて一体いつぶりにもらったんだろうなどと何だか嬉しく思ってしまいました。

ただネット予約したときは本当に送られてくるのかどうかは半信半疑だったことを正直にここに書いておきます。またチケットの左側には「1-YEAR PASS」となっていますが、これは出場する時に受付けをすると裏に自分の署名をして1年間有効のパスとなります。ただ1年以内に夏限定のこの場所を訪れることができるかどうかは現時点では不明です。

なお宮殿内は撮影不可ですので写真がありませんが、ネットで検索すると出てきますのでそれを参照して下さい。一見の価値ありです。

2014年09月01日 20時22分

ロンドン/ビクトリア駅(2)公衆トイレは有料。

今日から通常運行に戻ります。

ヨーロッパの駅のトイレは有料が常識。というより旧国鉄系の大きな駅以外では、乗客用のトイレが無かったりあっても時間制限や何故か鍵がかかっていたりでなかなか大変です。ドイツで言えばICEが停車するような駅でも油断はできません。また地下鉄駅では、有料でもあればそれは例外中の例外といっても過言ではありません。海外鉄に出かけて思うのは本当に日本はトイレ天国だということです。一方、観光(保存)鉄道の有人駅にはトイレがあり、また無料であることが多いと思われます。

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さてビクトリア駅のトイレは一人1回30ペンス。

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でも硬貨が無かったらどうしようかと心配はここビクトリア駅では無用。

何と両替機がありました。10ポンド、5ポンドの紙幣にも対応しており、勿論2ポンド、1ポンドの硬貨からの両替も可能です。フランス・ドイツの大駅にあったかどうかの記憶が無いので恐縮ですが、それでも珍しい存在だと思われます。とはいうものの私は1ポンド硬貨からの両替はしましたが、紙幣からの両替はしていません。一応、機械にそう書いてあったということでここに書いています。また写真のトイレ以外に両替機があるかの確認もしていません。ただ一箇所はあるという情報です。

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こちらはロンドン市内を移動するための必需品「オイスターカード」。

まあマナカのようなICカードなのですが、ロンドン市内のバス・地下鉄等の公共交通機関は運賃が高く、一方でオイスターカードを使うとそれが割引(都心部ではほぼ半額、それでも日本の地下鉄より割高)となるのが特徴です。またこのカードのチャージ機は驚く無かれ日本語にも対応しており、私は迷うことなく「日本語」ボタンを押して使っていました。便利なこのオイスターカードですが、私のような老眼の人には少々つらいことも。それは自動改札機で残額を表示する文字が小さいこと。地下鉄は利用者が多いので、その場所でじっくり残額を確認していることには勇気が要りました。

※カード自体はビクトリア駅構内にある公共交通の有人窓口で買いました。カードカバーは購入時にセットして渡されたもので、私はカードをカバーに入れて使っていました。マナカ同様にデポジット(5ポンド)が必要です。

2014年08月30日 19時18分

ロンドン/ビクトリア駅(1)電車の見えるカフェがあります。

2014年8月5日、まずはビクトリア駅にご挨拶。

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駅周辺が大々的な工事中のため、このサイズがギリギリでした。

1991~ヨーロッパ426

参考までに1991年のビクトリア駅。駅舎は変わりませんがバスステーション周辺が今は工事中です。

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駅構内は広々としており、またイギリスの国旗がはためいており海外旅行気分を高めてくれます。

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構内の2階部分から電車を撮影。この場所からほんの数歩歩くとカフェがあり、出入りする電車を見ながら食事もできます。

2014_08_10 ロンドン_8

こちらがそのお店、その名も「ビクトリア ステーション」。帰国する8月10日の朝食はここで摂りました。

2014年08月29日 19時13分

8月のイギリス(2)ロンドン市内への移動。

今回のロンドンでの宿泊先はビクトリア駅の近く。そこでロンドン・ヒースロー空港からは、鉄道ではなくビクトリア駅の近くにある「ビクトリア・コーチステーション」に向かう高速バスを利用。

2014_08_04 北京~ロンドン_12

ただこのヒースロー空港のバスターミナルに行き着くまでに空港内で少々迷い、また乗車券を買うのに手間取りました。

ヒースロー空港とロンドン市内を結ぶバスは、ガイドブックでは15分間隔~とありましたが、私が乗車した19:55発の頃は30分間隔のようで、かつ席の指定はないものの定員乗車のバスのため、必ずチケットを買う必要があります。

私の場合はそのチケット売り場に少し行列が出来ており、そのためバスターミナルに到着してバスに乗るまでに40分ほどかかりました。(私の語学力では自動券売機が使えない…)

またこのバスは意外にもヒースロー空港が始発ではなく、どこかの町を出発したバスが、ここを通ってロンドン市内に向かうようでした。「ロンドン市内行き」はまあ良いとして、「ビクトリア・コーチステーション」発は「ヒースロー空港行き」に乗るのではないため、当初バスの方向幕をチェックしていた私は危うく乗り損ねそうになったことを最初に書いておきます。正に「所変われば品変わる」で、海外は何度行ってもいつも初心者です。

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そうこうしているうちに「ビクトリア・コーチステーション」に到着。5分ほど歩いてホテルにチェックインしました。これから6泊お世話になります。

それにしてもロンドンのホテル代の高さはハンパじゃありません。特に8月のロンドンは観光客も多く、覚悟が必要です。

2014年08月28日 19時06分

8月のイギリス(1)ロンドンへの道。

今年の夏休みは、8月4日から11日までイギリスに行っていました。今回は鉄分少なめに、ロンドン市内&ロンドン郊外の観光を目的に楽しむ旅でしたが、もっともそれだけで終われないのが私です。ディープ鉄話はまた後日。また海外鉄をされる方に少しは役に立つ情報も発信できればと思っています。しばらくお付き合い下さい。

img115

名古屋からロンドンに向う場合、その空路の選択肢は、日系・欧州系航空会社が時間的には短くなります。ただ今回は歳も歳なのでビジネスクラスで行くべく、複数の航空運賃比較サイトでしっかり調べ、往路は「中国国際航空」(北京経由)、復路は「中国東方航空」(上海経由)を選びました。名古屋から欧州に直行する便を利用するより、少々時間はかかりますが、オンシーズンでも比較的値段が落ち着いていたのがその理由です。(因みに私の座った席の通路を挟んだ席に座っていた方は北京経由でアメリカに向かうとのことでした)

でも不思議なのは、上記のルートを中国国際航空で発券するパターンが最安値(正規割引チケット)だったこと。アライアンスも異なっており、航空業界のことはよく分かりません。因みに航空券の名前の下のマスクをした部分にはスターアライアンスの「ANA」のマイレージカードの番号が入っていました。

2014_08_04 北京~ロンドン_3

北京空港到着時に心配だったのが飛行機の乗り継ぎ。ネットで検索した時は不安が募りましたが全く迷うことも無く次の搭乗口に向かうことができ、やはり今時の国際標準の巨大空港でした。

ただ北京空港は離発着で込み合っており、定刻で14:10発だったのが実際にスポットを離れたのはその時間からしばらく経ってからで、更に離陸したのは15:15を回っていました。結局ロンドン到着は定刻では17:45だったのですが、30分少々遅れての到着でした。

2014_08_04 北京~ロンドン_6

北京から搭乗した飛行機からの風景。何もない風景が広がるのは広大な国土を持つ中国らしいですね。

2010年10月29日 18時25分

バーミンガム/ピープルムーバ(マグレブ)のこと。

今回、バーミンガム/ピープルムーバを書くに当たり
主に参考にしたのが、写真の
「Maglev at Birmingham Airport:
from system concept to successful operation」という
リポートのコピーです。

ここのマグレブが運用を始めた直後とも言える
1985年の年号が入った資料で
手書きで「INFO DESK」とありますから
多分、バーミンガム/ピープルムーバを訪れた際、
インフォメーションセンターみたいなところがあって、
そこでこの全16枚の資料を入手したのでしょうが
その辺りの経緯は既に記憶の蚊帳の外です。
※自分で書いていても情けない。

内容は、ここの「マグレブ」に関する技術的な解説をメインに、
実際の運用面の記述がされているようで
何となく読み取れたのは、この『ピープルムーバ』が
先進的な技術であるということです。
表題の「successful」という単語に期待感も感じられますね。
ただ、私の英語力では限界があり、書けるのはここまで。

ところで、何故このような資料が手元に残っているかという
説明をここでさせていただきます。
このブログで5月13日から「シベリア鉄道」の延べ5泊の
「乗り鉄」話しを書いていますが、
これは「ソ連」のクーデター事件があったからこそ
実現したものです。
で、モスクワを抜け出たあと、やっと本来の渡欧の目的を
果たすべく西側社会に向かいました。
その目的とは…、
「一利用客から見たヨーロッパの公共交通」をテーマにした
『調査』であり、ドイツの路面電車を中心に文字通り
利用客として様々な“体験”をしてきました。
その中で、確かその当時もJR東海の「超伝導リニア」の話題が
名古屋では盛り上がっていたこともあり
方式は異なれど同じ磁気浮上式ということで
バーミンガム/ピープルムーバを見学に行ったものです。

2010年10月29日 7時07分

バーミンガム/ピープルムーバの車両。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、
一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんが
これで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで
車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。
※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)
●長さ…6メートル
●幅…2.25メートル
●高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが
フワッと浮いて滑らかに動き、
終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。
リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で
ご理解いただけないでしょうか?
“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながら
リニモに一日の長ありです。

そしてこのシステム全体についてですが
乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが
今の時代に合わせて表現すると、
世界の大空港で導入されている
ターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には
割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも
『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかく
この大きさでは、空港内ならともかく、
空港から外に向けての交通機関として
『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は
最初から無理があったのではと思いました。

と、ここまで書いて「バーミンガム国際空港」を
グーグルマップの航空写真で見ていたら
ピープルムーバがあったのと(多分)同じ場所に
何やら新交通システムっぽいものの気配が…。
早速「バーミンガム国際空港」の公式HPを覗いて見たら
何と、「a free 'Air Rail Link'monorail system」の
文字を発見。
どうやら後継の鉄道があるようです。
どなたかご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

2010年10月28日 18時33分

イギリスに浮上式鉄道があった。

時は1991年(平成3年)11月4日、
場所は、イギリス中部の町「バーミンガム」です。

写真は1984年(昭和59年)から
1995年(平成7年)まで運転されていた
「バーミンガム/ピープルムーバ」と呼ばれるものです。
※上記を含め、この鉄道に関する記述は、
 手元資料・Wikipediaを参照しています。

この鉄道は、一般の方が利用する磁気浮上式鉄道としては
世界初のものでしたが、日本ではそんなに大きくは
取り上げられなかったと記憶しています。

(バーミンガム/ピープルムーバの概要)
●路線…バーミンガム国際空港~バーミンガム国際駅
●距離…623メートル
●所要時間…100秒
●浮上高さ…15ミリ
●運転方式…全自動無人運転
●最高速度…時速54キロ

◆バーミンガム国際駅…バーミンガムの中央駅とも言える
「バーミンガム・ニューストリート」駅から10分ほど
「ロンドン・ユーストン」駅方面に向かった途中の駅。
また、バーミンガムの国際展示場にも隣接している。

◆この「ピープルムーバ」は、システム自体の名称のようで
当時のバーミンガム空港のパンフレットでは
「futuristic People Mover System -MAGREV- 」とあり
『未来の乗り物/ピープルムーバは磁気浮上式』といった
ところでしょうか?
※MAGREVとは…magnetic(磁気) levitation(浮上)の略。

◆基本的にリニモや上海マグレブと同じ原理と思われます。

2010年10月04日 9時00分

鉄道グッズは旅の思い出

最後にこの時の旅の思い出たちです。

2階建て路面電車のモデルは「クライチ路面電車博物館」。
真ん中の2つは、「ブラックプール市電」と
「ユーロスター」のマグネットです。
コースターは、「ロムニー、ハイス&ディムチャーチ鉄道」の
グッズです。

「クライチ路面電車博物館」と
「ロムニー、ハイス&ディムチャーチ鉄道」は
ちゃんとした売店があり、実に様々なグッズを揃えており
限られた予算の中で選択に困るほどでした。
また、ユーロスターのグッズは「ウォータールー」駅の
売店に並んでおり、前の2者ほどではないものの
選ぶ楽しみはありました。

驚きなのは「ブラックプール市電」。
市電の停留所に近い観光案内所でグッズを売っている場所を聞き
確か市庁舎の一角にあったかと記憶しています。
当時、日本では『公営』交通機関による
グッズの製造販売はそれほど多くなかったと思いますが
ここは違って少なくとも「選ぶ楽しみ」があるほどは
揃っていました。

さて、写真のグッズたちの今ですが
2階建て路面電車のモデルは棚に鎮座しています。
他は日常使用でマグネットは冷蔵庫にくっついています。

(完)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!