2014年11月07日 19時13分

南海電鉄「天空」の旅(8)2300系で高野線探訪。

今日は、平成26年9月28日(日)、「天空」の旅の往路で撮影できず、帰路で撮影した高野線風景を集めてみました。

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まずは紀伊神谷駅の入線。トンネルから覗く駅の明るさで私のガラスへの写り込みを誤魔化しています。

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紀伊神谷で極楽橋行きの電車と交換。ここ紀伊神谷は秘境駅の雰囲気バリバリ。駅員さんがいたのには驚き。

この感じ、好きです!

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上古沢駅付近。山里の風景です。

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12:07、上古沢駅到着。山しか見えません。やっぱりここも堂々たる秘境駅の印象がありました。

もっとも電車の本数が多いし、特急も走る路線なのであくまでも眺める風景についての私の感想です。

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いよいよ九度山駅まで下ってきました。山線だけに大私鉄南海にあっても中小私鉄の交換駅の雰囲気がでています。

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最後に紀ノ川を渡ります。往路では、この鉄橋が「天空」の最初のハイライトだったはずなのですが、不覚にも“乗った”嬉しさが先にたち、まともな写真を撮っていません。流石に帰路は冷静です。

こうして南海電鉄高野線「天空の旅」が完結しました。橋本着は12:30でしたので、僅か2時間足らずの小さな旅。でも満足感は計り知れないものがありました。

2014年11月06日 19時11分

南海電鉄「天空」の旅(7)2300系ズームカー。

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極楽橋発11:49の橋本行きは、11:43着の折返し。2300系は初乗車で、期待感が高まります。

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左側(一番線)がこれから乗車する各駅停車。右側が12:07発の「天空」で写っているのは特別料金不要の自由席車である2000系です。停車している位置に差があるのは、一番線ホームが少々奥まで入っているためです。

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この系列ではステンレス車体に花が描かれており、この車両では「しゃくなげ」です。その色の鮮やかさが山岳地帯の緑にマッチし、美しいと感じました。ところで2300系は転換クロスシートでなおかつ窓の大きさが半端ではありません。もしも「天空」が満席でも、風景を楽しむだけなら、この電車でも遜色はないのではとさえ思えました。少なくとも2000系のロングシートよりは遥かに観光気分に浸ることができます。

話を11:49発の各駅停車に戻しますが、恐らく10名を軽く越える外国人の方が乗られており、流石世界遺産です。

2014年11月05日 17時08分

南海電鉄「天空」の旅(6)これが極楽橋。

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さて駅を出てダッシュ。11:24着の「こうや5号」を向かえ撃ちです。

極楽橋駅の近くにこんな赤い橋があるのは知る人ぞ知るかもしれませんが、この橋こそが駅名の由来である「極楽橋」です。まずは31000系。

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11:26発の「こうや4号」。こちらは30000系。

一応狙って撮っている所謂「撮り」なのですが、橋の欄干をどこまで入れ込むかを粗雑に扱ったので何れも中途半端な感じになってしまいました。こうして撮影できただけも良しと自分を納得させています。

高野線もケーブルカーも列車本数はありますので、少し時間を取って、ここでの撮り鉄も面白いと思います。

(参考)この橋の存在はたまたまWikipediaの「極楽橋駅」で知り、それで出かけました。

2014年11月04日 20時04分

南海電鉄「天空」の旅(5)天空の車内。

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極楽橋に到着してようやく落ち着いて「天空」を撮影するチャンスが来ました。天空の極楽橋発は12:07。時間はタップリあります。もっとも私はその前に出る11:49発の橋本行きに乗車&他にやることもあったのでとりあえずこの撮影を済ませました。

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和歌山電鉄もとい和歌山電鐵の電車と同系列の電車の改造ですので同じ「改造仲間」ということで何か親しみがあります。

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ついでに駅構内も撮影。これまで来た時にこんなこった照明があった覚えがないので、やはり心の余裕の違いでしょうか?

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更に11:16発の高野山行きを後追いで一枚。

2014年11月03日 21時02分

南海電鉄「天空」の旅(4)高野線の絶景。

高野線の楽しみは風景だけではなく、急勾配、急カーブ、トンネル、鉄橋が連なっていること。

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ここ丹生川橋梁は撮り鉄スポットでもあります。

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こんな山深いところによくも鉄道を作ったものだと感心するよりも、更にこの奥に堂々たる宗教の聖地があることに驚きを禁じ得ません。

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20メーター車が入れないことは当然としても、17メーター車でもきつそうなカーブの連続です。

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山道を上って上って11:11に極楽橋に到着。4両編成が限界の山中の駅ですが、狭い場所に工夫を凝らして作ったことがよく分かります。

2014年11月02日 20時57分

南海電鉄「天空」の旅(3)天空に乗車。

タイトルの本題にいよいよ入ります。南海高野線に乗るのはこれで3回目。

1回目は昭和54年(1979年)10月13日。

これは高野線の乗りつぶし。

2回目は平成15年(2003年)11月1日。

こちらは鋼索線(高野山ケーブル)の乗りつぶし。

そして今回は電車の「乗り鉄」です。

ところで私の好きな「日本の山岳路線ベスト3」を挙げて欲しいと言われたら、ここ高野線(橋本~極楽橋)と大井川鐵道井川線、JR飯田線(本長篠~天竜峡)となりその中でも…ここからは甲乙付け難いですね。

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さてその高野線の山岳区間に観光列車「天空」が登場したのが平成21年(2009年)。2200系改造の展望車に一度は乗ってみたいと思ってはいたものの、名古屋から和歌山県のここ橋本へは、距離はともかく心理的には若干遠く、やっとこの日に念願が叶いました。

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どちらが先に運転を始めたかはともかく、JR東海の117系「そよかぜトレイン117」にも似た開放的な「展望柵」。

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そこから風を感じながら眺める風景は気持ちよく、ズーっとそこにいたいと思ったものの、ここは大人気スペース。譲り合いながら暫し楽しみました。

天空

橋本10:32発の「天空1号」の座席指定券。私のような個人客はフリーダイヤルで電話予約という大私鉄にしてはアナログな方法をとっており、しかも発売日が10日前からということで、旅の予定を立てづらいというのもここに来ることを躊躇させる理由の一つでした。

なおこの日は当日券も発売されていました。

2014年11月01日 20時54分

南海電鉄「天空」の旅(2)和歌山線の“国鉄”105系。

和歌山線和歌山駅発奈良行きの出発時間は9:04。

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“JR”ではなく“国鉄”と言いたくなる105系電車の登場。この系列には、ひょっとしたら仙石線で乗っているかもしれませんが、記憶では多分、今回の和歌山探訪が初めてだと思います。

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車内からのスナップ。電車の並びが和歌山らしいと思えるこんな写真もたまには撮影しています。

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現役の扇風機。JR西日本の文字がJNRに見えました。

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10:06、橋本駅に到着。南海電車のお出迎えです。

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駅舎は外形的にはJR・南海が一つとなっていますが、改札は分かれており、かつ南海の改札は橋上駅の形態となっており、慣れないと戸惑うかも知れません。

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駅前にあった「楳図かずおのまことちゃん」像。『駅前一番計画』とあるのも面白い感じ。町おこしの一環だとすれば随分濃いキャラクターの起用だと思います。もっとも私・個人的には「あり!」です。グワシ。

写真を撮る人が皆無で寂しかったですが、私のような観光客を見かけなかったので当然と言えば当然です。

※参考:楳図かずおさんは橋本市のお隣、高野町の出身だそうです。

2014年10月31日 20時07分

南海電鉄「天空」の旅(1)和歌山駅にて。

今日から和歌山の旅の続きです。

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平成26年9月28日(日)。天気は晴れ。JR和歌山駅を起点にまずは和歌山線橋本駅を目指します。その心は南海電鉄高野線「天空」に乗ること。詳しくはまた後日。

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さてこの日の朝、阪和線は車両トラブルで運転見合わせとなっていました。一歩間違えば、私が巻き込まれたかもしれないということになるのですが、それはともかく、この地図も入ったモニター表示はこうした非常時のその時点での状況が分かりやすく、いいサービスだと思いました。他の鉄道会社はどうなっているのでしょうか?

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この8:43発の特急「くろしお8号」京都行きは一体この後どうなるのだろうか等と心配になり写真を撮ってしまいました。野次馬根性丸出しですね。

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ところでJR西日本和歌山駅からの路線でICカードが利用できるのは阪和線だけです。当初、私は和歌山市駅はてっきり使えると思い込んでいました。南海との共同利用駅というのがその理由ですが、前日、たまたま乗車券で入っていたので事なきを得たのですが、和歌山市駅の到着時にそれに気付き、もしも和歌山駅でマナカを使っていたらOUTでした。

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とまあそんなこともありつつ、和歌山駅を離れる前にたま電車を見ることができました。ラッキー!

2014年10月26日 20時47分

 昭和50年(1975年)3月以来の『紀勢本線』。

平成26年(2014年)9月27日(土)は紀勢本線の「和歌山」~「和歌山市」間も乗り直しました。前に乗ったのは昭和50年(1975年)3月30日です。

※この区間は、愛称がある「きのくに線」ではなく「紀勢本線」です。

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それはそれとして和歌山駅の階段にはネコの足跡が…。「たまちゃん」の影響かな?

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17:14発の和歌山市駅行きの2連電車。

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17:20に和歌山市駅に到着。南海電車加太行きとの並びが見られます。

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和歌山市駅の外に出て、ここからはバスで和歌山駅に戻りました。街並みを見ながらの移動は何となく一寸した観光気分。

それにしても何だか人通りが少なく感じる駅前風景。この10月1日現在の人口は364,294人(和歌山市HP参照)という都市規模で、JRと私鉄の拠点駅がかなり離れているということもそんな風に感じた要因かも知れません。

2014年10月25日 20時40分

和歌山電鐵(7)たま電車に乗った!

平成26年(2014年)9月27日(土)、16:18頃。2分ほど遅れている「たま電車」が到着。

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駅撮りではこれ位が限界ですね。

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さて車体にあるたま駅長の大きなイラスト。可愛い!一言なのですが、ここは人気撮影スポットで、順番待ちをしてやっと撮影しました。

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この電車の貴志発は16:26で色々なパーツを撮影していても、時間の余裕はあります。まあそれにしても芸の細かいところが一杯見つかって笑っちゃいました。

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車内も可愛らしく、一眼レフを首から下げ、ズーッと撮り続けていた若い女性がいました。時代ですね。あっ、この“時代”というのはそもそも「女性の一眼レフ」にかけているのですがなおかつ、人が乗っている車内で撮りまくっていたことに対しても、です。以前は鉄ちゃんの専売特許でしたが…。

乗ってみての感想…おもちゃ電車もそうですが、この電車で通勤・通学する人たちの感想を聞いてみたい。(笑)万葉線のドラえもん電車もですが…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!