知覧の後は鹿児島市内で少し観光してから鹿児島空港に向かう予定でしたが、さすがに疲れ果て空港に直行することにしました。
1月7日(日)、鹿児島からの帰路は鹿児島空港発19:45のANA360便。
(余談)流石の私も鹿児島交通知覧線の廃線跡巡りを特攻隊と組み合わせる気持ちになれませんでした。
肥薩線の嘉例川(かれいがわ)駅が鹿児島空港の近くで、車ならそれほどの距離では無いのは知っていましたが、鹿児島空港に向かう道路に「嘉例川駅」まで**キロの案内が、何回も出てくるとは知りませんでした。で、時間はたっぷりあるので帰りがけの駄賃で向かうことに。嘉例川駅が私に来て欲しい!と言っている。
で、さすが案内表示があるだけに広い駐車場があるのには驚きました。今や鹿児島の観光地の一つなのですね。
150メートルを歩き、駅が見え始めるとワクワク。しているつもりは無かったのですが、あとで同行者に「足取りが軽かった!」と指摘される。でもスキップはしていません。階段だから危ない。
明治時代に作られた登録有形文化財の駅舎。
正月の飾りつけがこれほど仰々しいとは想定の範囲外。普段着ではありませんが、こうした晴れの装いの日に来られたのはある意味ラッキー。
風情ある改札口。
17:19。冬の夕暮れ。目ではもっと暗いのですが、写真では明るく写っています。
黄色いポストと言えば西大山駅。
かつて日本最南端だった駅。
この記念写真も2度目。
1月7日(日)はレンタカーで回っており、たまたま見つけた菜の花畑に寄り道。
最後は開聞岳を背景にした一枚。
《指宿界隈の菜の花畑の思い出》
先日も少し書いた旅番組のロケですが、実際の撮影は確か2月末か3月頭だったと思います。新年度である4月最初の放送回用で、鮮やかな黄色で画面を飾る予定だったのですが、そのロケ当日に限って何と雪!それも数センチ積もり、白一色の菜の花畑に到着し、唖然茫然(あぜんぼうぜん)。昼頃には気温が上がり、雪は解けるとのことでしたので取り敢えずスタッフ全員、喫茶店に避難し雪解け待ち。26年間報道・制作現場の仕事をしましたが、撮影で雪の解けるのを待ったのは後にも先にもこれ1回。その時、地元の方に聞いた教訓→「鹿児島ではたまに雪が降ります」。確かに。珍しいと言えば珍しいのですが…。
この日の宿に到着。実はその旅館に泊まるのは2度目。20年以上前に旅番組の下見で1泊。その時の印象が良かったので今回の宿もそこにした次第。
まずは指宿名物である天然の砂むし温泉を堪能!砂むし風呂に入っているところは宿の方が有料で撮影してくれます。当方も1枚買ったのですが、今回の公開は差し控えさせていただきます。(笑)
それにしても温度が思っていたよりも熱く、頑張って長時間入っていると低温やけどを起こすので注意!だそうで私は10分ほどで出ることにしました。
日本旅館の料理も様変わりしていると思った前菜。
刺身には細工された昆布。
鹿児島名物黒豚の角煮。
鹿児島にあって、あえて焼酎ではなく地酒(日本酒)を選択。
七草がゆで〆。正月気分。
薩摩高城駅に戻ってきました。
14:02に放ちの鐘ではなく、出発の鐘が鳴らされました。話は変わりますが、この写真の撮影とブログでの掲載の了解はこのスタッフに取っていますが、最近ブログやSNSで見かける「許可を得て撮影」の文言について、私はこのブログでどこまで書くかをいつも自問自答しています。基本的な姿勢として、このような写真を撮影する場合は「撮影して良いですか?」と聞いており、まあ観光列車で断られたことは一度もありません。逆に“普通”の列車では、乗務員さんを写すことは状況により遠慮する場合もあります。「許可を得て撮影」は免罪符ではなく、私自身の考え方としてはマナーとして書いている場合もあります。
それはさておき「東シナ海に一番近い駅!!」での散歩は終了。
地元の方が見送る中、定時で出発。オレンジ食堂の充実したイベントが全て終わりました。満足!
14:19定時に川内(せんだい)駅到着。
さあこれから新幹線で鹿児島中央駅に戻ります。