2018年02月24日 16時37分

おれんじ食堂(19)放ちの鐘。

海岸に出てきました。

恋愛パワースポットだそうな。

恋愛のパワースポットなのに「放ちの鐘」だそうな。

“放し事”“捨て事”“絶ち事”“縁切り”とあり、恋愛パワースポットとはえらい違い。

この鐘を私も同行者も鳴らしたけれど、私たちはいったい何を願ったのだろうか?

解き放された鳥たち。なのかな?

この日は風が強かった。

「放ちの鐘」…。因みに平成27年に作られたものです。

2018年02月23日 16時35分

おれんじ食堂(18)薩摩高城駅。

西方駅で6136Dと交換。(6136Dの西方発は13:43)。くまモンとはこの駅で本当にお別れです。

※こうした写真を撮影していること自体、鉄ちゃんの証。でも観光客も興味津々の様子。さすがくまモン。(←あなたも観光客です)

人形岩。「薩摩川内観光物産ガイド」のホームページによれば「地元では、この岩は子供を抱えた母子の姿に見えることから、漁から帰らぬ夫の無事を祈り続けたまま息絶えた母子を不憫に思った海底の守り神が、岩の塊に変えてしまったという伝説が語り継がれています。※人形岩の伝説には諸説あります。」とのこと。

車内でも同様の案内放送があり、それで撮影した1枚。

薩摩高城(さつまたき)駅到着。急なカーブにある駅のため車両とホームの間に大きな隙間があり、こうした渡り板が用意されています。決して東武鉄道浅草駅ではありません。ここは鹿児島県です。

※薩摩高城は難読駅名です。今回の肥薩おれんじ鉄道の旅では駅名にルビを振っていますが、ここのような明らかな難読駅だけではなく、八代、日奈久温泉、佐敷、津奈木、水俣、出水、阿久根の各駅も、知らないと読み方を間違える駅だと思ったのがその理由です。

巣箱が取り付けられている。

薩摩高城駅は13:48着で14:05発の17分停車。その時間を使い、海岸を目指す。

途中で振り返ればそこには駅がある。周りには何も、、、ない。

2018年02月22日 20時33分

おれんじ食堂(17)デザート登場!

阿久根駅のお土産。

いずみ鶏のパン粉焼き(チーズとハーブ)熟成トマトソース。伊佐米。本日の漬物。薩摩汁。

阿久根駅出発直後の13:08撮影。はっきり言ってコース全体では女性で完食するには量は多いと思います。もっとも満足感は十分にあります。

何枚写したか分からない海の景色。でも、岩の上に鳥居を見つければそれは別。ここにはどんな歴史があるのでしょう?参考までにネットで検索すると「すみっ瀬」という名前が出てきます。

牛ノ浜駅。ここで約10分停車。運転停車なので扉は開きません。6333D(牛ノ浜発13:23)に先を譲ります。

信号が変わり13:28に出発。こうして撮影していると旅番組のロケ気分。「時間がゆっくり流れているのを、各駅停車の列車に追い抜かれることで表現…」とかね。

平成30年(2018年)の最初の鉄活。1月6日(土)の『おれんじ食堂2便(下り)飲食付きパッケージプラン SPECIAL LUNCH[スペシャルランチ]』は13:27に撮影したこのデザートで終了。

「おれんじ食堂」の旅も残すところ約50分。

肥薩おれんじ鉄道の八代~川内間は116.9キロ、運賃は2620円。第3セクターでは一番の長距離路線。そしてこの路線を各駅停車で乗りとおすと全線で2時間半程度はかかります。などなどランチが終われば結構現実的なことも考えている私。

2018年02月21日 16時31分

おれんじ食堂(16)あくねツーリングSTAYtion。

「あった」と過去形で、その存在は知っていた「あくねツーリングSTAYtion」。一般的にはライダーハウスと呼ばれるオートバイなどで旅をする人を対象にした寝台列車を改装した宿泊施設。

「なは」の文字が読み取れる。

「見学ご希望…」との表示があるので、多分、中を見ることが出来るのでしょう。(2014年に営業を止めたらしい)

オハネフ25 2209。「DUET」とある独特な窓の配置。

オハネフ25 206。

こうした寝台車改造の宿泊施設には停まったことがありません。そもそも20年以上前に、寝台特急さくら号で名古屋から小倉まで乗車して以降、夜行列車そのものに乗ったのが平成27年(2015年)2月27日の「北斗星」まで空白期間があり、食わず嫌い状態だったとも言えます。今更ですが、動く寝台列車だけではなく、こうして動かない寝台列車にも興味が湧いている今日この頃。

雨ざらしの実物の寝台車を見るにつけ、残念さとこうした施設運営の難しさを感じた次第。

なぜかここだけ説明あり。理由は不明。

おれんじ食堂の停車時間は、貴重な鉄道遺産(と言ったら叱られるかな?)巡りをすると時間が足りない。

2018年02月20日 20時29分

おれんじ食堂(15)阿久根駅。

阿久根駅は12:54着で13:05発。

既に3時間近く車内の人。「想像していたよりも飽きないね。」とは同行者の弁。

モダンな外観の駅舎。

駅の中にあるには、阿久根特産のボンタン(文旦)で多分正解だと思う。

(改宗された)駅舎は水戸岡鋭治氏のデザインで、木をふんだんに使っていることで、凝った造作にも関わらず落ち着きを感じさせます。

阿久根屋には地元の物産が勢揃い。

この駅ではレンタル傘もあります。ついこういったところにも目が行く。

2018年02月18日 16時27分

おれんじ食堂(14)食事のスタート。

出水発12:21。この駅を出ると食事が始まります。

駅での手を振っての見送りを受けながら、こちらは熊本県水俣市の地ビール「不知火海浪漫麦酒」からスタート。

同行者は桜島小みかんクラフトチューハイ。

太刀魚入りの茶碗蒸し。

細かいメニューの内容はここでは省略しますが、茶碗蒸しを撮影したのが12:22。この料理は12:30の撮影。そして最後のデザートが出たのが13:29ですから、ほぼ1時間のランチタイムとなっています。

で、食べ始めた直後、「クロヅルがいます」のスタッフの方の案内で示された方向を見れば確かに大きな鳥がいる。「あっ!」と思いつつその方向にカメラを向けてシャッターを押したものの…。

冬の出水では常に窓外に注意すべし!これが今回の教訓。必ずではないもののツルの姿を見かけることはよくあるそうです。

海の景色もこの辺りともなれば見慣れた風景。外は寒くともおれんじ食堂の中はヌクヌク。この暖かさの中から外の風景を楽しみながらの旅は、冬場では大切なポイントです。20代、30代の頃は寒さには強かったと思うですが、齢(よわい)を重ねてすっかり耐性がなくなっています。

2018年02月17日 20時25分

おれんじ食堂(13)出水駅とツル。

2・3番線ホームにはツルのオブジェあり。

この旅の同行者は小学生の頃にここ出水に来たことがあり、その時にこれらのツルが駅にいたことを覚えているとのこと。そんな歴史のあるオブジェなのですね。

ある意味シュールではあるものの、町の象徴としてそれだけ大切にされているという事でしょう。さてこのツルたちですが、今回のおれんじ食堂の乗客で記念写真を撮影していたのは私たちだけ。もっと宣伝しても良さそうな気がしました。

ところでここ出水は、「鹿児島県のツル及びその渡来地」として国の特別天然記念物にも指定されています。最初、ツルが飛んでくるので“飛来地”と言うと思っていたら“渡来地”でビックリ。出水市や鹿児島県のHPでは“渡来地”となっている一方、その他の観光情報は“飛来地”です。日本語での使い分けはあるようなのですが、私にはハードルが高すぎてこの話はここまで。

隠れた出水駅名物と言って良いのでしょうか?銀河鉄道999の顔出し看板。おれんじ食堂のスタッフの方に教えてもらいました。

これは2010年から2015年まで運行していた「銀河鉄道999」ラッピングの『さよならキャンペーン』の一環でここ出水駅に設置されたそうで、それが今も残されており、「銀河鉄道999」ファンの方は一度ここで顔出し写真に挑戦されては如何でしょう。

車両基地があれば必ず撮影する一枚。

ここ出水駅には新幹線の駅もあり、そのデザインは舞うツルだそうです。確かに!

2018年02月15日 20時23分

おれんじ食堂(12)出水駅前のC56 92号。

出水駅前にはC56 92号機が保存されています。

屋根の下での静態保存。

保存状態は良さそう。

運転台には階段を使って入ることが出来るのですが、入った瞬間、この色に圧倒されました。何と表現すればよいか分かりませんが、鮮やかすぎて不思議の国に彷徨(さまよ)いこんだ気分。

地元の方がちゃんと整備されているのでょうね、きれいです。とか書きつつこのC56との対面時間はほんの数分。この駅は他にも見所あり。

2018年02月13日 20時22分

おれんじ食堂(11)「おれ食」停車。

先頭車に陣取っていると、いろいろ発見があります。結構な確率で出てくるのが「おれ食」の標識。

観光のポイントとなる場所では、減速したり停まったりします。

薩摩街道と言う文字が見えるので、江戸時代、薩摩の藩主はこの道を通って、はるばる江戸と薩摩を往復したのでしょう。

出水(いずみ)駅に到着。12:02から12:21までの19分停車。出水はツルの飛来地として知られており。1月6日(土)の飛来数は15360羽。凄いですね。という言葉しか見つからない。

出水駅構内にはD51の動輪が保存されています。

在来線(肥薩おれんじ鉄道)の出水駅舎。で合っているのかな?今一つ自信がありません。

2018年02月12日 20時46分

おれんじ食堂(10)水俣駅。

モノレールの線路だけを見て、直ぐにトンネル通過。

そこは九州新幹線との立体交差。やはりすれ違わず。

津奈木駅は初下車。民家の端っこに出入り口を付けたような感じ。あくまでも個人の感想です。

列車は11:23着の同時間発。列車が停まって直ぐに外に出て、撮るだけ撮って車内に戻り。

11:32、水俣駅到着。その昔、ここから山野線という路線があったなんてもう知らない人の方が圧倒的に多数。

11:44の出発までしばし散歩。駅舎内の待合室はおしゃれでかつ使い易そう。

おれんじ食堂の水俣駅でのお土産。

車内で楽しめる焼酎ラインナップ。全種類飲もうとするのははっきり言って無謀です。そんな人はいないか。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2021年2月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!