2011年04月16日 9時00分

「指宿のたまて箱号」(6)錦江湾の風景。

車内放送では「特急 指宿のたまて箱3号」ではなく、
「“観光”特急 指宿のたまて箱3号」とアナウンスしていました。
そうなんです。この列車は単なる「特急」ではなく「観光特急」なんです。
ここまで堂々と言われると、
『そうですね。乗っているだけで楽しいですね。窓外の風景も素敵ですね。』
と、素直に反応してしまう私です。

で、錦江湾を見ていたら、我が系列とはライバルの「フジテレビ製作」の
映画『LIMIT OF LOVE 海猿』を思い出してしまいました。
この映画はご存じの方も多いと思いますが、ここ錦江湾が舞台となっており、
やはりこの風景があったからこその映画だったのだと、
改めて感じ入った次第です。
確か6年ほど前の公開でしたが、あの時、鹿児島(錦江湾)フィーバーが
起きて観光客が殺到という現象はあったのでしょうか?
※“フィーバー”何て言葉は、今時使いませんね。

同行者がいると、多分、会話をしていてあまり風景を
堪能できないこともあるのでしょうが、一人だとズーっとのんびり
窓外を楽しめますし、色々と思い出すこともあります。
ま、若干侘しいというか“強がり”の感はありますが…。

2011年04月15日 18時52分

「指宿のたまて箱号」(5)サツマパープル。

私が座っていた2号車10番A席です。(左側の写真)
目の前の窓は、戸袋窓+幅の狭い窓ですが、実は乗車日の3月24日、
名古屋駅で新幹線乗車直前に購入したという事情があり、
まずは、海側の席が取れただけラッキーでした。
(乗ってビックリ、ほぼ満席だったため)

ところでこの日、鹿児島中央駅で“黒豚系”の駅弁を買い込んで
「いぶたま」に乗るつもりだったのですが、
写真を撮影している間に、買う時間がなくなり、
結局そのまま乗りこんでしまいました。
実は、駅弁を買う時間が無くなることは想定内で、
家で使用済みのペットボトルに水を入れ、
シリアル・お菓子・バナナ等々を手当たり次第にバッグに入れて来ており、
それを昼食にしたのですが、隣の方の駅弁が大変美味しそうでした。

でも、それではあまりにも味気ないので、車内販売で調達したのが
右側の写真の一本の瓶。

「サツマパープル(SATSUMA PURPLE)」といい
『さつま芋+麦芽+ホップ』で作られた発泡酒です。
“パープル”という位で、紫芋を使っているそうで、
鹿児島県枕崎市の「薩摩酒造」で作られている『地ビール』ならぬ
『地発泡酒』。

車内で飲むにはGOODでした。

因みに紙コップはもらわず、“ラッパ飲み”。
少々下品な印象ですが、その方が南国の風景にフィットし、
雰囲気を楽しめるのではと思い実行しました。
他の乗客の中にも同様の方がいらっしゃり、思わず意を強くした次第です。

2011年04月15日 8時09分

「指宿のたまて箱号」(4)塗り分けはここまでやっている。

「いぶたま」は、『キハ47/9079』+『キハ47/8060』の
2連です。

渡り板(という名称で良いのかな?)も綺麗に塗り分けられ、
その真ん中にある蝶番(ちょうつがい、ヒンジの方が分かりやすいかも)も、
一つの部品がチャンと“白”と“黒”になっています。
まあ、車両全体から見れば多少のズレは、
誤差の範囲とも言えるのでしょうが、決してそんな手抜きはしていません。
やはり、「いぶたま」の『顔』の一部だからこそ
このような“手間”をかけているのでしょう。
もっともここで手を抜いたら、大袈裟かもしれませんが
JR九州の『会社』としての姿勢が問われるでしょうが…。

また私としても「ここまでやっているんだ!!」と思ったからこそ
写真を撮り、そしてここに書いている訳です。

また、白い塗装部分の文字は“黒色”で、黒い塗装部分の文字は
“金色”となっており、これは「いぶたま」仕様と言っていいでしょう。

ついでに、どうでもいい話しをもう一つ。
この写真を見ただけで、どちらが「指宿」側の車両かが
分かってしまうのも面白い!と思いました。
(「白」が海側、「黒」が山側のため)

やはり私は「鉄」なのでしょうか?

2011年04月14日 18時10分

「指宿のたまて箱号」(3)「いぶたま」。

外観(形)をキハ47形から変えられないだけに、
内装と、車体の塗装は凝りまくっています。
「白」と「黒」という2色をベースにした車両にあって、
特に「黒色」の上で引き立つ『金色』の使い方がとても美しいです。

上段写真の「IBUSUKI NO TAMATEBAKO」の金文字も、
ともすると品が無くなる可能性があったかと思いますが、
金色の緩やかな右肩上がりのラインの上に乗せることで、
その辺りを上手く処理した感じです。
●私は、プロのデザイナーで無いにも関わらず、
思いつくまま勝手に評論しています。
多分、仕事のパートナーとしては一番組みたくない相手でしょう…。

そして、下段写真は「IBUTAMA」とあります。
「指宿のたまて箱号」では長いので、「いぶたま」が愛称だそうです。
長い名称を縮めて言うのは名古屋人の得意とするところで
「名古屋駅」が大して長いわけでもないのに「めいえき」と縮めたり
しているのですが、今回だけは思わず「にこたま」を
思い出してしまいました。
(東急の「二子玉川」のことです)

なぜか先回からどうでもいい話しばかりですね。
次回からもう少し、情報を入れます。(反省!!!)

2011年04月14日 8時07分

「指宿のたまて箱号」(2)白と黒の世界。

「特急 はやとの風号」に始まったJR九州の普通型気動車の
改造特急車ですが、キハ47形の「指宿のたまて箱号」も、
『参りました!』という他に言葉がありません。

今回もJR九州と言えば『水戸岡鋭治』さんのデザインで、
1億6000万円をかけて改造したそうですが、
1日最大で1100円×60名×3往復=396000円の
特急指定席収入+運賃収入が見込めるものの、運行経費も掛かるため、
ペイまでは長期戦になりそうです。

少々夢のない話しをしてしまいましたが、
白と黒の縦の「ハーフ&ハーフ」は、不思議な感じです。
咄嗟に劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」で見た“怪人”の
白いマスクを思い出してしまいました。
単なるイメージなのですが、知っている人にしかわからない話しで恐縮です。
また、これほど共感が得られなさそうな例えをお許しください。
(最近は見ていませんが、私は10数年ほど前まで劇団四季のミュージカルを
時折見ていました)
もっとも、この“白と黒”を縦にすれば、
ビールの「ハーフ&ハーフ」だとか、
これが“赤と黒”ならフランスの作家「スタンダール」の名作か?
などと更に訳の分からないことを考えていました。
尤も“赤と黒”はタイトルしか知りません。

そんなことはさておき、ありそうで無かった(私が知らないだけ?)
縦で色を塗り分ける手法は、とても新鮮に見えました。

今、長崎本線では「白一色」と「黒一色」の特急が走っていますが、
ここ鹿児島ではその両方を一度に楽しめるということでしょうか?

2011年04月13日 18時01分

「指宿のたまて箱号」(1)鹿児島中央駅入線。

3月24日(木)、『さくら543号』で11時27分に
「鹿児島中央駅」着いた私は、新幹線ホームで撮影した後、
11時40分過ぎに、3番線ホームにやってきました。

次に目指すは、「特急 指宿のたまて箱3号」です。
11:52発の3071Dは、
3072D「特急 指宿のたまて箱2号」の折り返しで、
定刻の11:45に到着しました。

何と、普通列車並みの7分しか折り返し時間がありません。
因みに、この「指宿のたまて箱号」は、指宿での折り返し時間も短く、
●「1号」の指宿着10:46、「2号」の指宿発10:53
●「2号」の鹿児島中央着11:45、「3号」の鹿児島中央発11:52
●「3号」の指宿着12:43、「4号」の指宿発12:52
●「4号」の鹿児島中央着13:46、「5号」の鹿児島中央発14:01
●「5号」の指宿着14:58、「6号」の指宿発15:06
となっており、最大でも15分です。

わずか1時間弱の区間とは言え、1編成で、日中に3往復させているので、
止むを得ないとはいえ、なかなかのハードスケジュールです。

2両編成で、定員が60名というコンパクトさゆえに出来る芸当でしょうが、
乗ってきた方が下車し、車内整備をしている間にUPの写真を撮影し、
指宿方面への乗客が乗り終わった後に列車の全容を撮影したら、
それだけで時間切れでした。
※乗降が終わらないと、この列車の周りから人が引かない。
もしもそれを気にせず撮影したとして、人だかりの向こうにしか列車が
見えない状況でした。

2011年03月31日 9時00分

九州新幹線(3)「さくら号」N700系の揃い踏み。

上の写真は、N700系の3列車揃い踏み。
なかなかいい感じだったので撮りました。

下の写真は、「鹿児島中央駅」のホームから見た
鹿児島のシンボル“桜島”です。

私が生まれて初めて鹿児島の地に降り立った昭和48年7月30日、
この日、鹿児島の町には“桜島”の灰が降っていました。
列車が西鹿児島の駅に近づいていた時、
最初、私は「狐の嫁入り」(晴天なのに小雨が降ること)かと思いきや
『灰』が降っていることに気付き、その瞬間、『鹿児島の』いや
『桜島の洗礼』を受けた気分でした。

平成23年の3月24日に『灰』は降っていませんでしたが、
桜島は噴煙を上げていました。
※写真のこの角度では見えません。悪しからず。

「東北地方太平洋沖地震」の影響で、乗客の動向が心配でしたが、
博多駅を出た時は指定席・自由席とも7~8割の乗車率で、
熊本で下車する乗客は多かったものの思ったほどではなく、
鹿児島中央までの乗客が中心でした。

これまでも先行き不透明な時代と言われてきましたが、
本当に先行きが読めなくなりました。

日本の国旗『日の丸』は、桜島から昇る朝日の美しさからとられたとも
謂われています。
震災の痛みを乗り越え、再度“日本の日の出”が早く来ることを
願うばかりです。

2011年03月30日 18時18分

九州新幹線(2)「さくら号」新八代駅。

N700系「さくら543号」の快適な“2×2”指定席に揺られること
約50分(10:38頃)、「新八代駅」が近づいてきたら、
つい先日まで使われていた在来線の線路が迫ってきました。
●それが上段の写真です。

線路は既に錆び始めており、毎時2本の「リレーつばめ号」が
行き交っていたのがもう遠い日の事のようです。
何だか一抹の寂しさと諸行無常を感じ入りました。
ただ一方で、在来線のホームに電車が到着しないことに
不思議と違和感がありませんでした。不思議です。
●下段の写真は、この3月11日までの同一ホームでの
『新幹線』⇔『在来線』の乗り換え風景。(平成16年6月5日撮影)

ところで、山陽新幹線を最高時速300キロで走ってきたのに比べ、
九州新幹線の最高時速260キロは明らかにスピードダウンで、
たかだか40キロの差とは思えないほどゆっくり走っているという感覚に
陥りました。
また、駅のホーム長の差も歴然で、九州新幹線ではそれこそ
“あっ”という間に通過してしまいます。
東海道・山陽新幹線とは違い、ちょっと脇見していたら駅の通過に
気付かないほどでした。
平成16年6月5日に「鹿児島中央」~「新八代」間を乗った時は
各駅停車の「つばめ」だったのであまり感じていませんでしたが、
まるで、在来線の駅を通過している気分でした。

何れにしろ新規乗車区間の130キロ(営業キロは151.3キロ)は
これで完乗。ここからは先は既乗区間です。

2011年03月30日 8時00分

九州新幹線(1)「さくら号」博多駅入線。

3月12日(土)、九州新幹線の「博多駅」~「新八代駅」間が開業し、
これで「博多駅」~「鹿児島中央駅」間256.8キロ
(営業キロは288.9キロ)が全通しました。
ということで、先週の木曜日(3月24日)に、
勇気を奮って乗って参りました。

写真は、「博多駅」に入線するN700系の『さくら543号』です。
さて、なぜこの電車?ということになるのですが、
実は名古屋から新幹線の乗継で、一番早く「鹿児島中央駅」に
到着する列車だったからです。

名古屋発6:20「のぞみ95号」
博多着9:40
博多発9:49「さくら543号」
鹿児島中央着11:27
※「さくら543号」は、新大阪発6:50で
新山口で「のぞみ95号」に抜かれる。
つまり追いつけるということ。

最初は、新大阪から「みずほ603号」も考えたのですが、
やはりどうせなら鹿児島中央まで最速で着くことを優先させました。

それにしても隔世の感ですね。朝、名古屋を出て“鉄道”で
昼前に鹿児島に着くなんて…。全く夢のようです。
山陽新幹線が無かった時代の話しですが、名古屋からの昼行列車で、
九州まで行っていたのは熊本行きの特急『つばめ』と
博多行きの急行『玄海』の2本だけでしたし、
新幹線の新大阪乗継でも西鹿児島まで辿り着けませんでした。
もっとも昼行列車で九州に行くことなど考えもしなかった時代です。

2010年12月17日 18時14分

JR九州の平成23年春ダイヤ改正。

今日、JR九州が平成23年3月12日(土)の
ダイヤ改正を発表しました。

当然、その中身は「九州新幹線全線開業」が中心であり
まあ、これが全てと言っても過言ではありません。

その内容は鉄道雑誌のみならず、一般のテレビ・新聞等でも
詳しく報道されるでしょうからそちらでご確認頂ければ
良いのですが…。

私が気になったのは、「800系」のデザイン変更。
これも今日付けでJR九州のHPにさりげなく出ていたのですが
『800系新幹線は、全線開業後に「つばめ」や「さくら」として
運行いたします。そのため、現在、車体に標記されている
「つばめ」「TSUBAME」標記を・・・変更します。
平成23年1月より順次・・・。』とありました。

ということはこの写真で言えばセンターの
「つばめ TSUBAME」のロゴデザイン、
更にいうと乗務員ドアの向こう側の“カッコいい”ツバメの
デザインもあと少しで見納めということ。

九州新幹線全線開業時に、列車の名称が増えるので
「このマークは無くなるんだろうなぁ」と
予想していたとは言え、やはり残念でなりません。
写真には写っていませんが、特に先頭車の先端の“つばめ”の
マークや、赤いラインから繋がって飛翔する“つばめ”は
私はJR九州らしさの象徴であるとまで思っていたので
この現実は受け入れ難いものがあります。

サイドの大きな「表示」が新しいロゴに切り替わるのは
止むを得ないとして、現有車両については
それ以外を残してほしいと切に願っています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!