お酒についてはあまり詳しくはありませんが、ドリンクメニューにカクテル1杯500円~とあったのでそれ用でしょう。『オリジナルカクテル』の文字にも心惹かれたものの、若いころなら「何だろう?」と好奇心全開で果敢に挑戦したのでしょうが、この日はまだ先が長いこともあって大人しくしていました。
佐敷駅では後続の6129D(佐敷駅発11:04)「オレンジ鉄道×くまモン」が先発。そうっ、1月31日にUPしたHOSR‐111です。
各駅での発車合図は“カラーン、カラーン”とよく響く心地よい鐘の音。
佐敷の次の駅、湯浦(ゆのうら)駅から津奈木(つなぎ)駅までは複線区間。何となく肥薩おれんじ鉄道となった鹿児島本線区間に複線区間は無いと思い込んでしました。
おれんじ食堂の連載も7回目。このブログでは原稿を事前に書きためておく場合と、毎日ポチポチ書く場合がありますが、今は当面出かける予定がないため、毎回書いてはあげています。
佐敷駅停車中に揺れない車内を探検。暖簾(のれん)は日本の文化ですね。
テーブルライトが並ぶ姿は、日が暮れてから改めて見たい衝動に駆られました。
テーブル・椅子の配置により、テーブルライト(灯り)の位置が異なり、雰囲気も変わります。
正月の飾り。季節が移ろうとどんな感じになるのでしょうか?
棚の意匠。シンプルだからこそ心憎いデザイン。
肥薩おれんじ鉄道の路線図も「おれんじ食堂」流。だと思っています。
次駅案内は手で架け替えるタイプ。アナログですが温かい印象。
先頭車両でひと際その存在感を示しているのは柑橘類の晩白柚(ばんぺいゆ) 。地元である熊本県八代の特産品。左手前は同じく熊本名産のデコポン。でも右は???乗務員さんにちゃんと聞くべきだった。
ところでこのブログを書くために「デコポン」を調べていたら、登録商標だと知りました。私の仕事の専門分野の一つではあるものの、スーパーでいつも見ており、イチゴとかは個別の品種ごとに商標が登録されているのは知っていますし、柑橘類でも地域商標があることは知っているものの、恥ずかしながらデコポンは品種だと思いこんでいました。
お約束の一枚。特に書くことはありませんが、鉄ちゃんなら多分、撮影するカット。
1月6日(土)10:36頃。天草諸島が見えます。
眼下には海に突き出た岩で休む鳥の姿も。
線路は結構、海岸線に沿っているのですね。この辺りは昭和48年(1973年)7月30日のしかも日中に通っているのですが、西鹿児島駅の到着時に火山灰が降っていたこと以外は何も覚えていません。もっとも全国津々浦々にある絶景の車窓も大体こんな感じ。
佐敷駅に到着。昭和の香りが漂う私好みの駅舎。と思って検索したらどうも1925年に建てられたらしい。言えるのは作り始めたのは大正時代かな?という事。まあ誤差の範囲という事でお許しを。
ここでこの日の「乗車券」の紹介。「JR・おれんじぐるりんきっぷ ワイド」で、これだけで8230円なので、私のようにこれを使うと肥薩おれんじ鉄道という会社にとってはあまり望ましくないでしょうね。と、思った次第。もっとも鹿児島や熊本を起点に往復する人はそれほど多くないかも知れません。
こちらはおれんじ食堂乗車後に、指宿に向かった際の乗車券。何に注目かと言えば、下車時に押印してもらう“乗車記念”の印の違い。これも鉄旅の醍醐味。
おれんじ食堂2便(下り)飲食付きパッケージプラン SPECIAL LUNCH[スペシャルランチ]。
実質的に最初の停車駅と言える「日奈久温泉(ひなぐおんせん)」。10:26着の10:27発なので車内からホームを撮影。俳人種田山頭火の像があったので、家に戻り調べたら山頭火が泊まった宿屋の建物が今もあるそうです。放浪の俳人と呼ばれた山頭火の名前は知っていたものの肝心の俳句が思い出せない。
各停車駅では地元のお土産品あり。ただ私たちは「新幹線+おれんじ食堂日帰り乗車プラン」の「おれんじ食堂2便・スペシャルランチ・乗車プラン」(なんとも長くてすいません)で乗車のため、お土産が4駅となっています。
ただこのプラン、鹿児島中央から新幹線往復(鹿児島中央⇒新八代、川内⇒鹿児島中央)で22800円ととてもお得。一般的なプランは21000円なので、各駅のお土産<価格を選びました。鹿児島中央もしくは熊本を起点にこのおれんじ食堂だけを目的に旅するときは一考の価値ありだと思います。
日奈久温泉駅を出て暫くすると海が見え始めます。「旅をしています。」という気分。いやいや本当に旅をしています。
次に停車の佐敷(さしき)駅は15分停車で11:10発。日奈久温泉駅の次の駅、肥後二見での交換時には既に案内がされていました。急ぐ旅ではなくゆっくりと過ぎる時間を楽しむ旅です。
平成30年(2018年)1月6日土曜日の肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」SPECIAL LUNCH(スペシャル ランチ)。
カウンターにはこれから出されるコーヒーの準備がされていました。
これが私たちの席。2人が向き合うのではなく横並び。ホームページの写真では見ていたものの、実際に見てみれば思ったよりもゆったりした感じです。
10:19。列車は肥薩線と別れ、球磨川を渡ります。そんな写真を撮影していたらコーヒーの登場。
以前は、こうした食事を楽しむ列車とはあまり縁がなく、これまでのラインナップは「明知鉄道/きのこ列車」「豊橋鉄道/おでんしゃ」「道南いさりび鉄道/ながまれ海峡号」「JR四国/ 四国まんなか千年ものがたり」といったところです。前2つは地元密着の列車ですが、後ろ2つは遠来のお客様が対象と思われる観光列車。その中でも、私の頭の中が「食事を楽しむ列車はありだ!」と大きく舵をきったきっかけは「JR四国/ 四国まんなか千年ものがたり」です。勿論「ながまれ海峡号」の印象がとても良かったことがその前にありますが、とにかく「乗る楽しみ」と「食べる楽しみ」が両立させていることに驚いたことによります。勿論それなりの支払いは必要ですが、決して「高い!」とは感じさせないコストパフォーマンスは流石で、これらの列車に人気があることには納得できます。
それゆえ今回、宮崎~鹿児島の旅をすることになり、真っ先に同行者に許しを請うたのがこの「おれんじ食堂」への乗車。南九州に旅をするこんなチャンスはそうそう巡ってくるものではありません。
ところで1月6日は、なぜか空席が目立っていました。満席となることが多いと聞いていたのですが、やはり正月休みが終わったばかりだというのが影響していたのかも。
おれんじ食堂の車内。
乗ったのが松の内だったので正月の装い。こういう細やかな演出は素敵だと思います。
地元薩摩(鹿児島)沈壽官(ちんじゅかん)窯特製のおれんじ食堂のためのオリジナルビアカップ。同行者から私へのプレゼントとなりました。普段、こうしたもの(高額品)はあまり買わないのですが、これは欲しい!と思った次第。
肥薩線の列車が停車する八代駅に到着。10:12着で3分停車。
おおっ、隣にいるのはおれんじ鉄道×くまモンではないか。あわてて下車して、この並びを撮影。
素直に可愛いと思うのだ!
この列車は八代発10:25の川内行き。「おれんじ鉄道×くまモン」のダイヤは肥薩おれんじ鉄道のホームページで公表されているので、それを参考に撮りに行くのも一興。
1月6日(土)の朝10時頃。
肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」は新幹線との接続駅、鹿児島本線の新八代駅が始発。この駅は2面2線の対面式ホームなのでどうやって運用しているかと思ったら、熊本駅寄りに留置線があり、丁度電柱の陰だったので、そこで待機しているのに気付くのが遅れました。
10:08発の「おれんじ食堂」がいつホームに入るのだろうと思ったら、10時過ぎに土・休日運転の8203D 快速「スーパーおれんじ1号」熊本発出水行きが全速力で通過していきました。20メートルに満たない車両が1両で突っ走る姿は思いの他迫力があり、しかも新幹線の停車駅でもある新八代を無視した対熊本に徹した潔さは、今後刮目(かつもく)に値すると思いました。
8187D観光列車「おれんじ食堂」は10:04に入線。意外と直前に入ってくるのですね。もっともこの日の快速「スーパーおれんじ1号」は少し遅れていたような気もします。
1号車~ダイニングカー~(114号)の可愛い椅子が並んだ子供展望席には、出発時間の案内あり。
これっ、なかなか良いアイデアだと思います。停車時に出発時間の案内放送は入るのですが、意外と覚えておらず、長時間停車の途中駅では、私はこの案内を見ながら列車から降りていました。
1月6日(土)は肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」に乗車。
その「おれんじ食堂」の新八代駅発は10:08。それに間に合うべく鹿児島中央駅9:05発のさくら546号に乗車。
鹿児島中央駅のベンチって木で出来ているんですね。初めて発見。もっとも初めてとは言い過ぎで多分、前に来た時に気付かなかっただけなのでしょうが、このベンチは心から優れモノだと思う。
鹿児島中央駅名物、桜島と新幹線の組み合わせ。
新八代駅到着9:49。昨年の10月8日(日)に「SL人吉」「かわせみ やませみ4号」に乗車し、この駅を通った時には年明け早々にまたここに来ることになろうとは夢にも思っていませんでした。
JR九州の815系電車がすっかり私に馴染んだ感あり。ところでこのデザインは結構好みです。
鉄道の絡まない食事の話題を2回続けるのは私には珍しいパターンですが、まあ鹿児島の地元ネタということで。
屋台と屋台の間になぜかお地蔵さん(?)。こうした出会いも楽しい屋台村。
この夜の〆は、昨日紹介したお店の人から勧められた「鶏飯(けいはん)」。ということで奄美料理のお店に入る。まずは黒糖焼酎の2連発。
鶏飯はだし茶漬けに近い感じで、さらさらっとお腹の中に。
女将さんの奄美大島話を聞きながら、ひと時を過ごすのもまた良し。奄美大島に行ってみたいと思ったのはどうやら私だけではなさそう。この歳になったからこそ、人情が旅の目的地になることを知る。
昨年行った高知市の屋台村はインバウンドで大混雑でしたが、ここは地元と恐らく私たちのような県外からの観光客での賑わい。
ところで今回の鹿児島市の宿はJR系のホテル。こんな絵が飾ってあるのもなかなかです。
部屋の中のメモには「JR」の文字があり、これって売り物になるのではとか思いつついつしか深い眠りにつきました。