中京テレビ

2011年03月26日 22時48分

「リニア・鉄道館」がオープンして(4)これは『駅弁』か?。

3月23日の「リニア・鉄道館」で、意外と苦労したのが昼食。

お昼が近い時間になった時に、2Fの『デリカステーション』に
行ったのですが、そこは大行列。
「さてさて」と思っていたら、1Fのイベント広場の片隅で
弁当を数種類(デリカステーションと同じ?)販売していたので
写真の「特選名古屋」(1050円)を購入し、
屋外に展示してある“3両編成”の『117系』の車内へ…。
ここはここで満席に近い状態でしたが、さすがに1人は融通がきき、
ほどなく座席(但し、戸袋部分)を確保できた時は正直“ホッ”としました。
混雑しそうな日は、昼食を済ませてから行くのも選択肢だと思います。
※話しを『117系』に戻しますが、
 やっぱり『117系』は4両編成だと私は思う。

ところでこの「特選名古屋」ですが、
『ジェイアール東海パッセンジャーズ』の製造で、
「リニア・鉄道館 限定パッケージ」と包装紙にありました。
中身は、「味噌カツ」「エビフライ」「天むす」「櫃まぶし風」と
所謂“名古屋”のオンパレードで、外も中も完璧(?)な“駅弁”です。

私は『駅弁包装紙コレクター』ではないものの、
今回だけは“話しの種”として、家に持ち帰りました。
さて、この弁当。『駅弁』と言えるのでしょうか?

2011年03月26日 8時05分

「リニア・鉄道館」がオープンして(3)記念撮影。

観光地によく見かける「訪問時の日付ボード」が
ここ「リニア・鉄道館」にもあります。

しかも、それは『0系』新幹線の前!!
やはり「リニア・鉄道館」でこのボードを置くなら
ここしかありえません。
グループの方は、皆さんで交代したり、誰かにお願いしたり…。
勿論、一人で来館された方は、
誰かにお願いしてシャッターを押してもらっていました。

さすがに撮影の順番を待つ人が、始終このボードの周りを
取り巻いていました。

ところがこの写真では、そのボードの前に特に人がいません。

実はこのボードの場所、特に整理している係員がいる訳でもないのに
皆さん、譲り合って撮影されており、私は自分を撮影せずに
このボードだけを撮影したのですが、それでも周りの人は撮影が終わるのを
待っていてくれました。

ひょっとしたら、この日だけのたまたまの現象かもしれませんが
こんな習慣が根付いてくれると嬉しいと感じましたので
今回UPすることにしました。

一人で行くとなかなかこういう場所でシャッターを押してもらうのは
勇気が要りそうですが、一人で行かれても是非ここでの写真撮影を
お勧めします。いい思い出になりますよ。

2011年03月25日 22時26分

「リニア・鉄道館」がオープンして(2)当選発表。

「リニア・鉄道館」で大人気となっている『シミュレータ』の当選発表は、
写真の様に、モニター上で発表されます。
●上から「N700」「車掌」「在来線」。

本当は、このモニターに群がる人たちの写真をUPしたかったのですが
何枚か撮影した全ての写真で、顔の分かる方が必ずいて断念しました。
今朝UPした写真などものの比ではなく、館内のどこにこんなに人が
いたのだろうと思えてしまうほどの人だかりでした。

ご存知の方も多いのですが、ここで受付方法のおさらいを。
1)受付時間と利用時間帯
①開館時⇒10:30~12:00
②10:30~11:15⇒12:00~14:00
③12:00~13:15⇒14:00~16:00
④14:00~15:15⇒16:00~17:30

2)受付方法
①入館券と同時に渡される「シミュレータご利用案内」についている
「N700」「在来線」「車掌」の各抽選券を、抽選箱に入れる。
※朝一番の“開館時”の応募のみ人数制限あり。
②“ご利用案内”と“各抽選券”にはナンバーが記載されているので、
写真のモニターで、当選かどうかを確認する。
※利用時間帯の約15分前に発表されます。
③当選者に「シミュレータ利用券」の発売。

で、私が館内にいた12:30頃までの応募状況を見ていると、
入館者の半数以上の方が、それも老若男女を問わず抽選券を抽選箱に
いれているようでした。

ただ、一番応募が多いと思われたのは、やはり午前中の受付分で
12:00~の受付は、それよりは少ない気がしています。
というのも、殆どの方が入館と同時に受付をされており
そもそも昼を回ってからの入館者が目に見えて少なくなっていたからです。

まあ、体験できるかどうかは“運”なのでしょうが、
『当選への確率』を上げるならば、午後の方が少しはましかも???

(余談)
当選した方の表情ですが、あまりに多くの方がモニター前にいたためか
一見、涼しげな顔で『利用券』の交換に向かう人が結構いました。
まあ、気持ちは分かります。

2011年03月23日 19時16分

名古屋の桜。

名古屋市内の桜の開花予想は、3月末から4月頭にかけてですが、
名古屋市営地下鉄桜通線の「高岳駅」近くにある
早咲きで有名な桜並木が満開を迎えています。

今回は「鉄」話しではありませんが、
東日本大地震の影響で滅入りがちな皆様の心に、
『春』をお届けいたしたく、外出のついでに撮影してきました。

東北・関東の被災地での春の訪れは、いろいろな意味で遅れそうですが、
自然界の春の盛りはもうそこまで来ています。

2011年03月19日 21時07分

JR貨物の駅名が8駅で変わりました。

写真は、JR北海道/根室本線・新富士駅で入れ替え中の
貨物列車です。(平成22年2月21日撮影)

で、今日は3月12日にJR貨物がダイヤ改正に合わせて行った、
6線区8か所の駅名の改称のお話しです。
※ご存知の方は今回の話しは飛ばしてください。
※地震災害の真っ只中の出来事で、全く注目されていません。

(改称した駅。表記はJR貨物のHP参照)
1)根室線…釧路貨物駅←新富士駅(北海道釧路市)
2)根室線…帯広貨物駅←帯広駅( 北海道帯広市)
3)室蘭線…苫小牧貨物駅←苫小牧駅(北海道苫小牧市)
4)函館線…函館貨物駅←五稜郭駅(北海道函館市)
5)東北線…仙台貨物ターミナル駅←宮城野駅(宮城県仙台市)
6)東北線…田端信号場駅←田端操駅(東京都北区)
7)総武線…新小岩信号場駅←新小岩操駅(東京都葛飾区)
8)東海道線…京都貨物駅←梅小路駅(京都府京都市)

JR貨物では、地理的な位置がイメージしづらい駅や
旅客駅と貨物駅が分離された後も旅客駅と同一名の駅、
また『操』のついている駅のように国鉄時代のヤード方式を連想させる等、
利用者に分かり難い駅名を改称したとしています。
確かに「新富士」「五稜郭」「宮城野」「梅小路」は、
私たちには馴染みがありますが、「鉄」に縁のない人にとっては
どこにあるかが全く分からないでしょう。これは私も認めます。

と言うことで、写真の「新富士」は旅客駅名としては残りますが
日本最東端の“貨物駅”の名称では無くなりました。

ただ、今回改称された駅名を見ていると実に“味わいのある”
名称が並んでおり、ちょっと残念な気分です。
名古屋もそうですが『・・・ターミナル』は個人的には好きになれません。

2011年03月18日 14時58分

今日(3月18日)のJR東日本の運行状況。

今朝から田沢湖線が全線開通し、
在来線と秋田新幹線が盛岡~秋田間で運転を始めました。
※秋田新幹線は4往復。盛岡駅の乗り場は在来線ホーム。
※写真は、平成9年(1997年)5月15日、秋田駅にて撮影。

この情報は、JR東日本のHPで確認しているものですが
JR東日本のHPでの一般向けの情報公開が
やっと本格的に進み始めました。

今日の最新情報では、東北地区の運転再開状況や
東京から仙台(新潟・鶴岡からバス連絡)・盛岡・青森までの
迂回ルートの案内がされており、バス連絡の仙台を除く
盛岡・青森までの列車の接続時刻表も発表されています。

2011年03月17日 12時40分

東北地方太平洋沖地震(4)。

国土交通省が昨日、報道向けに発表した
「平成23年東北地方太平洋沖地震」における鉄道の被害状況及び
対応状況等です。その内容をほぼ全文転載します。

○東北、山形、秋田新幹線の主な被害状況で確認された被害が580箇所以上
復旧の目途が立っていない。

【これまでに確認された主な被害と箇所数】
 ・電柱の折損等(約250箇所)
 ・架線の断線(約200箇所)
 ・高架橋柱の損傷(約90箇所)
 ・レールの変形(約20箇所)
 ・変電設備の故障(約10箇所)
 ・防音壁の落下等(約10箇所)
 ・駅の天井材の落下(5駅)
 ・橋桁のずれ(2箇所)

○鉄道(在来線)の被害状況と復旧見込み
1.JR東日本の在来線の主な被害状況
[1]被害情報収集中の路線
  大船渡線、気仙沼線、石巻線、常磐線
[2]一部判明した路線
  東北線(盛土崩壊)、八戸線(橋げた流失)、山田線(橋りょう流失)、
  仙石線(土砂流入)、仙山線(架線切断)、常磐線(駅舎崩壊)、
  鹿島線(橋脚損傷)、成田線(線路陥没)、日光線(ホーム損傷)、
  烏山線(ホーム損傷)、飯山線(路盤崩壊)

2.民鉄の主な被害状況(引き続き、被害状況確認中)
  仙台市交通局(レール変形)、三陸鉄道 北リアス線(橋脚等流出)、
  南リアス線(土砂流入)、IGRいわて銀河鉄道(路盤流出)、
  仙台空港鉄道(仙台空港駅司令室等冠水)、
  阿武隈急行(丸森駅施設損傷) 

3.運転再開した路線
 ・津軽線 蟹田駅~三厩(みんまや)駅間(15日16時03分)
 ・田沢湖線 赤渕駅~盛岡駅間(15日16時31分)
 ・東北線 花巻駅~盛岡駅間(15日17時48分)
 ・東北線 宇都宮駅~黒磯駅間(16日始発より)
 ・奥羽線 横堀駅~大曲駅間(16日始発より)

4.運転再開予定の路線(予定日)
 ・三陸鉄道北リアス線 陸中野田駅~久慈駅(16日)
 ・田沢湖線 大曲駅~赤渕駅間(18日)
 ・五能線 (18日)

以上です。
なお、このブログですが、未だ被害の全容がつかめない中ですが
今夕以降を目処に通常の更新に戻すつもりです。

2011年03月17日 0時20分

東北地方太平洋沖地震(3)。

先ほどJR貨物のHPを見ていて、羽越~奥羽~北海道の
貨物ルートが復活したことを知りました。
しかし、東京周辺並びに東北線・常磐線・上越線は
まだ動いていません。
東海道線もまだ(名古屋方面から)静岡までしか動いていません。
東海道線は不通区間は無くなっているので、
早く貨物が動き始めることを願っています。

ところで、国土交通省の発表による現在の不通区間ですが
田沢湖線は大曲~赤渕間が18日の開通予定で、
これで田沢湖線が全線復旧となります。

一方で、運転休止中の各線の被害状況のについての説明には
具体的な被災状況が記載されたものの他に「被害情報収集中」と
「点検困難」があります。

「点検困難」はまさに被害状況を把握しようにも、
その端緒にも着けない路線と思われ
大船渡線・気仙沼線・石巻線がそれに当たります。
何れも一番被害の大きかった地域を走る路線です。

昨日の日経新聞のネット版で、JR東日本の地震災害時の保険は
最大710億円と出ていましたが、実際に復旧にかかる費用は
1000億円を超えるのではと言う見通しもあるようです。

一日も早い全線復旧を!と言うことは簡単ですが
被害状況の一覧表を見ていると、早々にはできないことを
思い知らされるばかりです。

2011年03月16日 0時00分

平成23年東北地方太平洋沖・中越地震(2)。

先ほど22時31分頃、静岡県富士宮市で震度6強の地震がありました。

名古屋は震度3で、家でその揺れを感じましたが、
日本の大動脈・東海道新幹線が今、ストップしており、
地震による交通機関への影響が、東日本から東海地方まで
広がっていかないことを切に願います。

ところで東北地方の鉄道の状況ですが、JR東日本の多数の路線で
全線運休もしくは区間運休となっています。
やはり影響が大きいのは東北本線で、旅客もさることながら
貨物輸送のストップは、物流の大動脈だけにいち早い復旧を望みます。

名古屋では報道されていないのですが、
北海道新聞のHPや、JRの貨物のHPによれば
実は本州~北海道の物流が殆ど止まっており、今後が心配されています。
どういうことかと言いますと、鉄道貨物輸送に関して言えば
東北本線だけではなく、現在、西日本からの貨物のルートは、
まだ羽越線経由で秋田までしか動いておらす
奥羽本線の秋田~青森間は、電車は動いていますが
貨物はまだ動いていません。
海峡線も同様にまだ貨物を動かすには至っていません。

一方、船便については、青森~函館のフェリーこそ動いているものの
本州側の高速道路が使えないため物流の主力ルートとはなりえないようです。
また、太平洋側の本州~北海道のフェリーが運休しているため
日本海を運航するフェリーにトラック等が集中しているようですが
捌ききれないようです。

私自身、ひょっとしたらと思い調べてみたのですが、
今のところ、平穏そうな名古屋にいても、
東北のみならず地震災害の全国への影響に目を向けておく
必要を感じています。

2011年03月15日 14時16分

東北地方太平洋沖・中越地震。

東北地方太平洋沖・中越地震の被災地の皆様に向け
本来なら何かここで書くべきでしょうが、
私にはその言葉が見つかりません。お許し下さい。

今回の地震の鉄道関係の被災状況については、
国土交通省が随時発表している「災害情報」(河川局防災課災害対策室作成)で
確認できますが、
その第17報(今朝5:00)発表の中から、
テレビや新聞報道にあまり出てこない、首都圏以外の地区の私鉄について
若干報告させていただきます。
これは、各鉄道会社のHP等でもご覧になれるかもしれませんので
そこのところはご承知おきください。
※タイトルの「東北地方太平洋沖・中越地震」は、国土交通省の
発表に合わせてあります。

(動いている鉄道)
●津軽鉄道
●弘南鉄道
●十和田観光電鉄
●秋田内陸縦貫鉄道
●由利高原鉄道
●福島交通
●会津鉄道
●北越急行
○青い森鉄道(浅虫温泉~青森)
○仙台市交通局/南北線(富沢~台原)

(動いていない鉄道)
○青い森鉄道(目時~浅虫温泉)
●三陸鉄道
 ※北リアス線(陸中野田~久慈間は、明日再開見込み)
●IGRいわて銀河鉄道
●山形鉄道
●仙台空港鉄道
●阿武隈急行
●八戸臨海鉄道
●秋田臨海鉄道
●岩手開発鉄道
●仙台臨海鉄道
●福島臨海鉄道

各社の被害状況については、未だ「被害情報収集中」の社も多く
もともと少人数で運営している会社も多いだけに、
その全貌を掴むにはまだまだ時間がかかりそうです。

以上です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!