2014年12月04日 20時27分

秋田内陸縦貫鉄道(5)難読駅「笑内」。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_56

難読駅の一つでユニーク駅名の一つとして知られる「笑内駅」。「わらう・・・」なのに「おかしない」とはこれ如何に?何て使い古されたフレーズですね。

さてここを書いていて「おかしない」とキーボードをたたいたら「笑内」が出てきてビックリ。それって「おかし(く)ない?」とはチト苦しい。

※駅名(地名)は、正しく入力すればほぼ変換候補に出てきます。驚きです。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_96

因みに沿線のお土産にはこんなものもあります。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_59

撮り鉄スポットして知られる大又川橋梁(笑内駅~萱草駅間)は、車内からは絶景ポイントでもあります。列車はここでも徐行して観光客の目を楽しませてくれます。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_60

美しい!清流とはこういう透明度の高さを言うのでしょう。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_62

そうこうしている内に終点の阿仁合に12:26の定時到着。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_67

側線に入り、車庫に戻る列車を撮影して改札の外に出ました。

2014年12月03日 20時27分

秋田内陸縦貫鉄道(4)かかしアートと紅葉のお出迎え。

11:02に角館を出た列車は最初の駅「羽後太田」に到着する直前、田んぼの中で停車しました。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_37

するとそこには思わぬ数の案山子がお出迎え。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_39

ここは田んぼアート「鶴の恩返し」の場所(角館駅~羽後太田間)で、稲刈り後には地元の小学生も参加してこうして「かかしアート」約90体を作り、乗客の目を楽しませているとの事でした。

乗車中の観光客は私も含めて盛んにシャッターを押していたのでまずは地元の方たちの狙い通りと言ったところでしょう。

※まだこの案山子たちはいるのでしょうか?残念ながらメディアに登場した記憶がありませんが、こうした地元の“心”はもっと発信されるといいですね。もっとも私たちメディアの“心”が足りないのかもしれません。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_45

晩秋の風景の中を軽快に走って行く列車。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_49

八津駅近くで見た紅葉の美しい一本の木。と思ったらこれは柿の木で、美しい紅葉と思ったのはたわわに実った「柿」でした。驚き!

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_62

比立内に到着。最初はここで降りようかと思っていたのですが、パッと見、駅前に食堂らしき建物が見えなかったためスルーすることにしました。

2014_11_08~009秋田周遊スキャン_2

秋田内陸縦貫鉄道が開通する前、国鉄阿仁合線の終点はここ比立内でした。

松葉~比立内間は平成4年(1992年)4月25日以来の2度目の乗車で、ここ比立内からは3度目の乗車です。

2014年12月02日 17時26分

秋田内陸縦貫鉄道(3)あきた美人ラインに乗車。

JRを10:54に下車し、秋田内陸線の出発時間は11:02。

2014_11_08~009秋田周遊スキャン_4

何とかその間に「ホリデーフリーきっぷ全線タイプ 2,000円 (小人1,000円)」を購入。この全線タイプの切符は急行列車まで乗車可ということで、余計な事を考えずに乗車列車の予定が組める優れものです。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_30

慌ただしく阿仁合行きに乗車。2両編成だと思ったら、確かに2両編成ではあるものの写真のAN8904は回送という事で、前の車両/AN8807に乗車と相成りました。

2014_11_08~009秋田周遊スキャン_3

この車内券は国鉄「角館駅乗務員」発行。そうっ!私が角館線(角館~松葉間、現在の秋田内陸縦貫鉄道の一部)を、昭和53年(1078年)8月31日に乗車した時に記念に購入したモノ。「角館駅乗務員」という表記も懐かしいですね。

2014_11_08~009秋田周遊スキャン_1

懐かしいついでに当時の終点松葉駅の写真を一枚。手元の資料では角館を17:29に出発した925Dは終点の松葉に18:00到着とありました。

2014年12月01日 20時25分

秋田内陸縦貫鉄道(2)秋田駅ではE6系のローレル賞授賞式の真っ最中。

秋田空港発9:20発のリムジンバスに乗り、秋田駅西口着9:55。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_14

定時の到着。お約束で秋田駅の写真を一枚。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_15

そして10:06発のこまち16号に間に合いました。あらかじめ席を取っていたわけではないので、何となくこれに乗れたら良いなあという感じでしたが、飛行機が少しでも遅れると、リムジンバスは待っていてはくれる(はず)ものの、10分という時間が無いと秋田駅の写真を撮影して特急券を買うのは困難となります。(そもそも間に合わない…)

秋田への「鉄旅」はまずはこうして順調なスタートとなりました。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_18

ところが…。最後尾の写真を撮影した後、ついでに先頭車の写真も撮っておこうとそちらに向かったら…何と立ち入り禁止。11月8日(土)のこの時間、秋田駅の新幹線ホームではE6系のローレル賞受賞記念式典が行われていました。これに気付いたのは10:03。関係者以外立ち入り禁止で、それは止むを得ないとしてもホームの柱が立ちはだかり式典の様子がさっぱりわからず、くす玉はその存在すら見えませんでした。

ということでもっと早く気付いていても手も足も出ない状態であったことはよく分かり、かえって諦めがつきました。私は基本ミーハーなので、こういうのは遠目でも見ていたい方です。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_24

かくして(何が?と独り言)ローレル賞を受賞したE6系こまちは晩秋の秋田をひた走ります。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_25

10:54に角館到着。ホームには角館祭りのやま行事の出迎えがあり、今年は「軍師官兵衛」が曳山に乗っていたようです。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_27

ここで秋田駅で撮影できなかった先頭車(ここ角館では最後尾)を見送り、いよいよ秋田内陸縦貫鉄道の旅が始まります。

2014年11月30日 17時24分

秋田内陸縦貫鉄道(1)空路で秋田へひとっ飛び。

平成26年11月8日(土)、中部国際空港連絡鉄道橋を朝の6時半に渡りました。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_0

7:40発の秋田行きANA1837便に乗るためですが、こんなに早い飛行機に乗るのは久しぶりでした。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_3

搭乗待合室で、娘の作ってくれたおにぎりを頬張り、心も充電されました。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_6

穏やかな天候に恵まれた快適なフライトで、眼下に鳥海山を見ながらギリギリ間に合った東北の紅葉を楽しんでいました。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_9

いよいよ着陸。機内でのデジカメ解禁のおかげとも言える一枚。

私は腰に持病があるため、特に足元の狭い小型機で窓側を選んで座ることは滅多に無いのですが、今回は1時間ちょいのフライトなので、離着陸時の写真撮影可の誘惑に勝てませんでした。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_12

ボンバルディアDHC8-Q400は無事午前9時過ぎに到着。

2014_11_08秋田内陸縦貫鉄道_13

なまはげと秋田県のマスコット「スギッチ」がお出迎え。家族にこの写真と共に秋田空港到着のメールをしたら「えっ、もう秋田?」と驚かれました。朝もはよから出かければこの時間には着けるのです。

ところで名古屋~秋田の路線は、旧秋田空港(何と1度だけ仕事でそこから羽田まで使った経験あり。YS11でした)の時代には無く、1981年(昭和56年)に今の空港が出来たことで運行が始まったと記憶しています。ただ冬季に飛んでいない時があり、今から十数年前の秋田出張では、名古屋から新幹線で東京に出て、羽田から空路で秋田に向かったことがあります。通年で毎日運航というのは小型機導入の利点であると思いました。

そうそう、今回の旅の目的の1つ目はタイトルにある通り「秋田内陸縦貫鉄道」です。そして2つ目が今回のメインディッシュ、、、そちらも乞うご期待です。

2014年08月26日 20時42分

SL銀河の旅(10)停車しない駅の通過時刻。(ダイヤ情報)

2014_06_01釜石線SL銀河_232 駅らしくない「駅」の新花巻を後にして、多くの方が東北新幹線「新花巻駅」構内に吸い込まれていくのを横に見ながらタクシーで「いわて花巻空港」に向かいました。 2014_06_01釜石線SL銀河_富士山 平成26年(2014年)6月1日、いわて花巻空港発16:25のFDA356便に搭乗。 うっすらですが富士山も見えました。2014_06_01釜石線SL銀河_254 空の風景を楽しみながらゆったりフライト。 2014_06_01釜石線SL銀河_255 無事名古屋小牧空港に到着。

2014_06_01釜石線SL銀河_196 - コピー

最後に宮守駅前にあったSL銀河の時刻表をつけておきます。いつもより大きなデータで貼っています。皆様の撮り鉄時の役に立てば嬉しいです。

それにしてもほぼ3か月遅れの話に皆様を付き合わせてしまいました。お読みいただきありがとうございました。

2014年08月25日 20時40分

SL銀河の旅(9)土沢駅で編成写真。

2014_06_01釜石線SL銀河_213

宮守駅から再度乗車したSL銀河は14:54に土沢駅に到着。ここで初めて“らしい”編成写真が撮影できました。

2014_06_01釜石線SL銀河_222

農村風景の中をゆったり走る蒸気機関車は「This is JAPAN」ですが、実はこの写真の中に写っている方は農作業の手を休めてこのSL銀河を撮影されていました。何だかのどかでいいですね。

2014_06_01釜石線SL銀河_229

新花巻15:07着。1面1線の狭いホームに到着し、とりあえずここでSL銀河を見送ることにしました。が2分停車の間にここで新幹線に乗り換える人が予想外に多く、下車に手間取り少々遅れての出発となりました。

2014_06_01釜石線SL銀河_230

やはりSL銀河の後ろ打ちは止めた方がよさそうです。

2014_06_01釜石線SL銀河_231

最後は煙に巻かれてSL銀河は見えず。

何とも閉まらないお別れになってしまいました。

2014年08月24日 20時36分

SL銀河の旅(8)宮守駅で撮り鉄。

650D、釜石発12:05の列車がSL銀河に追いつきました。

2014_06_01釜石線SL銀河_179

遠野は13:02着の13:05発。ここからは宮守までこの列車で先行し、宮守でSL銀河を待ち受けることにしました。釜石から新花巻までSL銀河を通しで乗れば4時間12分。一寸気分を変えておこうと出かける前から考えていました。またSL銀河の宮守着が14:27で、発が14:34となっていたこともあり、駅到着直前で煙は期待できないものの徒歩5分圏内で「撮り鉄」ができるかもと淡い期待(甘い考え)を抱いていました。

2014_06_01釜石線SL銀河_186

満席どころか立っていた人もいた驚きの込み具合の650D(2両編成)最後尾からSL銀河の編成狙いだったものの撃沈。つくづくセンスのなさを実感です。

2014_06_01釜石線SL銀河_193

宮守駅には13:32着。

2014_06_01釜石線SL銀河_194

駅前に出て近場を歩きましたが撮影ポイントは見つからず。

2014_06_01釜石線SL銀河_204

結局は駅のホームの端っこからもっともSL写真らしくないかつ何ともしまらない一枚を撮影してしまいました。道理で「SL銀河」「撮影」「宮守」で検索しても駅付近の話題が出てこなかったはずです。

2014年08月23日 20時33分

SL銀河の旅(7)石炭に水撒き。

平成26年6月1日(日)、遠野駅に降り立ちました。

2014_06_01釜石線SL銀河_162

何にもまして天候に恵まれたのが幸いでしたが、駅舎の写真を撮影して早々にホームに戻りました。実はこの後13:05の列車に乗り、宮守駅でSL列車を待ち受けることにしていたのです。

2014_06_01釜石線SL銀河_165

ホームに戻ったのは12:50頃。私の乗る列車は一番線でしたのでそこからC58を見たら客車から切り離されて整備中でした。

2014_06_01釜石線SL銀河_170

その間も観光客が取り巻き、現場はこんな状況。いい風景ですね。

2014_06_01釜石線SL銀河_172

と思った次の瞬間、何と機関車の屋根から水を炭水車に撒き始めました。こんな光景が見られるとは予想だにしておらず、驚きを通りすぎで呆れて笑っちゃうしかありませんでした。等ということはともかく噂(話)に聞いていたことがあるものの本物を見たのは初めてのことでした。

新聞のラジオ・テレビ欄風に表現すれは「驚愕!!SL銀河の初公開連発!あなたは今日、目撃者となる」位は書くかな?(笑)

2014年08月22日 20時29分

SL銀河の旅(6)遠野駅では河童がお出迎え。

2014_06_01釜石線SL銀河_149

プラネタリウムも見終わり、遠野駅で下車する前にお弁当。車内で買った遠野駅の駅弁「遠野牛弁当」に舌鼓。

2014_06_01釜石線SL銀河_151

素晴らしい水鏡の田園風景を見ながら弁当を食べるという何とも贅沢なSLの旅が続きます。

2014_06_01釜石線SL銀河_155

遠野駅には12:41着。ここで13:54の出発まで1時間13分の停車です。そして駅に入線しているときに1番線に何かがいる!と気が付き、

2014_06_01釜石線SL銀河_157

よくよく見たら遠野市公式キャラクターである「カリンちゃん」。「遠野市のこのSL銀河にかける熱意が感じられます」などとメディアっぽい言い方は今回はなしにして、とにかく観光列車は楽しく!という気持ちが嬉しいです。何せ私もこうして写真を撮っているというか、ただ記録的に撮っただけではなくこのブログに書きたくなったほどです。

 



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2021年2月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!