2016年02月27日 20時53分

札幌市電都心線開業(1)サイドリザベーション。

札幌市電の都心線(西4丁目~狸小路~すすきの)が昨年の12月20日(日)に開業しました。様々なメディアで取り上げられていますので詳細はともかく、まず今回の目玉は都心ループの新線というだけではなくやはりサイドリザベーション。

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その方式の名前の通り道路の中央ではなく歩道に寄り添って線路が敷かれています。

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都心線から山鼻線に入っていく電車の動きも、これまでの路面電車の見慣れた感じではなく、道路端から道路中央に入っていくことになるため正直、慣れないと言うか不思議な感じです。

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信号で停車中の電車を正面から見てもなかなか面白いですね。

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さてサイドリザベーションの最大の特徴とも言えるのは歩道から直接電車に乗り降りすること。

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実際に体験してみましたがこれははっきり言って素晴らしいです。私が路面電車好きであるからということではなく、利用者の視点でも横断歩道を渡らないというのはメリットが多いと思います。勿論、歩く距離的には差し引きゼロですが、それでも狭い電停ではなく、歩道をゆったり使って電車を待てるのは良いですね。

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私が見た限りの電車の利用者ですが、従来のターミナルである西4丁目、すすきのでの利用者が多いのは当然ですが、それぞれの電停でお客が入れ替わり、かつ狸小路の電停も思ったより利用されています。この都心ループの開業で利用者が増えたという報道が出ていましたが、今後にも期待が持てそうです。

2015年12月19日 13時38分

おでんしゃに乗ろう!(7)サボ。

お隣の方に協力してもらい、方向幕とは言えなさそうな行先票(サボ)の撮影。

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  • 競輪場前⇔駅前。

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  • 運動公園前⇔駅前。

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  • 赤岩口⇔駅前

これで市内電車の全系統が揃いました。「赤岩口」の文字が赤いのは豊橋鉄道の方の心意気?

この撮影は普段やっているものでは無いと思いますが、たまたま「窓の所に何かある」などと話していたら係りの方が出してくれました。「おでんしゃ」「ビール電車」でもう何度も乗っているこの電車ですが、これは初めての体験でした。(嬉)

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この方が今回の幹事さん。豊橋鉄道の「安全輸送」前掛けが粋ですね。

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豊橋駅東口のぺデストリアンデッキのイルミネーション。多くの方がシャッターを押していました。今度来るのは夏かな?

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2015年12月18日 20時28分

おでんしゃに乗ろう!(6)車内には市内電車90年の歴史解説あり。

車内には市内電車90年の歴史が分かるように展示されています。(ピントが少々甘いのはご容赦を)

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そこには路線の歴史と当時の日本と世界の出来事が書いてあります。その中に路線図を見ていて今と走っている場所が異なっているところがあるのを発見しました。知っている人は知っているということにはなるのですが、少なくとも私には「へえー」と相成りました。

とまあそれは良いのですが、出来事の中に「【映画】戦艦ポチョムキン」があったりして、この映画をどれだけの人が知っているのかが心配になりました。マニアック!と一言。これを作った人と会いたくなりました。(笑)

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一方、こちらの車両の変遷はオーソドックス。

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おでんを食べながら、ビール+日本酒を呑みながら、、周りの初対面の方たちと歓談している内に電車はいつしか折り返し電停の「運動公園前」に到着。

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そして乗車時間約2時間のミニトリップが終わりました。

  • 「赤岩口車庫」を午後3時の少し前に出発。
  • 「駅前」に着いたのが3時半過ぎ。ここでトイレ休憩を兼ねて約20分停車。そして4時頃出発。
  • 「運動公園前」は4時半頃に着いて7分ほどで出発
  • 「駅前」には5時過ぎの到着でした。

のんびりゆったり走る市電の中でのおでん宴会。また来年も来たいと思っています。

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ところで車内にあったステッカー。車輪の数が…?誰か知っている方がいたら教えて欲しいと思いつつ、それはそれで知らなくてもいいか、とかね…。

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今回の収集品。

  • 運転体験証明書
  • 市内電車運転体験のクーポン
  • 市内電車スタンプ台帳(スタンプは車庫で押しました)
  • 市内電車ガイドブック
  • 豊橋名物「ポンポコラーメン」…これは豊橋に住んでいる幹事さんからのお土産。

■この他にも日本酒用のマス(「おでんしゃ」はビール呑み放題+カップ酒がありそれ用)のなどもあります。

2015年12月17日 19時14分

おでんしゃに乗ろう!(5)おでんのネタ。

ヤマサちくわの暖簾もかかる電車内。

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地産地消というかこうした地元志向も案外市民に愛される理由かもしれませんね。

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さあ出発準備完了!赤ちょうちんが良い雰囲気。

運転体験からの流れとなる「おでんしゃ」は、赤岩口の車庫内からの出発で、通常の豊橋「駅前」発の電車よりほぼ片道分長い時間が楽しめるロングコースとなっています。

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いざ宴会のスタート。

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おつまみ弁当とおでんの掛紙(包み紙)は、くるくると丸め弁当用の輪ゴムで閉じるのが“通”だと、スタッフの方から教えられました。本当かいな?まあご愛嬌ですね。

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さて熱々のおでん。ふう~、ふう~。ちくわ、ごぼう巻、青じそ揚、大根、うずら卵、こんにゃく、結び昆布。全部書く必要ないかもしれませんが、途中で「…その他」としようにもどれもが主役であり、結局取捨選択は出来ませんでした。

2015年12月16日 20時17分

おでんしゃに乗ろう!(4)ピット見学。

運転体験が一息ついて、おでんしゃの出発までの時間を使ってピット見学。

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ここ豊橋鉄道赤岩口のピットはもう何度かもぐっていますが、そこはなかなかで毎回新鮮な気分で見ることが出来ます。ということでこの日は『お迎え電車』3202号を“検分”。

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注目したのはブレーキ関係。まずは空気圧を調整するコンプレッサー回り。

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車輪を押しているブレーキパッドを、係りの方の説明を聞きながらこうして改めて見てみれば成程納得。

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こちらは1つの台車に1つ付いているモーター。

ピット体験も何度か経験すれば少しは慣れてきます。何に慣れるかというと、安全のために被っているヘルメットを電車にぶつけることが無くなった事。(^^;)

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そうこうしているうちにおでんしゃは出発準備中。

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おでんしゃのイラストは何度見ても楽しい気分にさせてくれます。

2015年12月15日 20時10分

おでんしゃに乗ろう!(3)おでんの前に運転!

平成27年12月12日。いよいよ豊橋鉄道3502号の運転です。

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これから「おでんしゃ」で味わうことになるおでんのネタがヤマサちくわだからということもあるのでしょうか?運転の面白さが味わえるモ3500形の中から、通称「ヤマサちくわ」号が選ばれています。

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市内電車の開業90周年エンブレムもGOODです。

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赤岩口車庫内で運転する距離は約70メートルで他社の運転体験に比べ決して長くはありません。

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しかしここの醍醐味は停止位置でちゃんと停まること。

目の前には土に埋もれた線路&小さいながら崖があり、これは結構圧迫感があります。

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緊張の面持ちですが、これはむべなるかなということになります。

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運転が終われば車内見学。ローレル賞のプレートを見たりして余裕のひと時。

2015年12月14日 22時09分

おでんしゃに乗ろう!(2)赤岩口車庫に進入。

昨日書き忘れましたが、『サハリン(樺太)鉄道旅』シリーズはしばらくお休みします。2015_12_12 豊橋 運転&おでんしゃ_20

ますはお迎え電車の車内からのショット。敷石が如何にも昭和の路面電車感ありありでかつ坂道と言う点が私には高評価の場所です。丁度後続の電車が近付いて来たので撮影してみました。

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ここは最近、レール交換を行い改修した所。敷石が無くなったのは残念ですが、走行音がここは静か!その違いは歴然です。

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今日の話の〆は車庫への直接乗り入れ。運転体験のためのお迎え電車ならではの楽しみです。

2015年12月13日 10時02分

おでんしゃに乗ろう!(1)その前に運転体験。

2015_12_12 豊橋 運転&おでんしゃ_1昨日の12月12日(土)、豊橋鉄道の「おでんしゃ」に乗るべく朝9時過ぎに動き始めました。

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途中の知立駅にて急行から特急に乗り換え。高架工事でこれからどんどん風景が変わっていきそうです。

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今日も今日とて「おでんしゃ」の前に赤岩口車庫で運転体験。ということで本日のお迎え電車は3202号。11:43に「駅前」電停到着。

さて今回の「おでんしゃ」は私の知人が幹事の貸切電車。いつも参加させて頂いている日本路面電車同好会名古屋支部の会ではなく、別のグループ(参加者の大多数は非鉄)の会で、そこに急用で参加できなくなった方がおられ、(幹事さん以外にも私の知り合いがいたこともあり)急遽声が掛かりました。今年度のおでんしゃは例年以上に予約の埋まりが早い印象で、年明けに「個人」枠の空きを狙って出かけようとしていた方の中にはギブアップ宣言をしている方もいます。

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赤岩口に向かう電車内で豊橋鉄道の方からのお話で成程と思ったこと。

この写真で線路が一部白くなっているところがあるのが分かりますでしょうか?これは落葉の時期に、電車がそれを踏んでスリップしないように撒いている砂とのこと。

電車がブレーキをかけ、かつ出発する(並木道にある)電停でそれを見ることが出来ます。

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電車のマスコンのところに置いてあった牛乳パックの中身がその「砂」でした。

2015年07月16日 20時57分

富山地方鉄道市内軌道線(7)富山駅界隈で撮影。

富山トヨペット本社前から一旦富山駅近く(新富町で下車)に戻り、暫し撮影タイム。

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7000形の行き違い。絵になります。

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富山駅近くの配線が変更され、こんなアングルでの撮影が可能となりました。

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富山駅前改め電鉄富山駅・エスタ前電停。

かつての人で溢れていた光景がなくなりました。

そんな時代の写真をUPしようかとも思ったのですが、ここは暗い話題(乗客の大幅減)とかでこうなったわけではないですし、明るい未来へのステップによる時代の変遷と考え、昔を懐かしむのを今は思いとどまりました。

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市内軌道線の最後は富山地鉄ホテル9階エレベータホールから撮影した電車。この写真が撮りたくて今回はこのホテルの上層階を予約しました。(電車の重なり具合は、自分の中では今一歩)

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3両の電車が一同に会するチャンスは何度でもあるのですが、なかなか思う位置関係では電車が走ってくれない。

これも自分の中では今一歩ですが、この日のベストな写真です。

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最後に駅前の全景。こんな風景を見る日が来るとはほんの少し前でも思いもよりませんでした。

※この写真に写っているアルファーワン富山駅前のからの眺望も良いと聞いています。

2015年07月15日 20時51分

富山地方鉄道市内軌道線(6)富山トヨペット本社前。

富山トヨペット本社前到着直前の一枚。

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「新富山」の名前が消えてしまい、射水線の痕跡がいよいよなくなってしまったようで寂しいものがありますが、そもそも富山県外(富山市外と言っても良いか?)から来た人にとっては混乱の元になっていたかもしれないので、これは受け入れられる範囲ということになります。(上から目線で失礼します)

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こちらは2012年(平成24年)5月1日の新富山(現在の富山トヨペット本社前)付近です。大体の工事は終わっていましたがまだ旧線は剥がされていませんでした。何れにしてもこの改修工事(溝レールの採用)のおかげで乗り心地は大きく改善され、一時代前の電車といえる7000形に乗っていてもその快適さは実感できるほどでした。

そんな感じで富山トヨペット本社前まで乗ったのですが、富山地鉄市内軌道線のこの界隈のように大きな土木工事というきっかけでも無いとなかなか軌道の大改修は出来ませんが、今も頑張っている全国の路面電車の軌道に溝レールが普及することを願っています。

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ともあれ大学前まで行かず、確かめたいことは終わったのでここから富山駅方面に戻りました。その後のスケジュールにゆとりがあれば富山大橋周辺で撮影を楽しんでも良かったのですが、今日のところはこれまで。終了です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!