運転体験を行った後のお楽しみ、「おでんしゃ」は赤岩口の車庫内からスタートです。16:21に出発し、駅前に16:48着。折り返し17:14に出発し、運動公園前17:41着。18:06に再び動き出し駅前は18:31着。堂々の2時間10分コースのスタートです。
そうそうっ、今年はおでんしゃの10周年。
パチパチ!おめでとうございます。
さて私は毎年参加とまではなっていませんが、その半分は乗っているはずです。
おでんしゃのメニュー。このブログでは、鉄道事業者の名前は日常的に出していますが、特定の「お店」の名前はあまり出していません。でも地元のおでんしゃは別格。ヤマサのおでんは美味しいです。そうでなければ毎年その席の争奪戦が起きるはずがありません。如何に雰囲気が良く、乗って楽しい電車でも「基本」は食事の味です。
おなじみのカップ酒が10周年で「純金箔入り」となったカップ酒。木の升がついて楽しさ“ますます”UP。
10周年の今年は、いつものセット+シードル(2月の場合)が1回に4本ついていますが、持ち込み自由なので地元の日本酒持参の方もおられ、これは桑名の「純米酒 かれがわ」。桑名市嘉例川地区の酒米を使っているとのことですが、「嘉例川」と言えば、鉄ちゃんはどうしても鹿児島県の「かれいがわ」と思い出してしまいます。でもこちらは「かれがわ」。それにしてもまだまだ知らない日本酒(地酒)は山ほどあると認識。酔うほどに、揺れるほどに心も楽しくなっていく。名古屋に帰りたくない。でも帰らなければならない。
豊橋鉄道3502号。通称「ヤマサちくわ号」。
もともと東京都電ですが、「豊橋」らしさが全開です。
運転する距離はわずか70メートル。運転体験を行っている鉄道事業者の中でも群を抜く短さです。でもここの醍醐味はブレーキ。停止位置のすぐ先がエンドで、目の前に迫る電柱と土盛りは、タイミングが遅れるとまるで乗り上げるような錯覚を覚え、たった70メートルの運転にも関わらず、停止位置の手前で止まる人が続出です。
1978年(昭和53年)のローレル賞受賞車。
緊張感が全身を包みます。運転中の撮影をお願いしているにも関わらず、カメラ目線を投げる余裕は無く、ただひたすらにブレーキ弁を握り、前方を見るのみ。
長い距離を走る運転体験ですと、ブレーキの『圧』を見たりしているのですが、ここでそれをやれば指導運転士さんの手が出て強制ブレーキの刑が下りかねません。
さて運転中の写真は、参加者の方で取り合うのがいつもの倣い。今回は鉄道アーティストの小倉沙耶(こくら さや)さんにお願いしました。
多分、こんな風に私を撮っていたはず。
盗撮写真。ではなく、ちゃんと本人の了解を得てUPしています。車内は結構揺れるので、撮影する方もこんな風にマジな顔をしています。
2月28日に今年の運転を終了した豊橋鉄道の「おでんしゃ」。今年も2月18日(土)に行って参りました。
今年は10周年という記念すべき年で、最初の頃は「どうなるのだろうか?」と思ったのが正直な感想ですが、今や豊橋の冬の風物詩。何せ、予約開始日の開始時間に席が埋まることも珍しくない人気ぶり。今回も幹事さんがもの凄く頑張ってくれてやっとこさ乗ることが出来ました。実際のところ涙の飲んだ方も多いはず。
今回も「運転体験」付きコースということで赤岩口の車庫まで行くお迎え電車あり。今回は801号(安全安心号)。
ここは「貸切」電停で13:00に出発。おやっ?駅前のはずが…。
東八町で今日乗車する「おでんしゃ」昼行便と行き違い。
赤岩口停留所には、通常の電車よりゆっくり走って13:30頃の到着。去年というか昨年度は2015年12月12日に来ているのですが、誤差の範囲と言うことで1年ぶり。
お隣の方に協力してもらい、方向幕とは言えなさそうな行先票(サボ)の撮影。
これで市内電車の全系統が揃いました。「赤岩口」の文字が赤いのは豊橋鉄道の方の心意気?
この撮影は普段やっているものでは無いと思いますが、たまたま「窓の所に何かある」などと話していたら係りの方が出してくれました。「おでんしゃ」「ビール電車」でもう何度も乗っているこの電車ですが、これは初めての体験でした。(嬉)
この方が今回の幹事さん。豊橋鉄道の「安全輸送」前掛けが粋ですね。
豊橋駅東口のぺデストリアンデッキのイルミネーション。多くの方がシャッターを押していました。今度来るのは夏かな?
車内には市内電車90年の歴史が分かるように展示されています。(ピントが少々甘いのはご容赦を)
そこには路線の歴史と当時の日本と世界の出来事が書いてあります。その中に路線図を見ていて今と走っている場所が異なっているところがあるのを発見しました。知っている人は知っているということにはなるのですが、少なくとも私には「へえー」と相成りました。
とまあそれは良いのですが、出来事の中に「【映画】戦艦ポチョムキン」があったりして、この映画をどれだけの人が知っているのかが心配になりました。マニアック!と一言。これを作った人と会いたくなりました。(笑)
一方、こちらの車両の変遷はオーソドックス。
おでんを食べながら、ビール+日本酒を呑みながら、、周りの初対面の方たちと歓談している内に電車はいつしか折り返し電停の「運動公園前」に到着。
そして乗車時間約2時間のミニトリップが終わりました。
のんびりゆったり走る市電の中でのおでん宴会。また来年も来たいと思っています。
ところで車内にあったステッカー。車輪の数が…?誰か知っている方がいたら教えて欲しいと思いつつ、それはそれで知らなくてもいいか、とかね…。
今回の収集品。
■この他にも日本酒用のマス(「おでんしゃ」はビール呑み放題+カップ酒がありそれ用)のなどもあります。
ヤマサちくわの暖簾もかかる電車内。
地産地消というかこうした地元志向も案外市民に愛される理由かもしれませんね。
さあ出発準備完了!赤ちょうちんが良い雰囲気。
運転体験からの流れとなる「おでんしゃ」は、赤岩口の車庫内からの出発で、通常の豊橋「駅前」発の電車よりほぼ片道分長い時間が楽しめるロングコースとなっています。
いざ宴会のスタート。
おつまみ弁当とおでんの掛紙(包み紙)は、くるくると丸め弁当用の輪ゴムで閉じるのが“通”だと、スタッフの方から教えられました。本当かいな?まあご愛嬌ですね。
さて熱々のおでん。ふう~、ふう~。ちくわ、ごぼう巻、青じそ揚、大根、うずら卵、こんにゃく、結び昆布。全部書く必要ないかもしれませんが、途中で「…その他」としようにもどれもが主役であり、結局取捨選択は出来ませんでした。
運転体験が一息ついて、おでんしゃの出発までの時間を使ってピット見学。
ここ豊橋鉄道赤岩口のピットはもう何度かもぐっていますが、そこはなかなかで毎回新鮮な気分で見ることが出来ます。ということでこの日は『お迎え電車』3202号を“検分”。
注目したのはブレーキ関係。まずは空気圧を調整するコンプレッサー回り。
車輪を押しているブレーキパッドを、係りの方の説明を聞きながらこうして改めて見てみれば成程納得。
こちらは1つの台車に1つ付いているモーター。
ピット体験も何度か経験すれば少しは慣れてきます。何に慣れるかというと、安全のために被っているヘルメットを電車にぶつけることが無くなった事。(^^;)
そうこうしているうちにおでんしゃは出発準備中。
おでんしゃのイラストは何度見ても楽しい気分にさせてくれます。