2016年11月05日 20時08分

旧北陸本線廃線跡を歩く(2)第一観音寺隧道。

福井県道207号、今庄杉津線。この日は旧北陸本線の跡を利用して作られたこの道路を、旧杉津駅のあった所から6つのトンネルを抜けて旧大桐(おおぎり)駅までの間、約9キロを歩きます。

※敦賀・米原側から福井・金沢方面に向かっての行程。

※隧道とトンネルの使い分けについて…今回のこのブログではトンネル名については「隧道」で統一します。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_17

ところでこのツアー。いわゆる鉄道ファンがターゲットではなく「ウォーキング」を楽しむ方向け。驚く無かれ東海・近畿圏からバス23台、参加者900名という大ツアー。まあ普段あまり行かない?行けない?ところを歩くのが楽しいのでしょう。

もっともその参加人数を聞いた私は一瞬どんな状況になるのだろうかと心配したものの、各地からのバスの到着が一気ではないこともありノンビリと楽しみことが出来ました。それにしても私より年配の方達の元気の良さが感服。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_18

敦賀湾。時々左側に顔を出します。別につらい歩きではないので「一服の清涼剤」ということにはないのですが、蒸気機関車が全盛の時代にあっては、機関士さんもお客さんにとっても正に「一服の清涼剤」の瞬間だったでしょう。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_19

最初のトンネル「第一観音寺隧道」が見えて来ました。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_22

82メートルの短いトンネル。写真ではよくわかりませんが25パーミルという明治の蒸気機関車では限界の急勾配です。1893年(明治26年)着工で翌年竣工。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_27

それにしても今のような土木技術が無い時代によく作ったものだと感心しながら歩く。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_29

レンガ造りが時代を感じさせますが、その造形美に圧倒されていたというのが本当のところです。

2016年11月04日 20時43分

旧北陸本線廃線跡を歩く(1)北陸自動車道杉津(すいづ)パーキングエリアを目指す。

10月、11月は鉄道イベントが目白押し。そんな中、10月9日(日)は某旅行会社主催の「旧北陸本線廃線跡を歩く」に参加しました。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_1

賤ヶ岳(しずがたけ)サービスエリアでの休憩時に撮影したツアーバス。最も名古屋らしい観光バスと私が思っている鯱バス。バス正面の「金シャチ」のエンブレムが特徴です。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_4

北陸道を福井県に入り、杉津(すいづ)パーキングエリアが「旧北陸本線廃線跡を歩く」の出発点。敦賀湾が眼下に広がる絶景の地。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_7

そのパーキングエリアをあとに歩き始め。時刻は11:25。

パーキングエリア等の施設には高速道路だけではなく一般道からのアプローチが出来ることが一般的と思いますが正にその道路をまずは歩きます。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_8

下り線(富山・新潟方面)のパーキングエリアから下り始めたら、はるか下方に上り線(米原方面)のパーキングエリアが見えます。

この辺りは長い区間に渡って上り線、下り線が離れて作られている全国的に見ても結構珍しい場所だと思いますが、上下線を並列で作ることが出来ないほど急峻な地形なのだろうと推察しました。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_10

上り線の杉津パーキングエリアを過ぎた辺りから旧北陸本線廃線跡を歩くことになります。如何にもはかつてここに線路があったと髣髴させる。

2016_10_09 旧北陸本線廃線跡巡り_13

沿線(沿道?)では花がお出迎え。

2016年11月03日 17時21分

瀬戸内クルーズ(3)ひかりレールスター。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_272

船内にあった禁煙の貼り紙。秀逸。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_274

15時少し前、高松港に到着。それにしてもツアーガイドの方の何ともGOODな説明。よく調べていると感嘆。乗船中は飽きる事無く瀬戸内の風景を堪能していました。

15:10発の快速「マリンライナー42号」にギリギリ間に合いました。但し、高松駅で旅の余韻を楽しむ余裕は無し。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_289

岡山駅で「ひかりレールスター」発見。いやいや「ひかり」じゃないから「レールスター」ですね。

岡山発16:24の「こだま749号」。時刻表の車両形式の欄を見れば『700系』とあり、編成両数は『8両』。「レールスター」への乗り方を今更ながら発見。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_290

 

久しぶり。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_293

等と思う間もなく帰名する「のぞみ38号」が到着。岡山を16:16発「のぞみ38号」に乗車で2日間の岡山~香川の旅の終了。

2016年11月02日 20時20分

瀬戸内クルーズ(2)アンパンマントロッコを撮った…けど。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_237

吊り橋を下から見上げる。13:41。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_241

そして瀬戸大橋に別れを告げる。13:44。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_246

瀬戸内海点景。13:51。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_249

13:52。実は2両編成の列車が走っている。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_254

その列車の動きに合わせてカメラを向ける方角を変えてみる。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_262

宇多津13:45発、児島着14:04のアンパンマントロッコ4号。

乗船したときから何とか撮りたいと思ってはいたものの、船はどんどん橋から離れて行く。そしてもう撮れないと諦めかけた頃、その姿を捉えることが出来ました。勿論トリミングした写真です。

2016年11月01日 20時18分

瀬戸内クルーズ(1)出航。

9月11日(日)の昼下がり。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_213

この船で瀬戸内クルーズに出航です。時刻は13時半頃。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_216

船はまず与島の北側にある与島橋をくぐります。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_217

橋の下から見上げる。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_218

クルーズのあるツアーを選んで良かったと思った時間が過ぎてゆきます。瀬戸大橋を上と下の両方から見ることで、より立体的にこの瀬戸内海という場所が分かった気がしました。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_221

与島を西側からグルっと回り、先ほど塔頂体験した橋脚が見えてきました。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_226

波も穏やかな静かな瀬戸内海。潮風が気持ち良い。

2016年10月31日 20時16分

瀬戸大橋塔頂体験(10)瀬戸大橋を行く列車達。

12時頃、無事与島パーキングエリアに戻ってきました。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_194

昼食。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_190

与島パーキングエリアから見た瀬戸大橋を行く列車。まずは高知発岡山行き特急「南風10号」。12:11通過。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_201

松山発岡山行き特急「しおかぜ14号」。12:41通過。

時刻表をチェックし、その時間に合わせての撮影。実は「南風10号」と「しおかぜ14号」の間がランチタイムでした。パッと見、列車が走っているかどうかが分からない。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_211

13:25。ここには列車は写っていません。与島港から見た岩黒島橋。瀬戸大橋と言えば吊り橋のイメージですが斜張橋も美しい姿だと思います。

2016年10月30日 17時15分

瀬戸大橋塔頂体験(9)瀬戸大橋の防音壁。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_128

私の塔頂体験ではこれがベストショット。

私達がいた場所は電車1両分ほどのスペースがあり、その足元に下を覗く監視窓(?)があり、そこから顔を出しての記念撮影。スタッフが小学生の女の子に声を掛けてこんな写真を撮影し、その後、他の方もどうですか?と声が掛かったので私もお願いした次第。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_141

塔頂部にいたのは10分強。一度来た道を戻るかと思いきや、来る時は橋の西側を歩いたのが帰りは東側を歩きます。細かい事ですが飽きさせない工夫を感じます。ということで風景の違いを感じる1枚。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_146

11:34、岡山発高知行き特急「南風7号」・徳島行き特急「うずしお11号」が通過して行きます。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_148

「南風7号」はアンパンマン列車。四国はアンパンマンで溢れています。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_157

これまで何度か瀬戸大橋を列車で渡っているものの意識したことが無かった防音壁。与島を通過する区間の東側だけにあるそうです。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_159

下を見れば集落があり、その防音対策とのこと。確かに列車が橋を渡れば大きな音がするわけで、それを軽減する必要性は良く分かります。これも瀬戸大橋塔頂体験ツアーに参加したことで知ることが出来ました。

2016年10月29日 17時13分

瀬戸大橋塔頂体験(8)絶景!という言葉だけでは語りつくせない。

平成28年9月11日、午前11時10分。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_102

歩き始めて30分弱。ついに塔頂に到着!

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_104

広がる絶景。晴れて良かった。来て良かった。これ以上の言葉が出てこない。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_107

記念写真は本州四国連絡高速道路の担当者の方が撮ってくれます。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_115

岡山県側。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_120

下を覗く。

全て良し!!!

2016年10月28日 20時12分

瀬戸大橋塔頂体験(7)橋脚の中のディープな世界。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_93

道路と同じ高さの場所に到着。これもツアーならではの眺望。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_97

振り返ればこれもまた絶景。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_98

ここからいよいよ橋脚の中に入ります。ちょっとした探検気分。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_99

エレベーターに乗る。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_100

橋脚内では5階から乗り込み、10階に向かいます。察するにここのエレベーターは鉄塔の一番下から一番上までを繋いでおり、5階はその真ん中ということ。考えてみれば当り前のことでも、係りの方の説明を聞きつつ回っているので感動&興奮します。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_101

エレベーターを降りて少し歩く。

2016年10月27日 20時09分

瀬戸大橋塔頂体験(6)列車が通る。

まずは鉄道の線路の横を、塔頂体験する橋脚まで歩いて移動。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_49

こうして見れば、新幹線用にもう一本線路が増設される準備がされているのが良く分かります。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_50

10:54、岡山発高松行き快速「マリンライナー21号」が通り過ぎる。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_58

まだまだ先は長いが、早くも絶景に目を奪われる。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_61

11:01、岡山発松山行きの特急「しおかぜ7号」が通過。

2016_09_11 瀬戸大橋塔頂体験&〕クルーズ_79

11:02、高松発岡山行き快速「マリンライナー24号」が目の前を行く。

電車が近づくのをもっと早くから気付くかと思いきや意外と直前にしか分かりません。

もっとも通過する電車に熱心にカメラを向けていたのは少数派。そうなんです。このツアーは鉄道愛好家対象ではなく、ごくごく当り前のことですが普通の観光客が対象なのでした。

それでもツアーでなければ絶対に出来ない『瀬戸大橋を渡る電車の間際を歩く』体験に「おおーっ」と歓声が上がっていました。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2021年2月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!