2015年07月15日 20時51分

富山地方鉄道市内軌道線(6)富山トヨペット本社前。

富山トヨペット本社前到着直前の一枚。

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「新富山」の名前が消えてしまい、射水線の痕跡がいよいよなくなってしまったようで寂しいものがありますが、そもそも富山県外(富山市外と言っても良いか?)から来た人にとっては混乱の元になっていたかもしれないので、これは受け入れられる範囲ということになります。(上から目線で失礼します)

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こちらは2012年(平成24年)5月1日の新富山(現在の富山トヨペット本社前)付近です。大体の工事は終わっていましたがまだ旧線は剥がされていませんでした。何れにしてもこの改修工事(溝レールの採用)のおかげで乗り心地は大きく改善され、一時代前の電車といえる7000形に乗っていてもその快適さは実感できるほどでした。

そんな感じで富山トヨペット本社前まで乗ったのですが、富山地鉄市内軌道線のこの界隈のように大きな土木工事というきっかけでも無いとなかなか軌道の大改修は出来ませんが、今も頑張っている全国の路面電車の軌道に溝レールが普及することを願っています。

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ともあれ大学前まで行かず、確かめたいことは終わったのでここから富山駅方面に戻りました。その後のスケジュールにゆとりがあれば富山大橋周辺で撮影を楽しんでも良かったのですが、今日のところはこれまで。終了です。

2015年07月14日 20時49分

富山地方鉄道市内軌道線(5)諏訪川原~安野屋。

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電車内から見た諏訪川原(すわのかわら)電停付近。諏訪川原の向こうには安野屋電停も見えています。

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こうして見るともう別の電停名を名乗る必要もなさそうですが、これは富山大橋の架け替えに伴う安野屋電停の移設によるもので、以前はもう少し遠いところに電停がありました。

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こちらは2012年(平成24年)5月1日の諏訪川原付近。

当時、諏訪川原~大学前間は富山大橋の架け替えに伴い軌道の改修も合わせて行っていたのですが、そのためか配線が輻輳していました。今回はそれがどれ位スッキリしたかの確認をしたかったという理由が私をこの地へと運びました。

2012年の諏訪川原付近は、写真でも分かってもらえると思いますが、一部単線運転をしており、こちらに向かってくる電車が左側を走っています。

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変わってこちらは少し離れた安野屋付近。ここから複線に戻っていました。こうして改めて見ると、短い区間とはいえ結構複雑な運転をしていたものだと感心します。

2015年07月13日 20時48分

富山地方鉄道市内軌道線(4)完乗。

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7:15頃、富山駅に戻ってきました。7:13発の大学前行き(7023、奥の電車)、7:14発の南富山駅前行き(7017、手前の電車)が信号待ちで並んでいました。7000形の並びは如何にも日本の路面電車的で魅力を感じます。2両の電車の前にはその姿を撮影する人がいました。同好の士。親近感を覚えます。

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富山駅に向かう初乗車区間。信号の関係で、富山駅を南富山駅前行きより先に出た大学前行きを待たせて我がセントラムが入線です。

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いよいよ高架下に突入。こうして富山市内軌道線新規開業区間を乗り終えました。同じ富山県の高岡駅然りですが、駅ナカに電停があるのは本当に便利です。富山駅北側の富山ライトレールと繋がる日が待ち遠しいですね。

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セントラムとサントラムの2ショット。低床電車の揃い踏み。その右側のサントラムT102号にこれから乗車し、富山トヨペット本社前(今年の3月14日に「新富山」から改称)まで向かいます。何と中途半端な目的地なことよ。でも理由あり。

2015年07月12日 20時45分

富山地方鉄道市内軌道線(3)いざ初乗り。

富山駅電停を出て渡り線を行きます。

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初めて乗る線は、いくら目の前に見える範囲で「完乗」とはいえ、何故か胸がときめきます。

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新富町方面の電車は3線区間の中線から街に出て行きます。

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乗らねばならないとは言ってもセントラムでのグルリ一周は今回が2回目。(セントラムの乗車そのものは3回目ですが、前は中町で降りています)

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お約束の富山城をパチリ。これを見ずして環状線に乗ったとは言えない。というか自然に目に入ってきます。

さてこの写真を敢えてこのブログでUPする理由。それは路面電車だから「街」を感じることを出来るということも知ってほしいからです。路面電車の価値について昨今、日本でもやっと新規路線開通に向けての検討、具現化に動き出す都市が出始めましたが、単に利便性ではなく、『街との近さがもたらすメリット』も考えて欲しいと私は思っています。

2015年07月11日 20時30分

富山地方鉄道市内軌道線(2)富山駅に乗り入れ。

平成27年3月14日。富山地方鉄道市内軌道線が富山駅北陸新幹線高架下に乗り入れました。

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昨日の写真が昼間になっただけの写真ですが、折り返し6:49発の大学前行きは、『SANTRAM(サントラム)』のウェブサイトにUPされている運行時刻予定表には無かった電車です。

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富山駅電停では、向かって右側が大学前&環状線方面の乗車ホームで、左側が南富山駅前方面の乗車ホームになっています。

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ところでこの開業により市内軌道線の路線延長が160メートル伸び、その営業キロは7.6キロになりました。ということは乗らねばならない!

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狙いをつけたのは環状線の電車、セントラム。

6:51発で再びここ富山駅に戻るのは7:16。普通に仕事に勤しむ平日にはこんな時間から動くことはまず無いのですが、どうして「鉄」が絡むと朝一番から深夜まで体が機敏に動くのでしょう?訳が分かりません。

2015年07月10日 20時23分

富山地方鉄道市内軌道線(1)夜景。

2015年(平成27年)6月13日(土)の19:45過ぎ。

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富山地方鉄道市内軌道線の「レトロ電車」が「南富山駅前」から「富山駅」に到着し、折り返し19:47発で「南富山駅前」に向かうのはウェブサイトで確認していたので、一応様子を見に行きました。流石にこの時間は「レトロ電車」狙いの観光客&鉄道ファンの姿を見かけませんでした。

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すれ違うのは折り返し富山駅19:52発のサントラム。この時間帯はまだ南富山駅前方面の電車は5分間隔なので、こうした並びシーンを待たずして撮影できました。ヘッドライトとテールランプのギラリ狙い。今一つ…。

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宿泊したホテルで「宿泊者限定」で配られている“北陸新幹線開業記念市内路面電車無料利用券”。ホテルにチェックインして知ったのですがこれは翌日電車に乗る予定の私にはあり難かった。無料券は2回乗車できるもので来年の3月31日までならいつ使ってもOKとのこと。ということで日付印も無ければ何も無い。電車を降りる時に1枚ずつ切って運賃箱に入れるシステムになっていました。

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「Rail Inn」のロゴの入ったボールペン。そう言えば以前、「Rail Inn」の記事を雑誌で読んだような記憶が…。

京急EXイン・西鉄イン・名鉄イン、静鉄ホテルプレジオ、富山地鉄ホテルといった鉄道系ホテルのネットワークが出来ているのを部屋に備え付けのボールペンで思い出しました。(一応…持ち帰ってはいません)

ということでこの日のホテルは富山地鉄ホテルです。さてその理由は?

2015年07月09日 20時08分

IRいしかわ鉄道~あいの風とやま鉄道に乗車。

2015年(平成27年)1月5日。IRいしかわ鉄道521系の車両デザインが決定しました。

IRいしかわ鉄道のその日の公式ウェブサイトのトピックスにあった内容は下記の通り。

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車両デザインが決定しました

当社の車両デザインが決定しました。コーポレートカラーとロゴマーク、石川の伝統工芸を彩る五つの色(赤/臙脂系、黄/黄土(金)系、緑/草系、紫/古代紫系、紺青/藍系)を車両デザインに使用することで、親しみやすさと石川らしさを表現しました。

なお、石川の伝統工芸を彩る五つの色は側面のアクセントカラーとして使用し、保有する5編成でそれぞれ異なる配色とします。

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この『色』の違いを実感するのは連結部。

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左側がクハ520-55、右側がクモハ521-14。

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ということで金沢からこの日の宿泊地、富山への移動はここまで来れば分かったも同然の18:42発のIRいしかわ鉄道。

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途中の倶利伽羅駅(19:00着、19:01発)からあいの風とやま鉄道に会社が変わるので、自動券売機で発行の乗車券も倶利伽羅から860円区間。

車内で気にしていたこと。それはどれ位の人が富山県側まで乗るかということ。私の乗車していた車両(金沢駅出発時での目視の着席率60%強)では、たまたまかどうかは分かりかねますが、高岡で下車した人が結構いました。また富山まで乗り通した人は数人です。JRの在来線時代と一概に比較は出来ませんが、如何にも旅行者という方も見受けられたので、当面はこんな状況なのでしょう。所要時間が1時間というのもこの鉄道に乗ろうと言う動機になるのかも知れません。

終着の富山は19:41。日の長い6月であっても流石に暗くなっており、写真は撮影せずに駅をあとにしました。

2015年07月08日 20時06分

金沢駅は凄い。

アメリカの旅行誌「Travel & Leisure」にて「世界で最も美しい駅」14選に選ばれた金沢駅。

完成してもう随分経ちますが、今の金沢駅に降り立ったのは初めてです。

2015_06_13 金沢駅ドーム

金沢駅の全景を撮るべく外に出ようとするとまず目に入る巨大なガラスドーム。

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外に出るとそこには現代と過去のベストミックスのsデザインとも言える巨大な建造物が姿を現します。「世界で最も美しい駅」と言うのを実感できた瞬間でした。

2015_06_13 金沢駅噴水

現在時刻が表示される噴水。

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暫くしたら「ようこそ金沢へ」に変わりました。

この細やかさは観光客だけではなく、仕事で来た人の心にも響くのではないでしょうか。

2015年07月07日 20時05分

北陸新幹線、E7系とW7系。

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どうでもいい話ですが、車内でカメラの充電。今回はコンデジ×1、デジ一×1を持ち歩いていましたが、あまり撮影しなかったコンデジの充電を先に済ませておくことにしました。いやあ便利な世の中です。

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18:13、金沢駅に定時到着。

これで日本全国乗りつぶしが一山越えました。

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さて今回私はW7系に乗ってきましたが、ではE7系との差は何でしょう?車内のメロディーが違うのでそれが一番の違いとなりますが、外形的には先頭車のロゴマークの違いが分かりやすいですね。

こちらは「WEST」で、

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こちらは「EAST」です。もっともこんなことを気にするのは一部のマニアの方だけかも知れません。でも私は両方撮影出来てご満悦。

※この日のはくたか568号1号車(自由席)の軽井沢からの乗車率は多分3割程度。座れるとは思っていましたが2人がけどころか3人がけでも1人しか座ってないことも多く、意外な印象でした。と、そこで思ったのですがグランクラスはどうなんでしょうね?

2015年07月06日 20時00分

北陸新幹線で金沢へ。

軽井沢駅からは北陸新幹線で金沢へ向かいます。その内、長野~金沢間が初乗りで、3月14日の開業以来、私が乗り鉄であると知る人たちからもう何十人にも「北陸新幹線は乗った?」と聞かれ、「まだ」と力なく答えていた日々に終止符を打つ日がついに来ました。

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その前に。

そもそも軽井沢駅の改札の外に出たのは生まれて初めてかも?

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16:05着で16:06発の567E「はくたか567号」到着。本当ならもう少し線路側に立ちたかったのですが、安全のため黄色い線の内側ではこれが限界でした。それにしてもW7系乗車も初めて。ワクワクします。

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右側に停車している568E「はくたか568号」は16:04着の16:05発。ギリギリで2ショットが撮れました。さすが鉄道の定時運行大国ニッポン!

※「ろくもん」で同行した知人は、途中の上田駅で下車していきました。

※因みに東京行きの「はくたか568号」はF13編成ということでE7系。図らずもこの写真はE7系とW7系の両方が写っています。

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初乗りの「飯山」~「上越妙高」間で乗券の証拠撮影。一応撮影地点は長野駅を出てから…に拘ったのですが背景が…。

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上越妙高駅は17:03着の17:09発。ここで後発の8533E「かがやき533号」に先を譲ります。長野でこれに乗り換えれば16分早く金沢に着くのですが、その差なら(空いている)自由席で十分だろうと思い「はくたか」に乗り続けていました。そしてこの写真を撮るためにわざわざ1号車に乗りました。

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富山平野に入り立山連峰があるであろう方向を見てももやっていて何も見えません。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!