2015年07月05日 19時34分

「しなの鉄道開業10周年」記念フレーム切手

いうまでも無く、しなの鉄道は1997年(平成9年)10月1日、北陸新幹線長野開業に伴い開業した第3セクターです。もう18年も経っているんですね。早いものです。

しなの鉄道10周年切手

2007年にはこの「しなの鉄道開業10周年」記念フレーム切手も発売されていましたが、正直言って当時は地域限定のこうした“鉄道”切手に私はあまり興味がなく、収集するというところまでは行き着きませんでした。

なおこの切手はNPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された所蔵品です。会として切手類はそれほど大量に保存している訳ではありませんが、時代に応じて様々な切手が発売されているのはその通りで、これからも寄贈を受け、所蔵品を充実させ、何かの機会に公開したいという気持ちは持っています。

2015年07月04日 19時32分

しなの鉄道「ろくもん」(4)噴煙たなびく浅間山。

小諸駅では、「ろくもん」の乗客を駅前の「停車場ガーデン」に案内するミニツアーが行われています。

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殆どの乗客の方がそこに行かれており、指定席に乗車する私たちも付いて行きました。雰囲気としてはワイルドフラワーのお庭という感じ。色々な花が咲いており、晴れていればもっと華やかな印象になったのでしょうが、それでもいい感じの10分でした。

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と言っても私たちは他の乗客の方たちとは離れ、別の所に向かいました。もっともほんの数歩のことなのですが、それはホームの一角とも言える場所にある明治42年建築のレンガ造りの『油庫』。

小諸駅の鉄道施設のランプの灯油を保管するために作られたもので、建物の入り口には「少量危険物貯蔵取扱所」の看板がかけられており、往時を偲ぶことが出来ます。

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さて駅前に戻り、「浅間登山口」のモニュメントをパチリ。天辺にある何か変な形のモニョモニョは噴火する浅間山の雰囲気を形にしたものだそうです。(と、聞きました)

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その浅間山は「ろくもん」車内からもよく見えます。そして絶景ポイントで電車を減速する「撮影タイム」も用意されています。

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6月16日(火)に浅間山のごく小規模な噴火のニュースが駆け巡りましたが、13日はこんな感じでした。

さてこの撮影場所はどこでしょう?それは「ろくもん」に乗ってのお楽しみに残しておきましょう。

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「ろくもん」は15:48の定時で軽井沢着。食事つきプランはとても魅力的ですが、それとは別にこの電車の折り返しとなる「ろくもん3号」も狙い目かもしれません。何せ食堂車も含めて全車指定席なので、食事は出ないものの手軽に食堂車に乗ることが出来、特に3号車は座ってみたい!

2015年07月03日 19時31分

しなの鉄道「ろくもん」(3)小諸駅。

小諸駅には15:00着の15:17発。

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しなの鉄道の駅はそもそも国鉄~JRの大幹線である信越本線の駅だけあり、拠点駅はどこも風格があり、また広々しています。ここ小諸駅はJR東日本小海線との共同使用駅ですが、駅舎側の番線をしなの鉄道が使っています。

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そのホームではこんな可愛いお出迎えも。

「りのん」という名前がついており、「こもろ市民まつり」のみこしのために製作されたご神体との案内がありました。

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こちらは改札口の直ぐ横にあった水槽。金魚が泳いでおり、「ろくもん」の乗客の方たちも足を止めて覗いていました。

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一旦改札の外へ。実は「ろくもん」の乗客は外に出ることが出来るのです。その理由は…。

2015年07月02日 19時29分

しなの鉄道「ろくもん」(2)1号車の車内。

一方、軽井沢方の先頭車となる1号車。この車両は供食されませんが、その代わり気軽に乗ることが出来ます。

参考までにこの日、私が乗車した長野発軽井沢行きの「ろくもん2号」はよもやのガラガラ。しなの鉄道の人も驚いていたほどなので、梅雨時の土曜日で、かつ人があまり動かないであろうとこの時期を狙った私の思惑はドンピシャリではまりました。

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運転室後ろの場所。ソファーで寛ぐことが出来ます。

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向かい合いの2人席と4人席があり、こちらは4人席。大形テーブルがあり、通勤通学対応の輸送力列車115系の改造とは思えない優雅さです。

小さなお子さんのいる家族連れがこの席で食事しながら旅をするのにはうってつけでしょう。

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「木のプール」。子供向けかな?と思ってみていたら、食堂車の大人のお客さん達もここに入って記念写真を撮影されており、人気の場所です。一応、私も撮ってもらったのですが、公表は差し控えます。

(少しはしゃぎ過ぎており、社員としての品位を保つためにカット)

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車内販売のコーヒー。小さなカップですがお値段はお手頃な200円。1号車の売店で注文をすると席まで持ってきてくれました。

ところでこの「ろくもん」は2人旅。知人と上田電鉄の車内で合流し、私と同様に初「ろくもん」ということで一緒に信州の旅を楽しみました。

2015年07月01日 19時23分

しなの鉄道「ろくもん」(1)乗車。

平成27年6月13日。長野県をのんびり鉄旅。

2015_06_13-しなの鉄道 ろくもん_1

これから上田駅14:23着、14:35発のしなの鉄道の観光列車「ろくもん」に乗車です。

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「ろくもん」の名前は、ここ上田ゆかりの武将・真田家の家紋六文銭に由来するもので、電車にあるロゴは家紋をデザインしたものとのこと。

また車体の色は真田幸村の「赤備え」に由来した濃い赤とのことですが、そもそも「赤備え」って何?ということでネットで検索してしまいました。(^_^;)

そう言えばしなの鉄道上田駅の暖簾もこの色ですね。

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115系の正面顔を上手く利用してデザインされたヘッドマーク。

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食堂車のロゴ。塗装がピカピカ過ぎて周りの風景が反射し、なかなかオンリーの写真が撮れません。贅沢な悩みです。逆に言えばそれだけ丁寧に保守がなされていると言えます。ついでですが窓の透明感も半端ではありません。観光列車としてはこれだけでも評価に値します。例えば掃除の行き届かない飲食店にあまり行こうとは思わないのと同じでしょう。

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3号車の襖(ふすま)で区切られた席を外から一枚。

この日も食堂車(レストランカー)は満席で、車内の写真を撮る事はしていません。

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115系の真ん中の乗降扉があった場所。このあしらいは水戸岡鋭治氏のデザイン力の真骨頂といったところでしょうか。

2015年06月30日 21時35分

寝台特急「北斗星号」運転記念キーホルダー。

2015_01_26~北斗星の旅_114

今日は8月にいよいよ本当の終焉を迎える寝台特急「北斗星」の余談。(写真は今年の1月27日、札幌駅にて撮影)

北斗星1

1988年3月13日、寝台特急「北斗星」が運転を開始しました。それを記念して作られたキーホルダー(と、しおりのセット)が縁あって今、私の手元に来ています。

北斗星2

ケースに入っていては、中が良くわかりませんので蓋(ふた)を取ってみました。

上蓋には、

津軽海峡線“北斗星号”

上野~札幌間縦貫運転記念

1988.3.13

JR東日本東京圏運行本部

とあります。

この手の情報に疎いので何ですが、恐らく市販品ではなく関係者もしくは乗客に記念品として配布したものと思われます。

北斗星3

北斗星4

キーホルダーの表面と裏面。本州と北海道が鉄路で繋がった興奮と感激が伺えます。

実用新案同封の説明書で、JR東日本がこのキーホルダーを「マジックキーホルダー」として実用新案の申請をしていたことを知りました。鉄道会社がこうした本業と直結しているとは言い難いことにも全力で取り組んでいたことからも、如何に青函トンネル開通という出来事のインパクトが大きかったかと言うことを改めて実感させられました。

2015年06月29日 20時32分

ななつ星 in 九州、落選。

ななつ星先週の土曜日「ななつ星 in 九州」からお便り到着。

予想通りの落選通知。これも2度目ともなればガッカリ度は初回ほどではありません。

キャンセル待ち

キャンセル待ちの権利のない結果も先回同様。

来年の春~夏分が10月から受付け開始となるのでもう一度チャレンジしてみようと思っています。

少々自虐的でしたがここまで来ると何度挑戦したら旅に出られるかを試したくなりました。でも決して意地を張るとかではなく何か淡々とした気分です。いつかこのブログで「ななつ星 in 九州」の旅の報告をする日が来ることを願っています。

2015年06月28日 19時49分

上田電鉄別所線/6000系デビュー記念乗車券。

下之郷駅に戻ってきました。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_153

で、気がついたこの建物。上田丸子電鉄と大きな表示がありました。上田「交通」ならまだしも地元の人でも忘れていそうな社名。かっての名前を知っている身としては「へぇ~」です。乗り鉄の楽しみの一つにこうした発見があります。もっともいつも目を皿にしてばかりいては、それこそ『乗る楽しみ』どころではなくなりそうです。枝葉末節に捕われず、気が付いたら面白いものを見つけたという程度が良さそうです。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_158

14:05発の電車が到着。無事に乗車しました。

DSC02439

スタンプラリー「全国鉄道むすめ巡り2015」の台紙と6000系デビュー記念乗車券。特段、「鉄道むすめ」に萌えるということはありませんが、私自身は鉄道事業者と鉄道むすめのコラボは『あり』と思っています。スタンプの置いてある駅が各社の終点駅というのが工夫の為所で、興味をお持ちの方でこれに参加する方は是非、鉄道を使いましょう。

DSC02440

ということで上田電鉄のスタンプは「別所温泉駅」で押しました。因みに記念乗車券は上田駅で買っています。さて今回の上田~別所温泉間の乗車券は「1日まるまるフリーきっぷ」(1,180円)を使っています。往復運賃と同額ですが、下之郷で途中下車しているので少々お得になりました。

2015年06月27日 19時45分

上田電鉄別所線/撮影。

実は下之郷駅で下車した目的の一つに「撮る」がありました。

往路の電車で下之郷駅付近で撮影できそうな場所をチェックしており、別所温泉方面に少し行ったところが光線の具合も良さそうという確認はしており、そこで撮影することにしていました。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_134

狙いの電車の下之郷発は13:36。もともと18分しか時間が無いのに更に6000系を撮っていたので時間がカツカツ。スマホの地図で道を確認する時間もなく、自分の勘を頼りにただひたすらに狙いの場所に向けて走りました。ハアハアゼイゼイ。

何とか間に合いました。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_138

こちらは後ろ打ちではありますが、まあ何とか。

本当ならもっと粘るところかも知れませんが、何せ後の時間が決まっており、下之郷発14:05の電車に乗らなければしなの鉄道の「ろくもん」に乗り遅れてしまします。これで上田電鉄の撮影終了。

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帰りがけは少し寄り道して車庫の外にあった5000系をパチリ。少々寂しい気分。

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撮影地から駅に戻る道で出会った「道祖神」。久しぶりに見ました。私にとっては信州らしい風景の一つです。

2015年06月26日 19時42分

上田電鉄別所線/6000系の愛称は「さなだどりーむ号」に決定。

2015年(平成27年)6月13日。正に私が上田電鉄を訪れた前日に6000系の愛称が「さなだどりーむ号」に決まったという発表がなされました。

応募総数354点ということですからかなりの倍率の中で決まったもので、上田電鉄のウェブサイトにあった命名理由には「真田幸村の赤備えをイメージした車両なので苗字を使い、まるまどりーむ号のような柔らかみのある愛称としました。」とあり納得の選択ですね。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_121

ということかどうかは分かりませんが、この日(6月13日)は上田電鉄のイベントが行われており、私が「下之郷駅」に着いたその時間は、真新しいヘッドマークも誇らしく参加者を乗せて駅(車庫)構内での体験乗車会をしていました。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_122

おかげで本線を行く6000系を撮影!ラッキーの一言です。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_128

側線でも1枚。

2015_06_13-しなの~上田電鉄_156

臨時の表示は結構レアかも?

因みにホームで撮影していたのは私を含め3名(だったと思う)で、イベント参加者は恐らく全員乗車していた模様です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!