2014年08月03日 20時08分

浜松工場 新幹線なるほど発見デー(3)N700Aの運転台見学。

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今年の「浜松工場 新幹線なるほど発見デー」では事前申し込み・抽選で(大人が、というか大人も…)参加できるイベントがあり、その一つが運転台見学でした。

※ここから先は、抽選に落ちた方は見ない方が良いかもしれません。

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12:50集合の回がいよいよ始まり「N700 ラージA」の文字を横目に、車内への乗り込みです。運転台見学は「N700A」「N700」「700」と3コースあり、どれに乗れるかはある種の運。もっともその前にそもそも『当選』というハードルもあります。折角乗れるのなら最新の「A」が良いと思うのが人情ですよね。

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目に飛び込んできた運転台。N700とN700Aでどれほどの違いがあるのかという知識の無い私ではありますが、広い意味でのN700の運転台はリニア・鉄道館の運転シミュレータ以来です。

N700運転室 右から

そしてそこに座っての記念撮影。係りの方から「レバーに手をかけても大丈夫ですよ」と声をかけられその気になってこんなポーズをとりました。ただ1点だけ致し方ないのですが、運転室内の滞在時間は1グループ2分となっており、係りの方がストップウォッチで計っているので「延長」は絶対に不可。同行者の撮影後に、私のこのポーズを撮影してもらって時間切れ。ただ出来る限り多くの方の見学してもらいたいでしょうからしょうがないですね。

さてこの場所に来ることが出来たのは鉄友のおかげ。前日(25日)に「仲間内で1組当選しているのだけれど、もう1人入れるのでご一緒しませんか?」との嬉しい連絡。二つ返事(気持ちよく直ぐに承諾)よりも速攻で「よろしくお願いします」と返事をしました。

2014年08月02日 19時57分

浜松工場 新幹線なるほど発見デー(2)車体上げ。

浜松駅到着時には、実は「タクシー」という選択も頭をよぎったのですが、タクシー乗り場にタクシーの姿は無く、一方で待っている人はウルトラ長蛇の列で、そのためシャトルバスを使うことにしたのですが、これはこれで「甘い考え」であることを知らされるまでにそれほどの時間はかかりませんでした。

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写真を撮影したのは行列の折り返し地点で、道路左側の遥か彼方がバス乗り場で、道路右側にも待っている人の列が延々と続いており、結局10:15頃から並び始め、バスに乗ったのは約90分後。お昼前に何とか浜松工場に辿り着きました。因みに帰りの待ち時間は1時間弱でした。

※往路の待ち時間は30分程度と勝手に思い込んでおり、運賃がかかることとバス停から少し歩くのを承知の上で路線バスを使う情報通の方がいることを後で知りました。また、行列に並んだときに、係りの方から最大90分待ちとは聞いており、納得の上で並んでいました・・・こうして私の初・浜松工場見学はスタートしました。

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まずは「車体上げ」。

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半開きの乗降用ドアを見るというのも新鮮ですが、やはりそれを下から眺めるのは面白い!の一言です。

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そして吊り下げられた車体は目の前を通り過ぎていきました。

2014年08月01日 19時51分

浜松工場 新幹線なるほど発見デー(1)駆け込み乗車は止めましょう。

三陸鉄道の話はまだ6月1日に乗車した時の続きがあるのですが、一段落したのでちょっとお休みし、平成26年(2014年)7月26日(土)の鉄活を書かせていただきます。

この日はまずJR東海の「浜松工場 新幹線なるほど発見デー」に出かけました。

新幹線名古屋駅

名古屋発9:34のひかり460号に乗車。

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乗務員室ドアの位置を示すホーム上の表示の正にその場所にドアはあり、当然とは言えさすがです。

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この日は16号車(喫煙車)に乗車。700系乗車時にはいつもなら禁煙席を選ぶのですが、夏休み中とあってか禁煙席は満席。止むを得ず乗ったものの、車内はガラガラで何とか助かったと思いました。

ところでこの列車の名古屋発は7分遅れ。原因は「駆け込み乗車で非常ブザーが押された」とのことでえらい迷惑でした。なくならないですねえ、この行為。

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ひかり460号の浜松到着は定時なら10:06。どれほどの遅れになるかと思いきや回復運転の結果、4分遅れの10:10に到着。それより「凄い!」と思ったのは、到着直後にのぞみが通過し、定時の出発時刻10:11を少し回ったところで出発していったことです。流石は日本の新幹線!!!

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そして浜松駅コンコースのピアノを横目に改札を出て、東海道新幹線浜松工場へのシャトルバス乗り場に向かいました。

2014年07月31日 19時46分

三陸鉄道1日乗車券の旅(8)三鉄を2度目の完乗!

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三陸鉄道南リアス線「三陸駅」。運転再開を祝う横断幕がありました。

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恋し浜駅(元の小石浜駅)は、以前私がこの線を乗ったときはまだ無かった駅です。

ところでこの駅には、AKB48のメンバーが書いた絵馬があったのですが、私が乗った直前の5月23日にそれがなくなっていることが分かったことで思わぬ形で有名になりました。

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19:01に盛駅着。日の長い時期とはいえ夕闇に包まれ始めていました。

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到着ホームからは跨線橋を渡らず、その先にあるJR大船渡線(BRT)盛駅の構内踏切(?)を通って駅舎に向かいました。事情が呑み込めなかったものの他の乗客の方の後をついていったのですが、これが正式に認められたものなのか、便宜的なものなのかは今も分かっていません。

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駅にあった大船渡線発車時刻。

でも鉄道ではなく、バス(BRT)なんですね。

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1984年(昭和59年)9月2日の盛駅。これほどまでに車が駅前を占めているこの姿は今はありません。

2014年07月30日 19時39分

三陸鉄道1日乗車券の旅(7)南リアス線で盛を目指す。

平成26年(2014年)5月31日(土)。晴れ。

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三陸鉄道「釜石駅」のホームからJRのホームを見たらSL銀河の客車(ディーゼルカー?)が停まっていました。

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1984年(昭和59年)9月2日の釜石駅。三陸鉄道といえばやはりこの36-100形のイメージですね。

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こちらは平成26年の釜石駅。新車の36-703が待っていました。

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クウェート政府の援助で導入された車両であることがこの国章からも窺えます。

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車内には各ボックスにテーブルがあり、これは観光客にとっては嬉しい装備でした。かくして18:07に盛行きは定時に出発しました。

2014年07月29日 19時33分

三陸鉄道1日乗車券の旅(6)釜石駅にて。

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1984年(昭和59年)の釜石駅。

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そして2014年(平成26年)の釜石駅前には定時の17:28に到着。駅前の風景には30年の月日の流れを感じさせます。

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こちらが三陸鉄道南リアス線「釜石駅」の入り口。矢印の場所が、津波の来た高さです。

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駅舎内にはジオラマがあります。なんといっても目立つのは「鉄道男子」!

2014年07月28日 20時16分

三陸鉄道1日乗車券の旅(5)宮古~陸中山田~釜石。

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宮古駅前から15:15発の「岩手県北バス」田の浜行きに乗り、まずは陸中山田(バス停の名前は「みちの駅やまだ」)を目指します。東日本大震災でストップしているJR線には代行バスがあってもよいはずなのですが、宮古~釜石間はもともと山田線沿いに路線バスがあったということで代行バスはなく、その路線バス(岩手県北バス・岩手県交通)を乗り継がなければ先に進めません。ここ三陸を公共交通機関で横断するのは大変なことなのです。しかもそれなりに大きな荷物もありますしなどと愚痴を言ったところで何ともなりません。それぞれの地元にそれぞれの事情があるわけですのでこれは従うことが旅人のマナーです。

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山田線津軽石駅の現状です。

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バスの車窓には悲しいほどまでに美しい海が続きます。

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「道の駅やまだ」に16:15の定時到着。ここで乗換えです。岩手県北バスはこの先にもまだ路線が続いていますが、岩手県交通はここが始発となります。

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16:40発に乗車ですが、ここからも所謂路線バスタイプで『旅』気分とはほど遠い感じでした。

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そんな車窓からこんな道路標識を見つけました。(JR吉里吉里駅近く)

初めてこの道路を通る人でもいざという時の地震~津波の際にどこまで逃げれば安全なのかの目安となりますが、1キロを越える距離は珍しいものではなく今回の津波被害の甚大さが改めて窺い知れました。

2014年07月27日 19時10分

三陸鉄道1日乗車券の旅(4)宮古駅・AKB48顔出し看板。

お座敷列車から降りたので今日からタイトルを「三陸鉄道1日乗車券の旅」に戻します。

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さて宮古駅に30年ぶりに降り立ちました。それにしても「30年ぶり」という言葉を一口に言っている自分は何者と一人突っ込みをしてしまいました。

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昭和の宮古駅とは建物の色の違いを除けば建屋自体に大きな変化はなそうですが、周りの風景は隔世の感があります。

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宮古駅を出て直ぐの場所にはAKB48の顔出し看板がありました。総選挙1位のまゆゆの隣で撮影できるのは嬉しいかもしれませんが、ええ年こいたおっさんがここから顔を出して、通りがかった人に写真を撮ってもらう勇気などあるはずもなく、これが私の限界でした。

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駅周辺の探索を追え、もう一度駅舎の中に戻りお土産品を見ていました。そこにはこんな寄せ書きがあり、感無量になりました。

 

さあこれからバスを乗り継ぎ、JR山田線沿いに釜石に向かいます。

2014年07月26日 19時06分

三陸鉄道お座敷列車の旅(8)ネコのいる宮古駅。

駅に到着したときにお約束で撮影している風景なのですが、下車するお客さんがホームからいなくなるのを待っていたら、改札を抜けるお客さんが、ニコニコしながらざわついていました。

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あれっ?

決して広くないホームの改札の手前壁に何かあります。

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その名も「落ちないにゃんこ神社」。

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最近、和歌山だったり、那珂湊だったりにいる(生きた)駅ネコがいるようではなさそうですが、この風景には何となく癒されます。皆さんも是非、記念写真を撮ってください。もっともここに何故「落ちないにゃんこ神社」があるのかは聞きそびれました。悪しからずご了承下さい。

2014年07月25日 19時04分

三陸鉄道お座敷列車の旅(7)車内乗車券。

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田老駅で交換。36-207の単行の車内は思ったより乗客の方がいましたが、地元客というより観光客が多いように見受けられ、鉄ちゃんらしき姿も確認できました。

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三陸鉄道田老~宮古間は、国鉄宮古線の時代の昭和53年(1978年)8月29日に乗りました。その後、三陸鉄道になり、北リアス線となって開業した昭和59年(1984年)にも乗っているのでこの区間は3度目の乗車となりました。

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13:54、宮古駅着。

車内乗車券

(余談)考えてみればもっと早く気付くべきでした。

いつもはワンマン運転が多い三陸鉄道ですが、この列車は3両編成で車掌が乗務している!!ということは車内券がある!

実は車掌さんがいるのは分かっていた(お話しもしていいますし…)のですが、車内券の販売をしているとは…。

車掌さんが途中駅から乗られた方に車内券を発行しているのに気付き、慌てて買いました。と言ってもタイミングの問題で、宮古駅に到着後に他の乗客の方が改札を出てからの発行となりました。それにしても東京までの乗車券を買う方はいるのでしょうか?

 

こうして“北三陸鉄道”の「じぇじぇじぇ」な旅は終わりました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!