2014年03月16日 17時10分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(8)最後に公式写真。

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車庫内の見学と車内見学、そしてグッズの販売と順調に明鉄見学は進んでいました。

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そして13:38に急行「大正ロマン号」(じねんじょ列車)が戻ってきて入庫。アケチ6を見て、なぜか少し懐かしい気分になりました。久しぶりに本線で走るのを見ました。(明智に来るときに、岩村駅で交換。写真は撮れませんでしたが、本線上を行く姿はちゃんと見ています)

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C12の運転台には参加者が交代で入りました。自分で言うのも何ですが、なかなか様になっています。ただコートは少々場違いだったかも知れません。

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C12244のナンバープレートは残念ながらまだ整備が追いついていません。また屋根つきの場所に保存されていたとはいえ、その傷みは隠せません。

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最後に形式写真っぽい感じで一枚。これが本線を走る姿を見てみたい!その前に明智駅構内で運転体験…。まずはこれを期待ですね。

※私は蒸気機関車の整備の専門家ではありません。それでも復活の第一歩となる「自走」だけでもハードルが高いのは十分に見て取れました。明知鉄道だけの力で超えられるものではないでしょうし、恵那市(+岐阜県)による費用負担があったとしてもSL運転を行うためのスタッフ育成も必要でしょうから、関係者の相当の覚悟が必要でしょう。大都市名古屋から比較的近いという地理的メリットもあるので、ヨーロッパでよく見られるボランティアスタッフが支える保存鉄道的な手法を取り入れるチャンスかもしれません。ただそれを行うには明智駅の構内が少々手狭な気がしています。

2014年03月15日 20時03分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(7)ヘッドライトを点灯。

運転台にある逆転機を回すとロッドの部分が動きます。矢印の部分が目立ちますが、その左側の部分も注目です。

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これの位置で蒸気機関車の前進・後進などがコントロールされます。蒸気機関車の運転は鳥取県の「若桜鉄道(圧縮空気)」、北海道の「三笠鉄道/三笠鉄道記念館(石炭)」で経験がありますが、前進・後進の切り替えをこうした形でみたのは初めてで、思いのほか新鮮でした。

 そしてこの日の最後のイベントとして、参加者の要望でヘッドライトが点けられました。

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と言ってもそれは簡単なことではなく、発電機を回さなければなりません。圧縮空気・・・とここからの説明は、チャンスがあれば見学会に参加されてそこで担当者にお聞き下さい。もっとも私自身がここで説明するほど詳しくないということが一番の理由ですが…。

2014年03月14日 20時02分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(6)エアーコンプレッサー。

「ぎふローカル鉄道博覧会」のイベントNo.12「明知鉄道 明鉄見学ツアー」がいよいよスタート。

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と、その前に駅舎の片隅に置かれたエアーコンプレッサーをパチリ。これがC12に命を与えています。

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これで作られた圧縮空気はC12まで管で運ばれ、運転台下の赤い矢印の場所で繋がれていました。ここにはメーターもあり、明知鉄道の方はそれを時々確認されていました。

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たなびく煙は青空に溶け込んでいました。

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2014年03月13日 22時11分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(5)焼いも。

明智駅には12:27の定時着。

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早速C12との並びを撮影。アケチ13にはC12のイラストもありこんな2ショットを撮影したのですが、集合時間直前で他のお客さんもおられ、この程度の写真が精一杯でした。(と、言い訳)

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SLの所属機関区は「明知」。なかなか様になっています。

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12:30に受付けを済ませ、イベントが始まるまでの少しの時間を使って駅舎の外観撮影。あれっ?駅舎の前に何かあるぞ!と見てみれば…。

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「焼きいも」を販売中。その焼き釜を見て「SLっぽい」と思ったら、直後に子供たちが「SLだ!」と声を上げ、私の認知レベルは子供と同じというか、鉄道好きの感覚に年齢の壁はないと実感した次第です。(笑)

惜しむらくは到着したのが集合時間直前だったため、この焼いもを味わうことが出来なかったことです。1本200円×2本はいけたと思います。

2014年03月12日 23時12分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(4)幸せ地蔵。

33パーミルの小さな看板。

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明知鉄道飯沼駅。普通の鉄道では一番勾配が急な駅として知られています。それにしてもあまりに地味な看板ゆえか「明鉄見学ツアー」の参加者も多く乗っているこの列車にあって私しかこの写真を撮影していないように見受けられました。

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飯沼駅を後にして歩みを進めます。

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極楽駅では「幸せ地蔵」さんが私の乗る列車を出迎えてくれました。それにしても2010年(平成22年)7月には無かったような…。お地蔵さんの足元にあった設置日を見て納得。2010年12月に置かれたものでした。「幸せ地蔵 あしたもいい日になりますように」。

明日の天気予報は雨。でも厳しい寒さはなさそうで、それが私にとっては何よりごくらくごくらく。

2014年03月11日 20時40分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(3)リニア中央新幹線。

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恵那駅に着くとこのアケチ10形が出迎えてくれます

例えばこの日、10:28についた時はアケチ12(10:30発)が停車中でした。

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そして恵那市中央図書館のC1274との出会いを終えた私を迎えてくれたのは11:38発のアケチ13。リニア中央新幹線ラッピング車両です。

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今回の明知鉄道訪問の目的の中にこの車両の撮影も入れていました。

ところで岐阜県では、2027年開業予定のリニア中央新幹線の中間駅(中央本線美乃坂本駅に隣接)と明知鉄道を結んで観光客用の蒸気機関車を走らせる構想を明らかにしています。

本当に実現するかどうかが決まるのはまだまだ先の話しでしょうが、それはともかくまだ10年以上先の話しをこうしてラッピングしていることについて、リニアに賭ける地元の期待感は確実に私に届きました。

2014年03月10日 20時38分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(2)C1274。

平成22年(2010年)7月24日に「運転体験」で訪れて以来の明知鉄道ですが、今回は明智駅に真っ直ぐ向かわず「恵那市中央図書館」に向かいました。

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建物の手前の屋根の中に何かいる???

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静態保存のC1274号機です。最近、地元(東海3県)の静態保存蒸気機関車は、チャンスがあれば見ておこうと思っており、そんなこともあって来たのですが保存状態はかなり良さそうな感じがしました。

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このC12も「明知線」で活躍していたそうで、地元ゆかりの機関車とのことでした。ただ私が気付かなかっただけかも知れませんが、案内看板を見つけられませんでした。

2014年03月09日 18時29分

ぎふローカル鉄道博覧会/明知鉄道(1)千種駅。

昨日(3月8日)は、「ぎふローカル鉄道博覧会」のイベントの一つ、No.12「明知鉄道 明鉄見学ツアー」に参加しました。

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起点は千種駅。私が千種駅を日常的に使っていたのは40年以上前の浪人時代で、駅舎の背景が高層ビル群になろうとは夢にも思っていなかったはずです。

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さて乗換駅・恵那までの移動は9:34発の快速中津川行。ロングシートで恵那まで乗りたくないなあと思ってみたところでしょうがない。諦めて8両編成の最後尾の車両のシートに身を委(ゆだ)ねました。

窓外に高架化された勝川駅の変貌ぶりを眺めつついつしか眠りについていました。

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恵那には10:28(定時は10:27と思われる)に到着。跨線橋を渡っていたらセントラルライナー仕様の313系の向こうに恵那山が見えました。(薄らだから確認しづらいかも)

2014年03月08日 19時49分

「第3回こども鉄道博士選手権」放送記念(5)監修の仕事。

 では鉄道クイズの監修とはどんな仕事でしょうか?と言っても「こども鉄道博士選手権」限定情報です。

まずはスタッフの作った問題の内容確認。合わせてミスがないかどうかの確認もしています。人間がやることですからミスをゼロにすることは不可能だと思っており、そのためにも第三者の目を一回通すことが必要となります。(通常の番組制作の手順です)

またその問題が今回の「こども鉄道博士選手権」であればマニアの方も番組をご覧になるので、マニア心に火をつける味付けを心がけています。(必ずしも…と言った声は毎度聞きますが笑って許してもらっています。多分)

2011_03_07リニア・鉄道館_25

●今日の写真は、リニア・鉄道館の新幹線シミュレータ「N700」です。

さて本題です。3択・4択問題となると誤答作りもなかなかの作業となります。でも実はこれが結構楽しい作業なのです。

(問題)

新幹線700系・N700系の編成定員は実はすべておなじです。それは何人?

1)1321人

2)1322人

3)1323人

このような問題はあまり遊んでいませんが、

名鉄揖斐線2004_09_26(001)

●写真は名鉄揖斐線黒野駅。(2004年9月撮影)

(問題)

名鉄揖斐線が全廃されたのは平成何年?

1)平成13年

2)平成17年

3)平成18年

正解は平成17年なのですが、平成13年は黒野~本揖斐間が廃止された年で、この問題は1つだけですが、誤答全てに意味を持たせたりするような遊び(工夫)もしていました。

どうせなら解答者には不正解の答えでも「にやっ」としてほしいなどといった邪(よこしま)な心を持っています。もっとも「こども鉄道博士選手権」の参加者は子供たちで、そんなことを考える余裕はないでしょうから基本、直球勝負です。

名鉄揖斐線2004_09_26(012)

2014年03月07日 19時35分

「第3回こども鉄道博士選手権」放送記念(4)3択・4択問題の誤答の作り方。

今から3年程前になるのですが、中京テレビの携帯サイト(有料)で、鉄道検定(一般マニア向けで子供向けということではありません)を行っていました。全部の問題を私が作ったのですが、その中から少々。

2012_05_02高山本線ローカル列車の旅_90

●写真は高山本線「焼石」~「飛騨金山」間にある『福来信号所』です。信号所のイメージ写真ということで…。

(JR在来線問題)

「高山本線飛水峡信号所は何駅の間?」(回答は3択)

1)上麻生~白川口

2)下麻生~上麻生

3)白川口~下油井

答えは1)。この問題はあまり馴染みの無い信号所を出題したのですが、「飛水峡」を問題にしたのは、信号所の名前の付け方が「私の好み」だったからです。それと山間の静かな信号所で待避する列車の横を突然、轟音をたてて通過する列車を見送り、再び静寂が訪れるその瞬間が好きです。

 2011_02_11伊勢志摩ライナー_10

●この写真は「近鉄」というだけで選択しました。私は近鉄の写真は殆ど撮っていません。お許し下さい。

(近鉄問題)

「昭和33年に登場した初代ビスタカーの階上席シートはどんなシート?」(回答は3択)

1)進行方向から10度窓向き

2)進行方向から5度窓向き

3)進行方向に正対

携帯コンテンツということで、設問自体が少々言葉足らずで、かつ回答も???と思われるかもしれませんが、この問題は参加者の知識を試すというよりは初代ビスタカーの面白さを知って欲しいと作った問題です。

因みに答えは1)です。

さて、このような問題の場合に参加者の思考回路は、まず「少し角度をつけたシートであろう」と推測し、あとは5度か10度の2者択一であろうと進んでいき、最終的には「事実を知らなくても正解率は50%」と考え、答えを選ぶことになります。

もっとも不可読みしすぎて3)を答えた方も少なからずおられました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!