2013年12月07日 21時12分

沖縄軽便鉄道・廃線跡巡り(3)ここが那覇の起点だった。

沖縄県営鉄道那覇駅があったのは、今は「那覇バスターミナル」のある場所。

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私が初めて沖縄の地に足を踏み入れたのは昭和51年(1976年)3月。2泊3日の船便で降り立った彼の地はまだ右側通行の時代でした。

そしてここを起点にコザ市(現・沖縄市)に行ったりもしました。その当時は、ここに沖縄県営鉄道の駅があったなど知る由もありませんでした。

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「駅」が生まれ変わった後も、以前と変わらずあるのが「仲島の大石」。

(解説)琉球石灰岩でできた岩。高さ約6メートル。周囲約25メートル。岩の上にアコウなどの植物が自生している。岩の下部に海水に削られてできたノッチがあり、元は海岸にあったことが分かる。【県指定史跡】、【県指定天然記念物】(参照:琉球新報社沖縄コンパクト辞典HP)

検索するとパワースポットと言う言葉も出てきました。

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バスターミナルらしい風景を探すも良い場所が見つからずで、結局「那覇バスターミナル」歩道橋で落ち着きました。

2013年12月06日 21時08分

沖縄軽便鉄道・廃線跡巡り(2)南大東島の風が吹く。

ゆいレール「壷川」駅から少し東にある「壷川東公園」。

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ここには私が以前から狙っていたあれが…。

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会いたかったよ!KATO。

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沖縄本島から東へ360キロの南大東島から、さとうきびを運んでいた機関車がはるばるやって来ました。(距離は南大東島HP参照)

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貨車のように見えるこちらは元蒸気機関車。足回りが確かに蒸気なのですが、案内看板が無ければ通り過ぎてしまうような気がします。

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今にも走り出しそうな絵(写真)が欲しかった(撮りたかった)のですが、まあご愛嬌という事で。

2013年12月05日 22時36分

沖縄軽便鉄道・廃線跡巡り(1)糸満線&与那原線。

沖縄には「ゆいレール」が登場する前にも鉄道がありました。しかしその鉄道・沖縄県営鉄道(=沖縄軽便鉄道=けいびん=ケービン)は昭和20年(1945年)に終焉を迎えました。

もっともそれ以外にも鉄道は存在していましたが、今回はケービンに絞った話です。

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写真は、那覇市内の壷川東公園に屋外展示されているその路線図です。皆さんには位置関係の確認用と言うことで…。

でその廃線跡巡りは11月7日(木)に行きました。

(参考文献)

「歩いてみよう!おきなわ軽便鉄道マップ」(おきなわ散策はんじゃ会編 発行:ボーダーインク 2008.0808)

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参考文献を見ながらとりあえず南端の糸満線「糸満駅」(地図では「いとまん」)を目指しました。大体この辺りに「糸満駅」があったはずですが、これが『駅』という分かり易さはなく、どちらかと言えば糸満の街を見てきたと言ったところです。

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ここは津嘉山(つかざん)駅付近(今の沖縄県島尻郡南風原町津嘉山)の廃線跡。そんな感じがあります。

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ここは与那原線の終点与那原(よなばる)駅があった場所の近く。沖縄県島尻郡与那原町の中心地近くで、駅があったのはこの位置から少し左に入ったところのはずです。なお、沖縄県営鉄道の「与那原駅」は来年度(2014年)に復元の予定です。

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“らしい”遺構が残っているのが那覇市国場(こくば)にある川というより溝?に残るレンガ。

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雰囲気がありますね。

2013年12月04日 20時03分

ゆいレール2013(7)那覇空港点景。

ゆいレール展示館から那覇空港への戻りに少し撮り鉄。

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まあこんな写真も撮れるという程度です。

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高架橋の隙間から見えるモノレール。

その間に丁度1編成2両分が入ることが確認できたので撮ってみました。

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おまけの一枚は開業の翌年、平成16年(2004年)5月15日に乗りつぶしに出かけた際の1枚。沖縄の海とゆいレールを込みのショットが撮影したかったのですが、高い場所からの見下ろしでなければ無理なのは分かったものの簡単に行けそうな、また入れそうな場所を見つけられず、首里駅で下りた後“観光”した首里城で何とかこの場所に出会えました。手前のビルが大きく入っており、良い鉄道写真とはいえませんが自分としては記録写真的な意味で『良し』としています。

明日からは「沖縄県営鉄道(沖縄軽便鉄道)」廃線跡巡りをUPします。

2013年12月03日 20時00分

ゆいレール2013(6)ゆいレール展示館。

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今回、どうしても来たかった場所のひとつがここ「沖縄都市モノレール株式会社」の本社。というよりその中にある「ゆいレール展示館」。那覇空港のコインロッカーにとりあえず荷物を全部入れ、カメラだけを持っていきました。(10分弱歩くため)

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お約束のシーサーのお出迎えです。

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平日しか開館していないので、「鉄」ちゃんには訪問のハードルの高い鉄道系博物館・資料館の一つです。この点は皆さんのご賛同が得られると思っています。

ゆいレール開業以降に那覇に来たのは今回で3度目なのですが、平日の日程にしたのはこの「ゆいレール展示館」のためと言ってもいい位です。

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私はここにこれがあるのを知らなかったモノの一つ、「沖縄県営(軽便)鉄道」嘉手納線の古レール。鉄くずになる寸前のレールを個人の方が保管し、ここに寄贈されたそうです。思わずレールにすりすりしそうになりました。(んなわけはないか…)

因みに沖縄にかってあった路面電車の古レールも展示されています。

『凄い』の2乗、3乗…いったいどれほどの表現をすれば私の気持ちが分かってもらえるでしょうか?

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ここにあるのだと感動しもう一つのもの。

「なは」のヘッドマーク。

これ以上書く言葉が見つかりません。

本当に来て良かったと感じていました。

※私の所要時間は1時間強でした。

2013年12月02日 20時57分

ゆいレール2013(5)那覇空港への道。

赤嶺駅からゆいレールに乗り、那覇空港駅に向かいます。

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沖縄の青い海が私を見送ってくれているようでした。

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航空自衛隊那覇基地が見えます。

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ゆいレールの車庫もご覧の通り。

同じ風景は那覇空港からの往路でも見えるのですが、何となく帰りの方が心の余裕を持って撮影できるのは何故でしょうか?

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那覇空港駅に入線。モノレール独特の構造物は決して嫌いではありません。

2013年12月01日 20時55分

ゆいレール2013(4)日本最南端の駅。

11月8日(金)、那覇発12:45の羽田便を予約していた私は、ホテルをチェックアウトする前に、日本最南端の駅を撮影していました。

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この写真は本当なら真っ青の空がバックになるはずだったのですが、モノレールが到着するまでに雲が出てきました。でも南国らしい感じが出ているのではと思っています。

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こちらはチェックアウト直後の9:50の撮影。

朝9時頃には「日本最南端の駅」のモニュメントには日が当たっていなかったのですが、モノレールに乗る直前に順光になっているのに気付き慌てて撮影しました。

このモニュメントですが、私は初めて撮影に成功しました。大げさな表現ですが、昨年の9月に赤嶺駅には降り立ったのですが、暴風雨のため、この距離が移動できず、またずぶ濡れ覚悟でカメラを出すこともためらわれ涙を呑んだことがあります。

2013年11月30日 19時04分

ゆいレール2013(3)ホテルから撮り鉄。

11月6日~8日の2泊3日が今回の沖縄旅行の日程で、日本最南端の駅である「ゆいレール/赤嶺駅前」のホテル「ホテルグランビュー沖縄」に泊まりました。

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恐らく…ではなく間違いなく日本最南端のトレインビューホテルです。

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今日UPした写真は夜撮りを含め全て非常階段から撮影しています。特に「トレインビューの部屋」をリクエストしていたわけではないので、部屋からあまり見えなかったのがその理由です。

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ただ非常階段に出るドアはオートロックで、一度外に出てドアが閉まると中に入れません。そのためホテルのフロントの方の了解を取り、10分ほどなら…とストッパーを使わせて頂きました。

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おかげで夜・朝と外に出て写真を撮ることが出来ました。

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ところでこのホテルを選んだのは、トレインビューということではありません。それは結果論です。

そもそも私が調べた限りですが、ゆいレール沿線にあるホテルで駅から一番近かったからです。そしてそれが去年このホテルを予約した理由で、その時、台風の影響で予定より1日早く帰名することになり、結局宿泊当日にキャンセルしました。本来、当日の夕方キャンセルは100%の代金が必要なのですが、このホテルの対応は「台風という事情なので、今回の代金は結構です。次回那覇に来られた時にご利用ください。お待ちしております」でした。その時の嬉しさを忘れることなく、私は今回、迷うことなくこのホテルを選びました。

2013年11月29日 20時58分

ゆいレール2013(2)沖縄美ら海水族館。

「沖縄県営鉄道」の廃線跡巡りは11月7日(木)に1日かけてゆっくり回るつもりだったので、6日(水)は一度行ってみたかった、そして沖縄に行ったら一度は行ってみた方が良いと何人にも聞かされていた沖縄美ら海水族館に行きました。

※タイトルは「ゆいレール」ですが今日はその話しがありません。お許しを。

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自分でも「ベタだなあ」と思いつつ、行ってみたら「お約束、ありきたり」ではなく、『王道』であると気付きました。

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ゆったりと泳ぐジンベエザメの姿に、自分でも言うのも何ですが感動しました。

ところで水槽の前にいる人だかりですが、殆どは修学旅行の高校生です。

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水族館名物「ジンベエザメ」への餌やり。こんな風に立ち泳ぎ(?)で、こちらに腹を見せている姿はあまりにも油断した風で何か可愛らしく見えました。皆さん、これは必見です。(午後3時からの回を見ました)

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続いていったマナティー館。レタスを手に取って食べる(ように見えましたが…実のところは???)姿は可愛い!の一言に尽きます。

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最後にイルカショーを見るという、およそ男一人旅にはあるまじき1日を過ごしました。(午後4時からの回を見ました)

私の場合は那覇市内からレンタカーで片道2時間でしたが、路線バスを使うと3時間ほどかかるのが難点ですが、それでも行く価値は十分と思われます。

こんな風にたまには「鉄」分を補給しないこともある私です。

2013年11月28日 21時34分

ゆいレール2013(1)日本最西端の駅。

11月6日(水)から、お休みを頂いて沖縄に行っていました。目的は「沖縄県営鉄道」の廃線跡巡り。

実は昨年(平成24年)9月に沖縄に行っており、その時に訪ねる予定だったのですが台風の襲来で断念しており、そのリベンジでした。(このブログでは昨年の9月29日~30日に台風の件を書いています)

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でもその前にまずは「ゆいレール」那覇空港駅。

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日本最西端の駅のモニュメント。

何度見ての良いものですが、いつも一人なのでここで私が写った記念写真はありません。(トホホ)

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お約束の駅撮り写真。

まあ証拠写真の様なものです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!