2013年02月06日 22時49分

1991年のスウェーデン・X2000。

1月27日以来のスウェーデンの続きです。

1991年10月17日(木)、首都/ストックホルムで15日間有効の「ユーレイルパス」の使用を開始し、まずはスェーデン第2の都市、ヨーテボリを目指しました。乗車したのは前年に登場したばかりのX2000。振子式の車両で、在来線を時速200キロで快走することで当時、日本でも話題になっていました。また振子式と言えば日本なら電車となるのですが、スウェーデンでは電気機関車が牽引する客車列車で、しかも客車だけに振子が装備され、そうした意味で注目を浴びました。X2000の存在がスウェーデンをヨーロッパの起点にした理由の一つなのですが、新幹線並みのスピードで在来線を走る感覚は思ったよりも「何でもない出来事」と感じた記憶があります。それは人口密集地といえるところがあまりなく、大自然の中を走り抜けていたからなのでしょう。

さて私が乗車したのは朝6:30発の列車で、日本で作った予定表では8:00に乗る予定だったのを1時間半繰り上げていたことになるのですが、何せ記憶が曖昧で申し訳ないのですが、路面電車のあるヨーテボリで少し時間をとろうと思ったか、それともX2000は乗車率も高く、満席が理由で1本早くしたのかが定かではありません。

乗車すること3時間25分。9:55が定時の到着時間だったのですが、ほぼその時間通りについたような記憶があります。

到着後、取り敢えず重いスーツケースを駅に預け、駅の外に出たのは10時を少し回った頃でした。このヨーテボリ駅を撮影した時、時計は10時20分を指していました。

2013年02月05日 20時33分

忙中閑あり、至る所に防犯カメラあり。

今日のタイトルに特に意味はありません。

 

ご覧の2枚の写真は 何れも「防犯カメラ作動中」ということで、今やどこにでもある看板です。

因みに上段が名古屋市交通局で、下段が名古屋鉄道です。さて問題は、、、別に防犯カメラの存在を問題にしているわけではなく、“問題”は英訳の違いです。ということで久しぶりに辞書というものを引いてみました。

まず「Security Camera」と「Crime prevention camera」の違いがあります。

辞書を紐解くと「security」は「安全・安心・防衛」といったところ。次に「crime」は「犯罪」、「prevention」は「予防・防止」と出てきました。似たり寄ったりではありますが、直感的には「security camera」の方がとっつきやすい感じがします。

また「In Use」と「in operation」の違いもあります。

私は英語が得手ではないので何とも言えませんが、単純に身近なところにある「?」となる違いを面白いと思いました。

 

2013年02月04日 21時27分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(8)

皆さんは『ブラックサンダー』というチョコレート菓子をご存知でしょうか?コンビニではよく見かけるので、若い方にとっては馴染みがあるでしょうが、私の年代では知らない人が多いかも…。ということで今回は、「おでんしゃ」の帰りに買った豊橋土産の話しです。

この『ブラックサンダー』は、メーカーの有楽製菓のHPによれば1994年の同社豊橋工場の社員が開発したそうです。ということでこの箱は豊橋駅のキヨスク限定で発売されている「豊橋銘菓 ブラックサンダーミニ」(740円)。そうなんです、このお菓子は豊橋の新しい顔としてヒット商品となっているそうです。

『ブラックサンダーミニ』のパッケージにはまず路面電車が目につきますが、それだけではなく豊橋の名所が数々描かれています。個袋も同様で、さすが豊橋名物の名に負けていません。

ところで「豊橋銘菓 ブラックサンダーミニ」は豊橋工場で作られていますが、それ以外の「ブラックサンダー」シリーズはどこで作られているのでしょうか?

まず一番上の「まんじゅう」は札幌工場製。

中段左側にあるのが通常の大きさで本社工場。

右側が豊橋工場製「豊橋銘菓 ブラックサンダーミニ」で、下段はホワイトチョコ味の「ちびサンダー」は札幌工場製です。ブラックサンダーは豊橋だけで作られているのではないようです。

2013年02月03日 20時53分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(7)

「おでんしゃ」のラッピングの変遷。

こちらは2011年2月5日の16:46に撮影した「おでんしゃ」3203号。ここ「運動公園前」停留所付近は交通量が多く、またこの写真を撮っているところに信号もあることから、道路を挟んだこの角度の写真は結構粘らないとGETできません。この写真でも右端に車が写っています。

同じ場所での2013年1月26日16:42撮影の一枚です。同じような時間で車体のベースの色が違って見える理由は日の加減とカメラの違いと2年の歳月によるものでしょうか?

でも車体のベースカラーの変遷が今回のテーマではなく、ラッピングのデザインの変遷がポイントです。よく見ていただければ違いは分かってもらえると思います。ここでは2011年と2013年では結構変わっています。

それでも変わらないのが「おでんしゃ」の提灯。同じものを使っているかどうかまでは分かりませんが、少なくともデザインは同じに見えました。

「駅前」には17:21に到着。参加者の皆さんとそこでしばし歓談し、2次会の会場に向かいがてら後ろを振り向いたら「おんでしゃ」の赤提灯が印象的でした。

 

2013年02月02日 17時35分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(6)

本来の「おでんしゃ」は、私たちの乗車した「特発おでんしゃ」の時間には走りません。もう一つ触れるなら、赤岩口の車庫から出発ということもありません。

赤岩口を15:14に出発した我らが「おでんしゃ」は15:41に「駅前」に到着。しばしトイレ休憩をしました。ここからが本当の、いや本来の「おでんしゃ」が始まります。それにしてもここまででおでんもおつまみ弁当を食べ尽くし、ビールも心地よく飲み続け、本番が始まる前にすっかり皆さんすっかりご機嫌となっていました。

そんな時にヘッドライトの上に相当に時代がかったスタイルの単車の模型が乗っかっていました。これを置いたのは今回の参加者の一人で模型鉄の方。この電車、500形(この模型のナンバーは534号)はデビュー当時は名古屋市電として走った電車で、その後何両かがここ豊橋に移籍し、この線を走っていたそうです。そこで今回新旧顔合わせの洒落でおいて見たそうです。勿論、その方は写真を撮影して直ぐに片付けておられたのは言うまでもありません。

そして16:08の出発を前に記念写真を一枚。外の風に触れて酔いも覚めたので呑み直し…、という状態ではなく、酔ってなければこんなご機嫌な写真は撮らない???

2013年02月01日 21時48分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(5)

運転体験と車庫内巡りを終えた後は、豊橋“駅前”まで私たちを迎えに来てくれた「パト電車 801号」でしばし休憩。何せ寒くて車内でジッとしていました。

そして午後3時少し前、元名古屋鉄道岐阜市内線の電車「モ3200形 3203号」の『おでんしゃ』に乗り込みました。

今年のセットはこんな感じ。おでんが今年から「ヤマサちくわ」の製造に変わったこともあってか『豊橋鉄道おでんしゃ ヤマサちくわ 特製おでん』という今回の具材を詳しく解説した紙がおでんの上にセットされていました。

その中身はこんな感じで、「ヤマサちくわ」を代表する『特製ちくわ』を始め7種類の食材が入っていました。そしておでんつゆの最後の一滴まで堪能させてもらいました。美味しかったー!!

2013年01月31日 21時48分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(4)

名古屋鉄道揖斐線を走るモ780形。(車両番号まではわかりません)撮影したのは2004年(平成16年)9月26日で、廃止になる半年ほど前のことでした。揖斐線は軌道と鉄道を直通する独特のスタイルの電車が走り、何となく20世紀初頭のアメリカの都市間電車『インターアーバン(私には「インターバン」の方がピンときます)』的な匂いがして私にとって好ましい存在でした。とはいうもののこの揖斐線に通い詰めたわけではなく、ここ「尻毛」~「旦ノ島」間の伊自良川鉄橋は、この日が最初で最後となりました。なおかつ撮影したのはこの1枚だけで、自分でも何だかなあ……と思っています。

その780形は豊橋鉄道には7両があり、主力電車だけあってその姿をよく見かけます。この日、781号は修理中。台車が外され、そこには何とも不思議な木枠(?)の台車がありました。

木の部分に書かれた「全検」の文字だけは判読できたのですが後は…。木製部の上に合って枕ばりと思われる線路に対して直角の方向に置かれた金属部分はどうみても古レールの再利用と思われる断面をしていました。

また車庫内の架線にも他とは少し吊り方の違うものを見つけました。本当に車庫の中はワンダーランドです。もっともここにいる私にとってのアリスは、非「鉄」の方には理解し難いモノでしょうが・・・。兎にも角にも青空が美しい。

2013年01月30日 19時12分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(3)

1月26日の運転体験は「3502号」、通称「ちくわ」号です。

でもこの写真は昨年(2012年)2月11日の運転体験時に撮影したもので、

こちらが今年の「3502号」、通称「ちくわ」号です。昨年末に塗装を一新し、ピカピカで私たちを待ち構えてくれていました。

随分前になるのですが、このブログでも豊橋方面に取材(中継)に出かけた時は、東名高速豊川インター手前にある「ヤマサちくわ」のお店でちくわやいわし玉と言った練り物を買い込み、取材車の中でのおやつや家へのお土産にしていたと書きましたが、私のように豊橋にやってきた人だけではなく、地元の人たちも買って食べている本当に豊橋を代表する味の一つです。

意外と知られていないようですが、会社名が「ヤマサちくわ株式会社」で、創業は何と江戸時代!で歴史もある老舗中の老舗です。

さて肝心の「運転体験」ですが、3回目ともなると指導運転士さんにもすっかり顔を覚えられ、特段の説明もなくいきなりのスタートとなりました。とはいっても昨年の2月以来、豊橋鉄道を含め全く運転体験はしておらずマルっと1年ぶりとあって流石に余裕はありません。結果は最初は少し手前に停車し、2回目はほんの少しオーバーということで、「まずまず」という在り難いお言葉を頂きました。この結果を受け、今年の目標として、またまた「運転体験に出かけよう」と心新たに誓ったのですが、家族には「ご勝手に!」と言われそうです。でもその方が有難かったりして…。

さて最後に「運転体験」の区間ですが、この写真を撮影した場所から一番奥までのおよそ90メートル。結構ギリギリまで行きます。

2013年01月29日 21時05分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(2)

豊橋鉄道ではこれで2回目となる「電車に乗ったまま車庫入り」体験です。

写真に見えている本線から入庫する線路のポイントは手動で、寒くてもこの日は晴れていたのでまだ良いのですが、雨の日にはなかなか大変だろうと察した次第です。

そして電車は車庫の中を進み、工場の中に入っている3201号(のんほいパーク号)の手前で停車しました。

この後、参加者は運転体験・工場のピット見学・車庫内撮影の3つの班に分かれ、私はA班と言うことでまずは運転グループに入ったのですが、写真の繋がり上、まずはピット見学の写真をUPします。

何れもこんな機会でもなければ見ることのできないアングルですが、車輪のフランジは何回見ても面白いと思っています。また排障器も裏側から見れば新鮮に感じます。

2013年01月28日 21時38分

2013年版/豊橋鉄道の運転体験&「おでんしゃ」(1)

先週土曜日(1月26日)は豊橋に行っていました。

豊橋駅前にあるビル屋上の寒暖計は11:58の時点で4度。風も強くとにかく寒い一日でした。本当なら菜の花はまだにしても「なのはな号」を撮影しようかと思ったものの…。

この日は「日本路面電車同好会名古屋支部」主催の『平成25年 冬 特別企画「運転体験」と「おでんしゃ乗車」』に参加するための豊橋詣でで、「運転体験」は3回目、「おでんしゃ」はこれで3年連続の参加です。

さて運転体験は赤岩口の車庫で行われるため、まずは「駅前」から「赤岩口」までは貸切お迎え電車に乗車です。毎度のことですが、豊橋駅のベデストリアンデッキからお約束の1枚です。この場所からの風景は、広々とした道路と相まってLRT的というか、今時の路面電車感があって私は気に入っています。もっともお手軽と言う面もあります。

今回はパト電車「801号」で白黒の警察塗色もなかなか似合っています。で、この電車はてっきりここまで『回送』で来たものと思っていたのですが、そうではなく、「貸切」で12:11に到着しました。そして到着直後にどっと乗客を降ろし…、それにしても礼服のお客が多いものだと感心していたら…、最後に降りたのは純和装の『新郎新婦』でした。『「鉄」の方の披露宴?』かと思いきやそんなことはなく、沿線にある安久美神戸神明社で挙式した方が「駅前」まで電車で移動し、駅前のホテルで披露宴を開くということが年に何回かあるそうです。

参考までに昨年の2月11日の「運転体験」と「おでんしゃ乗車」の時のお迎え801号で、当時は「安全安心号」でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!