2012年10月09日 22時24分

瀬戸電の『でる電』。

今日、人間ドックに行ってきました。その場所と地下鉄の最寄駅「市役所」の間に、瀬戸電(名古屋鉄道瀬戸線)の『でる電』スポットがあります。「芸能界鉄道研究会 鉄研」では平成21年(2009年)12月18日の放送の中でも紹介した場所で、「東大手」駅と「清水」駅の間にあります。

写真は「清水」発12:15の普通電車で、この場所は12:16に通過しました。『でる電』というよりは『はいる電』ですが、時間経過の都合ということで…。

こちらが正真正銘の『でる電』で、東大手を12:17発の「尾張旭」行きはこの場所を12:17に通過していきました。それにしてももうすっかり瀬戸線に定着した感のある4000系ですね。さすがに4000系の写真ともなると、“瀬戸電”というよりは“瀬戸線”と言いたくなります。6000系とか6600系とならまだ“瀬戸電”と言ってもよさそうな感じですが…。まあ私の『繰言(くりごと)』『戯言(ざれごと)』ということで。

そして地下鉄「市役所」駅までの途中の「お堀電車」の跡をちらっとみて会社に向かいました。

ところで、今回の撮影には「facebook」で話題になっていた『鉄道Now』というアプリを使いました。このアプリは、地図上に列車の定時運転時の位置がリアルタイムで表示されるもので、それで瀬戸電がその時間にどこを走っているかをチェックし、到着してから3分以内に上り下りの1本ずつが通過しそうだったので、カメラを構えることにしました。PC用だけではなく、スマートフォン用もあり初めて“実戦”で使用してみました。

日本全国の列車が表示されるので『撮り鉄』さんには便利そうな印象を受けました。さすがに貨物は表示されませんが、必要にして十分なアプリです。

 

 

2012年10月08日 20時44分

シンガポールの公共交通(6)。

MRT北東線の終点「プンゴル(Punggol)」駅です。その巨大さに驚かされますが、ここは決して一大ターミナルではなく、MRTと言う都市鉄道の終点です。名古屋で言えば「藤が丘」駅と言ったところでしょうか?さすがに『リニモ』はありませんが、ここはLRTとの接続駅となっています。

小学生以下が子供料金となるのはシンガポールも日本と同様ですが、自動改札の横に身長制限を示す女の子のイラストが笑えました。また女の子は一見『ランドセル』を背負っているように見えましたが、そうした小学生を見かけた記憶ないので、恐らくリュックの類でしょう。

それと信じられないのがこのモニター。左側の柱には『防犯カメラ作動中』(青い絵の部分。多分、間違っていない)とあり、それと今シリーズ(4)で紹介した“禁止事項”はこの柱のものです。

ところで「信じられない」と書いたものが何かと言えば、防犯カメラの映像モニターが、改札をする乗客に見えるように設置されていることです。(画面、右上にあります)

ということで、モニターの真ん中で白い服を着て写っているのが私です。このカメラの監視の人は、まさかの私の行動にさぞかし驚いたのではないでしょうか?もっともこのような写真を撮ることもルール違反かも?

ただこうしてモニターで自分の姿を見ることで、禁止事項を利用者にさせない抑止効果をあると思いました。

2012年10月07日 21時39分

シンガポールの公共交通(5)。

今回の写真は、日本だけではなく、恐らく珍しい風景です。何が?それはこの車両が先頭車だからです。左側のシートに座る女性の頭の上に」窓があり、そこから車外の風景が覗いています。

この線は「北東線」で、Wikipediaによれば『世界初の地下鉄のよる全線無人運転』とあり、たまたま先頭車に乗ったことで気付いたもので、偶然の行動が無ければその事実を私が知ることはありませんでした。そして親子連れが座っている右側のシートと先頭部分には空間があり、そこは“パノラマ”とまでは言えないまでも全面展望が細やかながら見える特等『立席』で、そこに陣取れば他の乗客には全く迷惑の掛からない理想的なお立ち台となっていました。

まずはそこからの情景を一枚。先に見える白い部分は駅なのですが、完全に白く飛んでいるので、ある種幻想的ですらあると自画自賛させて頂きます(冗談です。悪しからず)が、実際には残念ながらあまりファンタジーな光景とは言えません。

こちらはホームで停車中にその行先を撮影したもので、灯りがあるので色々なものが多少はっきり写っています。右側の青色の点灯は、恐らく信号機のようなものではないかと思いましたが、左側の白い点灯は何の役目があるかについて推理すらできませんでした。それにしても無人運転なのですが…。

2012年10月06日 20時37分

シンガポールの公共交通(4)。

写真は優先席です。但し、“優先席”とは書かれてはおらず、「Reserved Seating」もしくは「Reserved Seat」と書かれており、それがこの写真では座席の上にありますが、他にはズバリ座席の背もたれの部分に書かれたものも見かけました。要は、“優先席”(「Priority Seat」「Courtesy Seat」)ではなく、“予約席”という発想なのですが、私の“常識”を打ち破るには十分で、かつ「これはあり!!」と思いました。

一方こちらは各種『禁止事項』です。駅に貼ってあったものですが、罰金額が書かれているのがシンガポールらしいと言えるのですが、それにプラスその額に違反度の高さが垣間見えて面白いと感じました。

1)右上…飲食禁止⇒罰金額500ドル

2)左上…禁煙⇒罰金額1000ドル

3)左下…可燃物持ち込み禁止⇒5000ドル

4)右下…『ドリアン』持ち込み禁止⇒プライスレス?

罰金社会らしい「シンガポール」が見て取れますが、『ドリアン』があるのはシンガポールと言うよりは南国ならではといったところでしょう。以前、ドリアンを食べたことがありますが、聞いた(読んだ)話しが頭の中で一歩きしてこともあって、思ったより匂いは強烈ではなく、味は噂通り良かった記憶があります。それでもやっぱり地下鉄の車内への持ち込みは洒落では済まされるものではなく『厳禁』で納得です。

2012年10月05日 22時07分

シンガポールの公共交通(3)。

写真は南北線の「アン・モ・キオ」(Ang Mo Kio)駅のホームで撮影したものです。郊外電車の雰囲気というのはご理解いただけますでしょうか?第3軌条の電車の風景はまるでイギリス・ロンドンのような印象を受けました。さてこの駅に来た理由ですが、シンガポール観光の名所の一つ「ナイトサファリ」の最寄り駅になっているからです。(ここからバスで更に20分ほど乗りますが…)「ナイトサファリ」は夜だけオープンする世界でも珍しい動物園で、園内では日本人だけではなく、正に世界中の人たちを見ました。要は目的地に行きつくまでの経路途中の駅ということになりますが、こうした観光ついでの「鉄」活動は、元々の私の行動パターンとも言えます。

ところでMRTの車内でいくつか面白いと思ったことを紹介しましょう。

まずは、ドアの間にあるこの握り棒。パリの地下鉄で見かけたことがありますが、シンガポールの地下鉄でも必需品となっていました。ただしここシンガポールは3本で1纏めとなっている初めて見たパターンで、実はこれが体の安定にはとても役に立ちました。写真では立っている人はパラパラいる程度ですが、都心部では日中でも結構込み合っており、ラッシュ時などは名古屋市営地下鉄で言えば、朝の「名古屋」→「伏見」並みの混雑で、この握り棒が1本ではなく3本と言うことで、かなり多くの方が体の支えを得ることになり、私も何度もお世話になりました。誰が考えたかは分かりませんが日本にも是非導入してほしいと思いました。

2012年10月04日 21時24分

シンガポールの公共交通(2)。

MRTとは日本の地下鉄と思っていただいて良いかと思います。地上区間もあり、その区間を乗車すると東山線の高架区間と言うよりは郊外電車の雰囲気となります。(写真は次回)

さて近代建築の典型と言ってよさそうな斬新な構築物は如何にもシンガポールと言った感じですが、その真ん中から下の楕円の鳥籠のようなところが南北線「オーチャード」駅の出入り口で、そこから地下に向かってエスカレーターが設置されています。これほどおしゃれな感じの出入り口は、世界でもそうそう見かけることはないのでは?

一方こちらは環状線「プロムナード」駅の構内です。立体的なアートが展示されており、このアートの下にホームがあります。

こうした優れたデザインの出入り口や大なり小なりの芸術作品の展示はこの2駅に止まらず、観光地巡りで乗降した駅で数多く見かけました。シンガポールのMRT駅の出入り口や構内のアート展示についてはあまり雑誌・書籍・HP等で見かけませんが、もしも出かける機会があれば『横見浩彦さん』ばりに全駅下車を目指すのも面白いかもしれません。恐らく2日くらいでシンガポールという一国の鉄道の全駅下車が達成できると思われます。もっともチャレンジした人はいないと思われますが…。なお、私自身が乗降した駅は10駅程度でMRT全駅がこうなっているかは保証の限りではありません。無責任極まりない記事で申し訳ありません。

2012年10月03日 20時32分

シンガポールの公共交通(1)。

今年の夏休みはシンガポールに行っていました。諸般の事情で鉄分は無い予定でしたが、MRTの一部路線(区間)とLRT1路線に乗ってきました。

まずはお約束のシンガポールの象徴「マーライオン」です。上半身がライオンで下半身が魚というのはあまりにも有名ですね。ただ「MRELION ON A HOLIDAY」ということで、口から水を出しておらず少々残念でした。『工事中』という看板よりはこの「HOLIDAY」の方が、洒落が効いていますね。

さてこちらはシンガポール“漫遊”で使用した乗車券です。(以下、通貨の表示はドルですが、シンガポールドルの省略です。9月30日時点で1ドル=63.44円)

上段が『シンガポール・ツーリスト・パス』で、下段が『通常の乗車券』です。いずれもICカードで、それぞれデポジット(預り金;マナカと同様です。)がかかります。

ツーリストパスはあまり見かけませんでしたが1日乗り放題が10ドル。2日間乗り放題になりますと16ドルとなります。MRT、LRT、バスが乗り放題となりますがプラスで必要なデポジットは10ドルとやや高額で、なおかつデポジットの返却は全ての駅で出来るわけではなく(全8駅)、その点が不便です。

一方、通常の乗車券のデポジットは1ドルとなっており、どの駅でも返却は可能です。市内であれば運賃は大体1ドルちょい、かかっても2ドル強と思われます。この他にも『イージー・リンク。カード』というものもありますが、私は使っていません。

なお写真の2枚は持ち帰っていますので、10+1=11ドルのデポジットが思い出の価格となりました。

2012年10月02日 13時36分

今年も「こども鉄道博士選手権」を開催します。

 

昨年末に放送し、好評でした「こども鉄道博士選手権」の第2回を行うことが決定しました。

 募集については中京テレビの「こども鉄道博士選手権」のHPに詳しく掲載されていますのでそちらをご覧頂きたいのですが、今年もたくさんの子供たちと保護者のペアの参加をお待ちしています。

因みに第1回目のチャンピオンは小学校3年生の男の子でした。番組スタッフでは5~6年生の高学年の子供がチャンピオンになると予想していた節がありますが、結果はそうはならずの展開でした。

その男の子が最後に答えた問題は「新幹線N700系の傾斜角度は何度?」で、答えはご存知の通り「1度」。問題作成スタッフとしては絶対に答えてほしい問題だっただけに、直ぐに答えが出てホッとしたというのが本音でした。

ところで番組HPの『応募する』をクリックすると、個人情報の入力欄の下に予選問題10問が出てきます。三択問題となっており、問題と3つの選択肢は“応募”しなくとも見ることが出来ます。小学生のお子さんがいらっしゃらない方でも楽しむことが出来ますのでぜひチャレンジしてみてください。

誰でも答えられる問題から???という問題まで取り揃えていますが、お楽しみいただければ幸いです。

 

2012年10月01日 23時02分

市営交通90周年記念一日乗車券、完結!

8月から販売が開始された名古屋市交通局「市営交通90周年記念一日乗車券」が遂に本日完結しました。

8月1日に発売された「市電」は発売日に買えず、2日に購入しました。

9月1日に発売された「市バス」は、地下鉄駅で派手な宣伝をしていたわけではないので、数日発売を忘れており危うく買い逃すところでした。

本日、10月1日発売の「地下鉄」はちゃんと購入し、こうして3枚のセットが完成しました。

850円×3=2550円也の価値はあったと思っています。ただ前代未聞の「訂正」が毎回あったのは残念でしたが、それでも発売前に気付き、「訂正」が入ったのはまあ良かったとは思っています。それにしてもこれまで一体どれほどの記念乗車券・入場券を買ったか数えたことはありませんが、その中には「誤り」もひょっとしてあったのでは?などと思ってしまいました。何せ解説文や券面の注意書きを読んだことがありませんから…。

(追伸)

同じく90周年記念の話題ですが、「市バス・地下鉄とことんスタンプラリー」の「大曽根」駅のパンチですが、本日、知人から連絡があり、「伏見」駅を同じだったようです。

こうした話しを書きつつ、4駅のサービスセンターに行きスタンプ帳にパンチだけでも揃えてみたいと思うのはきっと私だけではないはず。何せ、市営地下鉄の改札からパンチが無くなったのかは、もう思い出すこともできないほど昔の話しです。

(余談)

9月2日にブログにUPしたこの写真ですが、現在地下鉄駅で配布されている「NAGOYA PALTTE」「なごや得ナビ」には不肖・私の名前入りで出ています。また「広報なごや」の3面の『市営交通90年の歴史を振り返ろう』のコーナーにも名前は出ておりませんが写真を使っていただいています。

 

2012年09月30日 17時59分

日本最西端の駅。

「赤嶺」駅とは違い、『日本最西端の駅』のモニュメントは、ゆいレールの改札手前の右側にあります。勿論、雨に濡れることはありませんし、風に負けることもありません。東経127度39分8秒、北緯26度12分23秒の文字が刻まれていますが、日本最西端の証しが東経にあることは言うまでもありません。

モニュメントの上には「観光客の皆様めんそ~れ沖縄」とあり、正にここ那覇空港に降り立ち、ゆいレールで市内に向かう人たちを出迎えているようでした。ところで真ん中のブロンズ部分ですが上は「ゆいレール」の「車両」であることは間違いないと思います。一方、下のものは「大根」に見えたもののその由来等は確認していません。

さて今回の発見ですが、ゆいレールの運賃は隣駅ですと『おとなりきっぷ」ということで100円です。恐らく日本でも有数の安さのはずで私の知識の範囲で恐縮ですが、北大阪急行電鉄の80円がこれに勝っているだけではないでしょうか?

またここ「那覇空港」駅の近くに『ゆいレール展示館』があります。

展示内容については『沖縄都市モノレール株式会社 ゆいレール』のHPに出ているので省略しますが、今回は訪れていません。開館時間が、月~金の平日の9:30~16:30のためで、今回の仕事内容と業務時間の関係からあきらめざるを得ませんでした。因みに金曜日も仕事が終わったのは17時過ぎで、これでも予定より30分早かったのですが、そんなこともあってそもそも見学を予定するのは無理で、それにしても土曜日か日曜日に開館していればとは思いました。まあ人の手配の問題はあるでしょうが…。

「赤嶺」駅のモニュメントと合わせ、もう一度那覇にくる理由ができたと思えばそれはそれでよいのですが…。

(閑話休題)

那覇市内の荒物店の店頭で、、、荒物店という言葉は最近使わなくなりましたが、生活雑貨・料理道具の お店だと思っていただいて間違いないのですが、そこで480円で売られていたプラスティック製のかごに猫がいました。最初、置物かと思ったら生きていてビックリ!「看板娘」ならぬ「看板猫」のようでしたが、こうした「鉄道」とは分野の異なるスナップは、このブログを始める前から結構撮影しています。話しを戻してこの猫ですが、人見知りはしない性格のようで、私が触ったら嬉しそうに首を長くしてくれました。さすがに観光の街だけあって猫もフレンドリーであると感じ入った次第です。(そんなことは、この猫はきっと思ってもいないでしょうが…)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!