2018年11月14日 14時53分

超電導リニアに乗ってきた(2)紅葉。

日本の秋=紅葉。よくぞ日本に生まれけり。

383系が走る中央本線。急こう配、カーブが続くこの線にあって車体傾斜装置は高速運転を行うための必須アイテム。

日本の四季を縫うように走る列車に乗っている幸せ。

たわわに実る秋の味覚。きっと甘くはないのだろう。でも見ているだけなら幸せ。

「山が燃える」というフレーズは石川さゆりさんの「天城越え」(作詞:吉岡治)からよく使われるようになった気がしていますが、この風景を見ていると「山が燃える」は秋の季語と思う今日この頃。

塩尻駅に到着。1号車から中央線「あずさ12号」に乗り継ぐための階段の場所が結構遠い。そして普通車満席の原因が判明。それは旅行会社主催のツアー参加者の皆さん。最近、ツアーの広告で「名古屋~塩尻間特急指定席利用」という文字をよく見かけますが、それが1社ならともかく、この日数えてみたら4社。そりゃあ普通車が満席になるはずです。

そして自由席は…、多分千種駅でも座れた感じ。

「新型特急」という文字が眩しい塩尻駅。

E353系の入線。勿論、初乗車。それにしてもE351系が過去帳入りし、E257系もその運用を減らすなど、JR東日本の特急にあまり乗ることのない私にとっては知らない内に世の中が激変していく様にただただ驚くばかり。そもそもE351系は大糸線内で1回乗っただけのような気がする。

2018年11月13日 20時40分

超電導リニアに乗ってきた(1)当選!

ちょっと強引ですが、10日にUPしたイギリスの磁気浮上式鉄道から日本の磁気浮上式鉄道へ。

実は11月8日の超電導リニア( Superconducting Maglev)体験乗車3便が当選し、何と!乗ってきたのです。苦節?年。少なくとも5回以上、おそらく10回程度は申し込んでいるはず。

 

新横浜~八王子経由で大月まで向かうか、それとも中央線経由で向かうか思案し、結局中央線経由で行くことに。

千種駅8:06発のしなの3号は、よもやの普通車満席。自由席にチャレンジする勇気もなく、消極的なグリーン車選択。

気を取り直して千種駅を撮影。秋の気配は十分にあり。

乗るつもりのなかった1号車に向かう。

もっとも1号車に乗っているから撮れる写真もあります。木曾福島駅進入。

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ」開催の関係で、休日出勤もあってこの日はその振休。なのにいつもより早起きなのは何故?

で、千種駅乗車直後からここ木曾福島までは記憶なし。

保存されているD51775。電車の車内から見学。

2018年11月12日 20時07分

さようならC62。また会う日まで。

解体作業のタイムラプス。

19時38分にトラックへの積み込み終了。福岡県に向かってC62は旅立ちました。

久しぶりに見る本来のエントランスホール。こんなに広かったのですね。

2018年11月12日 11時12分

C62の解体が始まりました。

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」エントランスホールで展示していました段ボール製の1/1 実物大C62の解体が始まりました。

 

2週間、毎日見てきたこの風景も今日で見納め。

ナンバープレートを外すと、まるで本物の機関車の解体に立ち会っている気分。また組み立てることを前提にこのC62が作られているのは分かってはいるものの、なんだかさびしい。

午前9時にスタートし、10時半にはここまで作業が進んでいます。

(運転台)

外からは見えなかった運転台。作りこんでいます。

(午後3時半過ぎ)

朝9時にスタートした解体作業は順調に進み、あとはトラックに積み込むだけ。

2018年11月11日 9時54分

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」最終日です。

皆さん、おはようございます。

今日は「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」C62の展示の最終日です。

開場と同時に早速お越しいただいた方もおられ、ただただ感謝です。

ところでナンバープレートの色を、名古屋機関区の赤色に昨日、変えました。

またヘッドマークは、このC62の組立にご協力いただいた愛知工業大学鉄道研究部バージョンを今日一日つけております。

お子様向けに用意しました段ボール製の帽子も皆様をお待ちしております。

(私の好きだった風景 16時半追記)

一階エントランスホールの奥にあるカフェから見たC62。

この風景も間もなく見納めです。

(17時半、閉館しました)

最後の観覧者の方は2歳くらいの男の子とそのお母さん。

11月2日からの10日間、本当に多くの方にささしままで足を運んで頂きました。冒頭の一言と同じで申し訳ありませんが、ただただ感謝です。

皆さんありがとうございました。

2018年11月10日 15時00分

国立鉄道博物館(13)ピープルムーバを発見!

最後に紹介するのはピープルムーバ。館の片隅に置いてあり、見つけてビックリ。今回の同行者はこのピープルムーバそのものを知りませんでした。

このピープルムーバは当ブログで2010年10月28日~29日にUPしていますが、その時の文をここに再掲します。

時は1991年(平成3年)11月4日、

場所は、イギリス中部の町「バーミンガム」です。

写真は1984年(昭和59年)から1995年(平成7年)まで運転されていた「バーミンガム/ピープルムーバ」と呼ばれるものです。

※上記を含め、この鉄道に関する記述は、手元資料・Wikipediaを参照しています。

 

この鉄道は、一般の方が利用する磁気浮上式鉄道としては世界初のものでしたが、日本ではそんなに大きくは

取り上げられなかったと記憶しています。

(バーミンガム/ピープルムーバの概要)

  • 路線…バーミンガム国際空港~バーミンガム国際駅
  • 距離…623メートル
  • 所要時間…100秒
  • 浮上高さ…15ミリ
  • 運転方式…全自動無人運転
  • 最高速度…時速54キロ

◆バーミンガム国際駅…バーミンガムの中央駅とも言える「バーミンガム・ニューストリート」駅から10分ほど「ロンドン・ユーストン」駅方面に向かった途中の駅。また、バーミンガムの国際展示場にも隣接している。

◆この「ピープルムーバ」は、システム自体の名称のようで当時のバーミンガム空港のパンフレットでは「futuristic People Mover System -MAGREV- 」とあり『未来の乗り物/ピープルムーバは磁気浮上式』といったところでしょうか?

※MAGREVとは…magnetic(磁気) levitation(浮上)の略。

◆基本的にリニモや上海マグレブと同じ原理と思われます。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんがこれで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。

※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)

  • 長さ…6メートル
  • 幅…2.25メートル
  • 高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが

フワッと浮いて滑らかに動き、

終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。

リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で

ご理解いただけないでしょうか?

“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながらリニモに一日の長ありです。そしてこのシステム全体についてですが乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが、今の時代に合わせて表現すると、世界の大空港で導入されているターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかくこの大きさでは、空港内ならともかく、空港から外に向けての交通機関として『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は最初から無理があったのではと思いました。

(追伸)

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」も残すところあと1日となりました。段ボール製C62にまだ出会っていない方は、ぜひ足を運んで下さい。

2018年11月09日 14時53分

国立鉄道博物館(12)レストランコーナー。

ここ国立鉄道博物館は3棟の建物で構成されています。GREAT HALL、NORTH SHED、STATION HALLという名称で、昨日までの紹介は全て「GREAT HALL」の展示です。

今日はレストランがある「STATION HALL」を紹介。

この「STATION HALL」でも興味深い展示はあるのですが、「GREAT HALL」も含めこのブログで紹介していると毎日何がしか書いていても数か月はかかりそうですし、機会があれば皆さんに是非足を運んでいただきたいのでいつも通りの不親切なブログに徹します。

で、見た目も食欲をそそるラインナップ。

ここでの滞在時間に限りのある私たちにははっきり言って目の毒です。時間のある方はここで食事をして、その感想が知りたいです。午前10時過ぎに入館して早1時間半。2回も朝食を食べた割にはよく歩いたのでお腹が空いた。

「Carnival Cookie」なんて言う名前を付けるのはルール違反だと思う。(何が?)

「NORTH SHED」の展示物は今回は紹介しませんが、ここには『VIEWING BALCONY』があります。低層ではありますが、トレインビュースポットです。ヨーク駅を出配する列車を見ているだけでも飽きません。

電車は写っていませんが、駅との位置関係はこんな感じ。

2018年11月08日 14時50分

国立鉄道博物館(11)0系新幹線。

どこかで見たような電車がいる。

0系新幹線、22-141。2001年(平成13年)からここにいます。

この展示で一つだけ残念なのは、号車番号が「4」だという事。「1」だったら良かったと思うのですが…。JR西日本で4両編成の先頭で使われていたのがその理由です。でもこの0系の価値がそれで落ちることはありません。世界で高速列車の時代を作った歴史的な車両です。

ところで車内に乗って気付いたこと。それは窓越しの外の景色が今の新幹線と違う事。今と違い、窓が大窓だったのを思い出しました。他の新幹線と比べトンネル区間の短い東海道新幹線をもう一度この『大窓』に戻して欲しい。と、切に思いました。

有楽町界隈の写真もあっていい感じの展示。

それにしても鉄道発祥の国だけあり、この0系の展示に違和感、例えば何故日本の電車を展示するのかと言う理由の必要性を全く感じません。堂々たる博物館(NRM, National Railway Museum)です。

2018年11月07日 20時20分

国立鉄道博物館(10)転車台が回る。

世界史の授業で、産業革命の項で習ったロケット号(Rocket)。

ここで展示されているロケット号はもともと1829年に作られたもののレプリカ。

でもそのレプリカが作られたのが1934年と案内板に書いてあるから一体何年前の話よ。となる。

参考までに明治維新は1868年。1829年は文政12年で、1934年は昭和9年。もの凄い歴史を感じざるを得ない。

そうこうしているうちに、転車台を使ってのショータイムの時間。今日の踊り子はGreat Northern Railway (GNR) 4-2-2 Stirling No. 1。1870年製だから148年前の機関車。それにしてもこの博物館にいると時代の感覚がずれる。

日本でも、そしてイギリスでも転車台が動くシーンは大人気。この時間だけは館内にいた半分以上の人が集合していたと思う。

2018年11月06日 20時16分

国立鉄道博物館(9)イギリス最後の蒸気機関車。

英国鉄道 クラス9F 92220 イブニングスター(British Railways Class 9F No.92220 Evening Star)。

1960年製の英国鉄道最後の蒸気機関車で、主に重貨物を牽いたとの事。見た感じは日本で言えばD52形にE10形の足回りを付けた機関車と言ったところですが、標準軌だけあり、動輪はでかいです。ただ活躍したのは僅か5年でした。

5つの動輪が並ぶのは壮観です。

第3動輪にはフランジがないのですが、E10の場合は確か第3、第4動輪がフランジレスだったので、そのあたりはカーブ半径の違いでしょうか?

私は以前、このブログでナローの蒸気機関車が好きだと書いていますが、こうやって見ていると本質的には大型蒸気機関車が好きで、ナローも好きということではなかろうか?と思い始めています。だれにでも変節する時はあります。。

SR ‘Ellerman Lines’ 4-6-2 Merchant Navy Class sectioned steam locomotive, No 35029。どう訳せば良いか分からないので博物館の展示紹介をコピペ。

高速列車専用機のようで、C59形、C62形の様な存在だったのでしょうか?

この機関車は、ナンバープレートの下のアトランティックコーストエクスプレス(Atlantic Coast Express)の銘板に目がいきますがこれは列車名と推察しました。

大きさにも目がいきますが、目玉はその内部構造が見えること。

 

配管に色が塗られていますが、さすがにこれは展示用だと思いますがさて…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!