2019年07月11日 16時13分
坑道を支える枠は木を使っており、途中にこうしてまとめて置いてありました。鋼材を使った方が丈夫で良さそうな気もしたのですが、鉱山の規模やその土地の諸条件で、枠の素材は一概に決められないのだそうです。
2018と書かれた枠。つまり私たちのいる坑道は、昨年掘削されたものだという証。
鉱山の中に入るという事は、実は結構レアなことで、特に現役の鉱山にこうして観光客が入るという事は、私はその例を知りません。まずは安全確保ができるかどうか、それはあってはならない事ですが、例としてあげれば万が一の落盤事故の際に、誰が責任を取るかということです。
この鉱山を経営する会社が、安全に絶大な自信を持ち、かつ地域と生きる会社としてこの地域ならではの産業を広く知ってもらおうというある意味、絶対的な覚悟が無ければ出来ない事です。奥三河にある日本のオンリーワン企業の矜持と言ったら大袈裟でしょうか?いや、そんなことは無いと思います。このブログを読まれた方で、この鉱山に興味を持たれた方は、是非一度足を運ぶことをお勧めします。
そして女性ならファンデーションの原料を、時に思い出していただければ幸いです。