2018年10月06日 12時34分

「愛知デスティネーションキャンペーン記念きっぷ」のこと。

昨日のことです。

友人から『JR金山駅で発売された「愛知デスティネーションキャンペーン記念きっぷ」がまだ売れ残ってますよ』との情報をもらい、昨日の朝8時半頃、出勤前に寄って購入。ところでこのきっぷ。愛知県内を走る全鉄道事業者の協働ということもさることながら、今回のキャンペーンに沿って発駅が設定されているので、普段、あまり馴染みのない駅もあり、それも面白いと思った次第。


恐らくですが、発売日の9月30日は台風24号の影響で購入を諦めた人が続出し、翌日からは「売れ残っている」というインフォメーションがはっきりとは出ていないので、とっくに売り切れたと思った人が多かったのでは?まあ私もその口ですが…。
ただ今日、明日は金山駅で「鉄道の日記念イベント」が行われるので、今頃はきっと売り切れているでしょう。

因みに私のシリアルナンバーは1937。残り63組。


ところで今回の切符で私が面白いと思ったのはJR東海の名古屋→170円の乗車券。ポイントは金山駅発行。硬券でこのパターンは珍しいと思う。


※特製ノベルティ「クッピーラムネ」(愛知DC限定版)付き…メーカーのカクダイ製菓は名古屋市西区の会社です。

2018年10月05日 20時29分

長良川鉄道の夏(10)観光やな。

のんびりした山里の風景を見ていると、間もなく大矢駅に到着。

美濃市駅~郡上八幡駅間では唯一の交換駅。国鉄時代はもう少し多かった。

運転士さんと駅員さんとの間で、代用閉塞の確認がなされ、無事出発。

こうした確認作業を全列車で行っているわけですから、これはもう大変な作業。それでも列車が運転されているという信頼と安心感は何事にも代えられません。提出

左手に広がる長良川の風景。

観光やなを発見。そう言えば担当した番組でこうしたやなは何度も取材しており、、、などと思い出しいたら鮎が食べたくなり、翌日、会社帰りのデパ地下で鮎の塩焼きを買ってしまった。

来年はやなで鮎三昧をしたい。強い願望。

2018年10月04日 20時27分

長良川鉄道の夏(9)「日本まん真ん中の駅」。

沿線で見かけた土嚢。線路のバラストの砕石が新しい感じですので、復旧区間ということでしょうか?

「日本まん真ん中の駅」は郡上市美並町にある八坂駅。そう言えばこの駅、以前は半在駅でした。「はんざい」という読み方なので、犯罪に引っ掛けるギャグがあったような…。もう10年以上前のお話です。

八坂駅~みなみ子宝温泉駅間の第2長良川橋梁。

長良川鉄道に乗るのは恐らく3~4回目。その車窓に清流長良川の景色が楽しめるのは以前から知っていたものの、これほどちゃんと見るのは間違いなく初めて。乗客の方も右に左に見える自然を楽しんでおられるようで、「ゆら~り眺めて清流列車 1号」というネーミングの効果ありと言うのは、過ぎた表現でしょうか?

みなみ子宝温泉駅が見えてきました。ここで結構な下車客あり。温泉を楽しむ方たちでしょう。

踏切で見かけたサイクリングを楽しむ方たち。皆さん、カメラを向けています。何故?

観光列車「ながら」は次の列車ですよ。などと意識しているのは鉄ちゃんだけかも。

2018年10月03日 20時24分

長良川鉄道の夏(8)第1長良川橋梁。

2両編成の「ゆら~り眺めて清流列車 1号」の乗車率は座席定員に対して7~80%程度でしょうか?満席ではありませんが、結構な乗客がいます。見た感じ、ほぼ観光客。勿論地元の方の足としても使えるのですが、この時間帯の利用は少なさそうです。

多分、サルビアの花。

「サルビアの花」という曲を覚えています。作詩:相沢靖子・曲:早川義夫作詞で、確か「もとまろ」という女性グループが歌ってヒットした。なんていう文章にふむふむと思える人は60歳超。

湯の洞温泉口駅です。さてここからよいよ長良川を橋で渡りながら、その清流を車窓の右に左に楽しむ絶景ポイントが始まります。

湯の洞温泉口駅~洲原駅間の第1長良川橋梁。指定列車は30キロの速度制限。これは間違いなく『清流列車』と『ながら』。

いくら立っていたとはいえ、車内は美しい形式に惹かれて右往左往出来るほどまでは空いていません。その分、「いい景色だなあ」とゆったり。

橋を渡り、制限解除。

長良川でこれまで見たことのない光景を発見!

SUP(スタンド・アップ・パドルボード)で間違いないと思いますが、ボードの上に立ち、パドルで漕ぐスポーツです。以前、どこかのテレビで見たことがあったスポーツですが、ここ長良川でも遊べるとは知りませんでした。

2018年10月02日 20時18分

長良川鉄道の夏(7)代用閉塞。

「ゆら~り眺めて清流列車 1号」出発の時間となり、下り列車の出発信号機のところに係の駅員さんが待機。

更に駅員さんがスタフを運転士さんに渡す…と、思ったのですが、、、。

何やら「紙」を渡しています。

そしてスタフを置くと思われる場所にその紙が。

後で調べて分かったのですが、この列車とその次に走る観光列車「ながら1号」(美濃太田駅発10:45、美濃市駅発11:16)は、美濃市駅~大矢駅間で続行運転となるため、そうした場合にスタフは後続の列車に乗せられ、先行の列車は「指導券」を持てば、その区間を走ることが出来るようになるそうです。

とか書いていますが、多分、合っている、いやっ、合っていて欲しい。

信号機のところの旗が青に変わりました。いよいよ出発。

そしてこれは取り決めなのでしょうが、本線に入る前に一旦停止。

2018年10月01日 21時29分

長良川鉄道の夏(6)「ゆら~り眺めて清流列車1号」の到着。

美濃白鳥駅始発の2008レ美濃太田駅行き(関駅で乗換え)。美濃市駅到着は10:25で、発は10:29。

ここ美濃市駅で観光列車「ゆら~り眺めて清流列車 1号」と交換です。

代用閉塞方式は通常の閉塞方式が出来ない時の正に“代用”の方法で非常時の一時的な方式です。今回の長良川鉄道ではスタフ(モノはタブレットキャリア)を使い、美濃市駅~大矢駅間で代用閉塞による運転を行っています。細かく説明すると私の手に負えない専門的な話になりますのでここからはご容赦願いますが、指導通信式というパターンと聞きました。

この写真、一応長良川鉄道の方に撮影したい旨を伝えています。

駅の待合室の壁にスタフを置く場所あり。

この日の2008レは一粒で2度美味しいと言われている(私が勝手にですが…)ナガラ300形305号。美濃太田側は長良川鉄道の標準色ですが、北濃側はヤマト運輸ラッピング。今年の2月からヤマト運輸と長良川鉄道が関駅と郡上市の美並苅安駅間で始めた乗客と宅急便を混載して運ぶ「客貨混載」用の車両です。

「ひと・もの・ハコぶ」「ネコロジー 環境にやさしい、物流をつくろう。」は分かり易いキャッチフレーズですね。

などと写真を撮っていると10:28着のお目当ての列車の到着。

2018年09月30日 14時00分

長良川鉄道の夏(5)登録有形文化財。

台風24号の接近に伴い、各鉄道事業者では計画運休が発表されています。

長良川鉄道でもこの時間、すでに終日運転見合わせとなっています。

では長良川鉄道の話を続けます。

美濃市駅ではまだまだ登録有形文化財があります。それが「長良川鉄道美濃市駅プラットホーム及び待合所」。

以下、文化庁のHPの解説文「駅舎の南側に位置する。延長九八メートル、側面玉石積の直線状構造物で、両端をスロープ状とする。ホーム上には桁行六・四メートル、梁間三・二メートル、下見板張の木造待合所一棟、古レールでつくった上屋二棟及び木造階段室を設け、歴史的な鉄道景観を創る。」。

この駅に降り立ったのは実は初めて。下車した時とは逆順になりますが、改札口を通り過ぎるとホームに向かう通路があります。その独特の景観は、当時の線路を敷いた状況と駅舎の関係で、これしか選択が無かったからでしょうがどこでもある風景ではなく珍しいと思いました。うろ覚えですが、高山本線の飛騨小坂駅が同様の構造だったと記憶しています。

通路を抜けて階段を上ります。

ホームに出るとそこにはユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産になっている美濃和紙の製品が展示されています。今回は素通りしてしまいましたが、時間があればこれをゆっくり見るのもお勧めです。

待合室。文化財で列車を待つ贅沢はそうそう出来るものではありません。

さてここからが平成30年7月豪雨(西日本豪雨)についてのお話。美濃太田方面への上り線の信号はいつも通りの光景です、

しかし郡上八幡方面に向かう下り線の信号はちょっと様子が異なります。

信号の下に赤い旗が出されており、これがいつもとは異なり、今が非常時であることを示しています。

2018年09月29日 20時58分

長良川鉄道の夏(4)ナガラ200形(201)を観察。

9:33、定時で美濃市駅到着。

乗ってきたナガラ200形(201)を観察。こうしたラッピング車両は好みが分かれるところだったりしますが、この201に限って言えば長良川鉄道沿線の四季が描かれており、観光客にとって楽しい1両だと言えそうです。勿論、私もOKです。で、この写真のブロックは春から夏。

こちらは秋から冬。そして雪だるまを見て思い出したこと。

今から40年ほど前、まだ東海北陸道が開通する前の時代ですが、奥美濃エリアのスキー場は名古屋から日帰りで行けるスキー場として何度も通いました。

ところで前の写真にも写っていますが、描かれている音符は一体何の曲をイメージしているのでしょうか?些細なことが気になってしまう。もっともウキウキした気分の象徴なのでしょうね。きっと。

美濃市駅。

駅前には真っ赤な丸ポスト(丸形ポスト)。“正しい”在り方だとつい思ってしまう。

長良川鉄道美濃市駅本屋は国指定の登録有形文化財となっています。

文化庁のHPの解説文では「美濃市街地南東部に位置する鉄道駅舎。桁行二四メートル、切妻造平入の木造平屋建で、正面に車寄、背面に上屋付連絡通路を付ける。外壁は下見板張で、西寄りを待合室とし、東側に閉塞取扱所付の事務室や休憩所を配するなど、大正期の官鉄駅舎の姿を今に伝える。」とあり、1923年(大正12年)の越美南線開業時そのままの姿を垣間見ることが出来ます。と書きつつ「出来ます」というより、心情的には「出来るはずです」の方が相応しい気もします。

2018年09月28日 15時57分

エアトレインで遊ぼう!

中京テレビでは、11月2日(金)~11月11日(日)で「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」を開催します。詳しくはhttps://www.ctv.co.jp/event/tetsudo/で紹介中。

まず期間中、1/1つまり実物と同じ大きさの段ボールで作った蒸気機関車C62の展示を行います。

そして11月3日(土)にはスペシャルイベント「エアトレイン 名古屋の陣」を開催。

※「エアトレイン」はキングレコードの商標で、今回は了解を得て開催します。

出演はエアトレインと言えばこの人。SUPER BELL”Z 野月貴弘さん。

そして昨日、中京テレビでも放送した「笑神様は突然に…」鉄道BIG4のレギュラー/ホリプロマネージャーの南田裕介さん。この方のエアトレインはこれまで何度もテレビに登場していますが、それを「生」で楽しめます。

司会はこの人しかいません。女子鉄アナウンサーの久野知美さん。

毎年ゴールデンウィークに開催されていた「鉄道模型展」で、絶大な人気を博していたこのエアトレイン。今年は秋にも皆さんで遊びましょう。

なおエアトレインの参加とイベントの観覧は、事前に応募が必要です。

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」のホームページhttps://www.ctv.co.jp/event/tetsudo/で受付中。

みんな来てね!

2018年09月27日 20時56分

長良川鉄道の夏(3)富加駅で交換。

2010年6月30日以来の長良川鉄道美濃太田駅。

長良川鉄道の観光列車「ながら」の待合コーナーが出来ていました。2016年に登場した「ながら」ですが、何せ8年ぶりの訪問なので当然の事ながらまだ乗っていません。いつかは乗ってみたいと思いつつこの日、8月26日を迎えました。ネットで予約状況を調べると相変わらずの人気ぶりが伺えます。

まず乗ったのは美濃太田駅発8:59の111レ美濃市駅行き。本命の観光列車「ゆら~り眺めて清流列車 1号」の1本前ですが、そうしたのは美濃市駅で下車し、名鉄美濃町線美濃駅に行くため。長良川に寄り添って走る前まではそういう選択もありでしょう。

のどかな風景に癒されます。

9:08、富加駅到着。

ここで上り列車と交換。この列車が美濃太田駅から折り返し9:56発北濃駅行き観光列車「ゆら~り眺めて清流列車 1号」となります。

実りの秋がもう間近に来ていることを感じさせてくれる風景。今はもう刈り取りも終わり、きっと景色は変わっているでしょう。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!