2010年08月14日 8時02分

立山砂防軌道 水谷連絡所(水谷駅)Ⅱ

お盆です。皆さん、如何お過ごしでしょうか?
以前、私が番組を制作していた時は、
「24時間テレビ」直前のため、お寺さんにおいでいただく
時間を別にして、家にいたことがあまりありませんが
今はこうしてブログを書いています。

話しを本題に。水谷連絡所での休憩時間の間の午後2時15分、
定期列車が到着しました。

客車3両ながら「立山」のヘッドマークも凛々しく、
正直言って驚きました。
しかも「雑貨列車」ということで運んできた
荷物を降ろし始めたので余計にビックリ。
見ている限り全ての列車にヘッドマークが付くということでは
無いようですが、定期列車には付けているのでしょうか?

何れにしろこの水谷平には、砂防工事に従事する方たちの
宿舎もあるということで
その方たちのための食料等を運んでいるそうです。

さてこの砂防軌道ですが、立山砂防事務所のHPによると
運行区間は「千寿ケ原」(富山地鉄・立山駅近く)~
「水谷」(写真の場所)間、17.7キロ。
軌道連絡所(いわゆる『駅』です)が6か所、
最高時速は上り18キロ、下り15キロ。
※下る列車の方が安全確保のために遅くなっているそうです。
所要時間は1時間45分、この時間をかけて
標高差640メートルを上り下りしています。
最後に軌間は610ミリ。
私の大好物、ナロー中のナローです。

2010年08月13日 17時29分

立山砂防軌道 水谷連絡所(水谷駅)

いよいよ「立山砂防軌道」を目指します。

見にくいですが写真の真ん中、赤枠で囲ってあるところが
私たちがトロッコに乗車する「水谷連絡所」のある
「水谷平」です。
※この立山砂防軌道では所謂「駅」を「軌道連絡所」と
 言います。
 立山カルデラ砂防博物館の「立山カルデラガイドブック」では
 「軌道連絡所」はさすがに分かりにくいと思ったのか
 『水谷駅』と記載されています。
 ただこのブログは「鉄」の方用ということで“連絡所”と
 表記します。

注釈はともあれ、山の中腹のとんでも無いところに
あることだけはご理解頂けると思います。
最初にこの風景を見た時の私の感想は
『えっ、あそこが“終点”?』でした。

写真では分かりませんが、肉眼では
水谷連絡所の上に「滝」が幾筋か見えていました。
また実際に、「水谷連絡所」での休憩時間に
近くの「滝」まで散策に行っています。

『絶景』とはまさしくこういう風景のためにある言葉だと
心の底から実感しました。

●この日、水谷平には13:50頃到着。
 水谷連絡所出発は、14:35。

2010年08月13日 9時01分

立山カルデラ砂防工事

7月16日午後1時過ぎに撮影した1枚。
やはり「立山カルデラ砂防工事」に触れないわけには
いかないので1枚だけ掲出します。

「白岩下流展望台」から撮影した「白岩砂防ダム」です。
写真の左下1/4の部分で、
川が滝のように流れているように見えますが
実はこれが砂防ダムで、膨大な土砂の流出を防いでいるのです。
また、昭和期の砂防ダムとして「登録有形文化財」に
なっています。
※すいません。砂防工事の必要性等は
 「立山カルデラ砂防博物館」のHPを参照して下さい。

トロッコに乗るまでの「学習会」は、
このように“絶景”と“砂防工事の見学”が断続的に続き、
またこうした学習会に参加でもしない限り
絶対に入れない場所が殆どです。
このため本命のトロッコに乗るまでも
想像以上に『密度』が濃く、
私以外の数名の「鉄」の方たちも熱心に話しを聞き
写真を撮っていました。
※参加者の3分の2は「鉄」ではない「観光客」です。

ところでこの学習会は、当日の天気次第で
開催されないことがあります。
「立山カルデラ砂防博物館」のHPに記載の昨年度の実施率は
65%で、本当に当日の朝まで気をもむ学習会です。
私も朝、受付を済ませてやっとホッとしたことを覚えています。
『当日の天気次第』の意味は、現地に行けば納得です。

2010年08月13日 8時47分

中京テレビから「芸能界鉄道研究会 鉄研」再放送のお知らせ

名古屋の皆さん、お待たせしました。
昨年12月から今年の1月までの2か月間、
短い期間でしたがレギュラー番組として放送の
「芸能界鉄道研究会 鉄研」の再放送が決定しました。

今回は、8月18日に発売されるこの番組のDVD
「芸能界鉄道研究会 鉄研」『濃縮版』の発売記念として
放送するもので、申し訳ありませんが中京テレビ限定です。
またDVD発売記念のため全話の再放送はありません。
ご容赦下さい。

放送日1:明日8月14日(土)25:22~26:17
放送日2:8月21日(土)25:22~26:17
何れも予定です。(何が出てくるかはお楽しみということで)

また、DVDもよろしくお願いします。
DVDの詳しい情報は、中京テレビ「鉄研」HPで!

中京テレビからのお知らせでした。

2010年08月12日 17時34分

立山カルデラ砂防体験学習会

平成20年7月16日(水)
富山地方鉄道電鉄富山駅発7:25に乗車、
立山駅着8:28。

立山駅の直ぐ目の前にある「立山カルデラ砂防博物館」での
受付時間8:30~8:40にギリギリ間に合いました。
※写真の建物が「博物館」です。
 また手前の観光バスが学習会参加者乗車用で、
 どうでもよい話ですが、運転手さんは女性でした。
 今時ですよね。

学習会の参加費は1700円。多分、学習会費というよりは
貸し切りバス代と思われました。

で、まずは学習会の概要とコース説明を受け
その後、博物館を(ささっと)見学して9時過ぎに
バスに乗車しました。
(参加者は多分、20名)

案内役は、『砂防工事』OBのボランティアの方だったと
記憶しています。

ところで「トロッココース」は2班あり、
私たちのように午後2時過ぎにトロッコに乗車する『1班』と
午前中にトロッコに乗車する『2班』です。

トロッコで下る(1班)か上る(2班)かの違いですが
それぞれ違う楽しみでもあり、一度乗れば
今度は逆コースを“体験学習”したいと思うことは
間違いありません。

2010年08月12日 9時01分

立山砂防軌道への道

富山県の「立山砂防軌道」。
一般的にはこの呼び方が分かりやすいと思いますが、
国土交通省立山砂防事務所では通称“トロッコ”、
正式には“立山砂防工事専用軌道”と呼んでいます。

この6月14日からこのブログでUPした
同じ富山県の「関西電力黒部専用鉄道」同様、
「応募」~「抽選」~「当選」の段取りを経ないと
乗れない鉄道です。
※詳しくは「立山カルデラ砂防博物館」のHPで。

で、私は2年前の平成20年7月16日(水)に乗車しました。

トロッコの乗車は
『立山カルデラ砂防体験学習会』(トロッココース)の日程に
移動手段として組み込まれているもので、
決して“トロッコ”の乗車が主目的ではなく、
本来は、この鉄道が作られた目的である
『立山カルデラ』の砂防工事の“学習”がメインです。
誤解なきよう。

でも、「乗り鉄」である私のメインはやっぱり「トロッコ」。
ということで、「立山砂防軌道」について書かれた
HPが山ほどあるのは承知の上で、しばらくお付き合い下さい。

2010年08月11日 18時08分

「鉄道駅・路線不思議読本」を読みました

「鉄」系の本は、大手の本屋さんなら
ほぼ専門コーナーがあるほどの隆盛振りです。

私は、名古屋駅を利用した場合等、かなりの頻度で
「三省堂書店/名古屋テルミナ店」の鉄道書コーナーに
足を運んでいます。
※朝8時からやっているというのがポイント。

今回、そこで朝日文庫の「鉄道駅・路線不思議読本」を購入し、
1日かけて読破しました。
同様のテーマ(内容)の本は他にもあったりしますが
他書とは取り上げている駅・路線や、
そもそもの視点が異なっていたりで楽しく読みました。

その296ページ~に
「東海道線の路線改良の跡を追う その3」
“関ヶ原越えの変遷”という話しが掲載されており
それを読んでいて「垂井駅」「新垂井駅」の
在りし日の姿を思い出したのと、
『そう言えば入場券を買ったような…』記憶が蘇り
今朝の入場券の写真になった次第です。

正直、ここ数年の凄まじいと言っても良いほどの
「鉄道本」出版ブームの中で
却って以前ほど本を買わなくなった私がいます。

それでもこうやって購入してみれば
かっての「鉄道の思い出」を、
このブログに書いたりもできるので
自分なりの取捨選択をしつつ
「鉄道本」を読むのも良いものだと改めて思った次第です。

●(参考)本の右下の出典の明記は、「朝日新聞社」さんに
 このブログでの「表紙(特に写真があるため)」使用を申請し、
 その許諾条件によるものです。
 また、この写真は無断転載が禁止ですのでよろしく
 お願いします。
 私の業務の専門が“著作権”ということもありますが、
 以前掲載した書籍の表紙利用も全て出版社に確認しています。
 JR境線の話題を書いた時も、『鬼太郎』関連で私の
 撮影した写真の利用も「水木プロ」さんに相談していました。
 一方で、表紙に使われている『写真』で、諸権利の関係から
 表紙(写真)の使用を断念した本もあります。

2010年08月11日 9時09分

廃駅の入場券 新垂井駅

昭和46年11月22日の東海道本線「垂井駅」と
「新垂井駅」の入場券です。
※「新垂井駅」の裏面の発行Noは『0074』。
 この駅で30円の入場券を買った74人目なのでしょう。
 それより、この駅の入場券は基本マニアが購入し、
 殆ど回収されていなっかたのではと私は思っています。

この入場券をピックアップした理由は、
今日の夕方UPしますが、
ともあれ、垂井駅は今もありますが
新垂井駅は昭和61年に無くなりました。
※お客がどんなに少なくても新垂井駅は何と有人駅でした!

何れにしろ、日本を代表する大幹線の駅が
路線の付け替えでもそもそも廃線でもなく、
停車していた普通列車が通らなくなったという理由の廃止は
極めて珍しいと思います。

ところで私がこの「新垂井駅」の入場券を購入できたのは
『高校の遠足』という一大行事があったからです。
この日、新垂井駅で電車を下車した私たちは、
垂井駅まで歩き、そこから名古屋に戻りました。
※今時ではあり得ないですね。
 確か、東海自然歩道が整備されている頃で
 その近くを“歩いてみよう”だったような気が…。

まあ、駅があって入場券を売っていれば買う!
これは当時からの習性でした。
◆この入場券をオークションに出したら
 一体いくらで売れるのだろうかと下世話なことを
 考えてしまった心の貧しい駅長でした。

2010年08月10日 18時50分

新瑞橋駅の停止位置表示

昨日までの「停止位置」表示繋がりです。

写真は、名城線新瑞橋駅左回り(八事方面)ホームです。

乗車位置表示は18番で最後尾です。
ここにも「停止位置」表示がありました。

最後尾に『停止位置』とは?
新瑞橋駅は、私が毎日乗換えている駅で
鶴舞線『丸の内』駅の「停止位置」表示を見つけた時に、
この新瑞橋駅にも疑念が生まれました。

名城線右回りに「新瑞橋行き」は存在しますが、
そもそも新瑞橋駅の八事よりに渡り線はありません。

では、この「停止位置」表示は何のため?

ここからは私の推理です。
以前、新瑞橋駅が名城線の終点だった時代に
新瑞橋駅の奥に電車の留置線があり
そこから出てきた電車をホームにつけるためだったのでは。
と、思った次第です。

今は不要と思われますが、実は使っているのでしょうか?

2010年08月10日 9時00分

なかなか乗れない桜通線6050形

名古屋市営地下鉄桜通線は
来年3月、野並~徳重間を延長します。

この新線開業用の6000形ならぬ6050形が
桜通線に1編成入っています。(7月から営業運転)

この写真は8月3日にたまたま撮影したものですが
時間が無く、発車間際のこの写真が精一杯でした。
それでも、私は桜通線で通勤していることもあって
その内乗れるだろうと高を括っていました。

ところが、、、それから一度も出会っていません。

娘たちからは
「まだ乗っていないの?もう2回も乗ったよ」などと言われ
悔しい思いをしつつ、未だに乗車は遂げられずじまい。

タイミングが悪いといえばそれまでですが
ここのところ私は毎日、6050形狙いで
通勤時もカメラを持ち歩いています。
(娘には内緒です)
日頃の心がけの違いでしょうか?
身近な桜通線だけに、早く乗りたい!!!



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!