2018年07月18日 16時29分

観光列車「つどい」(5)サイダーでスッキリ、お酒でほろ酔い。

7月14日(土)、近鉄のリニューアル観光列車「つどい」の旅。

湯の山温泉駅に11:22に到着し、良い感じで撮影を終えた11:28に近鉄四日市駅始発の普通電車の入線。

参考までに「つどい」の近鉄四日市駅~湯の山温泉駅間の所要時間は30分。この普通電車の所要時間が26分ですから途中で乗降扱いのない「つどい」の方がノンビリ走っている計算になります。

また話が前後しますが、「つどい」の近鉄名古屋駅~近鉄四日市駅間の所要時間は39分。同区間を特急は27~28分、急行は33分で走りますから間違いなくどこかで後続の「伊勢志摩ライナー」に抜かれているのですが、乗車中は全く眼中になし。

「つどい」全区間の所要時間、1時間16分は私の体感的には30分ほどでした。

ところで湯の山線の電車には開湯1300年のヘッドマークあり。ここはお約束の写真撮影。

湯の山温泉駅前では、菰野町の観光PRの出迎えあり。

二人の女性が持っているのは、見た目は同じ紙コップでの試飲ですが、

1つは湯の山温泉の地サイダー「キララポンポン水」、そして湯の山温泉女将の会きららの皆さんと地元早川酒造の共同開発による日本酒「きらら吟醸」。お昼ご飯を食べる前にほろ酔い。

ここから三重交通のバスで湯の山温泉まで移動。何とそのバスにお見送りがあるとは思ってもみませんでした。このパターンでの撮影は初めてかも?

2018年07月17日 16時15分

観光列車「つどい」(4)近鉄名古屋駅入線&湯の山温泉駅からの戻り。(動画)

今日は今回のこの観光列車「つどい」シリーズに写真をご提供いただいた鉄友Nさんが撮影した動画です。

まずは近鉄名古屋駅の入線。

続いては、リアル謎解きゲーム列車「湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴」湯の山温泉駅16:05発の戻りの列車。湯の山温泉駅と大羽根園駅の間での撮影です。

2018年07月16日 20時24分

観光列車「つどい」(3)内部のレイアウトは変わっていませんが…。

湯の山温泉駅到着でやっとのことでじっくり新しくなった「つどい」と向き合います。車体色は以前の「つどい」とのあまりもの違いに正直ついていけない程ですが、ただこのシックな装いも、以前との比較をしなければ私個人としては素敵なデザインだと思っています。

車内の座席等の備品、レイアウトは変わっていませんが、以前が小さなお子さんのいる家族連れのための小さな遊園地だったとすれば、今の雰囲気は大人の遊び場と言ったところでしょう。

3号車。内装が変わったので印象は大きく異なります。と言っても以前のつどいに乗ったことが無いので、あくまでも写真で見た範囲での比較です。

※「こども運転台」は健在です。

2号車。このスペースを生かしていろいろなイベント展開が出来そうです。

バーカウンターでは菰野町の特産品販売あり。

1号車の写真は、湯の山温泉駅到着時に私も撮影しているのですが、鉄友Nさんが近鉄名古屋駅で撮影された写真の方が、発色が良かったのでお借りしました。

それはさておき、カーペットの色がガラッと変わったことで「風のあそびば」は、モダンな大人の寛ぎの空間に脱皮したと言えば言い過ぎでしょうか?話は飛びますが、椅子の色を最初に見た時はボルタリングのホールドを連想し、一つ一つに手をかけて前をてっぺん(前方)を目指して進みました。

2018年07月15日 21時34分

観光列車「つどい」(2)リアル謎解きゲームは苦難の連続。でもはまる!

リアル謎解きゲーム列車「湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴」。この列車はこの7月14日(土)から2019年2月28日(木)まで行われる『~菰野町と近鉄が湯の山温泉を盛り上げます~近鉄エリアキャンペーン「開湯1300年 ゆこうよ 湯の山」』のイベントの一つで9月2日まで運転されます。

乗車とともに謎解きキットを渡され、名古屋駅を出て直ぐにゲームスタート。最初はこんな写真を撮っているほど余裕をかましていました。事前の検索で、相当に難しいとは分かってはいたもののそこはそれ電車の中でのゲームだから何とかなるだろうと高をくくっていたのです。そしてそんな根拠のない自信はこの表紙を開けたところで無残にも砕け散りました。

近鉄名古屋駅を出発し、外の景色どころか車内の移動はゲームを解くためであり、乗り鉄として楽しむなぞ1mmもありませんでした。今回の乗車の目的の一つであった名古屋線から湯の山線への渡線体験も視界に入らず、当然記憶にもありません。近鉄四日市駅で進行方向が変わったのを知ったのは動き始めた、その時でした。

この列車に乗車していた知人たちの知恵を借りながら最終的に、湯の山温泉駅到着の11:22の直前に「おめでとう」に辿り着きましたが、私一人では惨敗していたでしょう。途中でギブアップした方も結構おられたようです。

同種のゲームの展開を知っていればその知識が多少役に立ったのかも知れませんが、それにしてもここまで夢中になってはまるとは思ってもみなかった!

ゲームの内容はここでは書きませんが、途中の段階で答えが先に分かっても…。

さてふと気づけば、外から風が入ってくる。格子の部分が開いているのですね。

外から見るとこの部分。デザインとしても良い感じ。

湯の山温泉駅では菰野町の「僧兵太鼓」のお出迎え。観光列車の到着らしさ全開。名古屋から1時間少々でとっても“旅気分”。

ホームでは電車の撮影大会の始まりです。やっと3両の全貌が見えました。

2018年07月14日 22時45分

近鉄のリニューアル観光列車「つどい」(1)湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴。

南米・ペルーの旅行記はしばしお休みします。

近鉄の観光列車「つどい」がリニューアルし、本日(7月14日)から営業運転を開始という事で早速乗ってきました。目的地は湯の山温泉です。

列車券の購入は発売日の6月14日(木)。定員48名という事で、平日とはいえ会社帰りの夕方なので買えないのではないかと言う一抹の不安を抱えていましたが、無事私の手元にやってきました。

で、何番線から出るのだろうかと思っていたらよもやの4番線。10:06発という時間帯を考えれば、確かに4番線だろうと容易に推測は出来たはずなのですが、3両編成の4番線発は珍しいのでは?

名古屋駅への入線は10時。

人出の予想をしていたこともあり、そこに参加するのは止めることにして結構ギリギリの時間に行ったのですが、この場に立ってみればやはりいろいろ撮影したいと思うのが人情。結局遅掛けにその輪に参加。だったらもっと早く行くべきだった。

『開湯1300年 ゆこうよ 湯の山』車体にはこんなデザインのイラストあり。

湯の山温泉は実は歴史のある温泉なのです。そう言えば取材で出かけた際、「湯の山温泉は千OOO年前からある…」と言った様な紹介を毎度していた記憶あり。

ということでテープカットには湯の山温泉のある三重県菰野町の石原正敬(いしはらまさたか)町長もおられ、

名古屋駅出発後に車内で記念写真を撮らせて頂きました。

菰野町観光協会公式キャラクター「こもしか」くん。出発直前までホームで愛嬌を振りまいていました。

そして10:06。いざ湯の山温泉に向けてリアル謎解きゲーム列車は出発。

唐突に「リアル謎解きゲーム列車」と書きましたが、このゲームが私の鉄道趣味人生でも珍しいというか“苦難”の幕開けとなったのです。続く。

2018年07月13日 17時12分

アンデアン・エクスプローラーの旅(13)カクテルタイム。

ディナーを前に、カクテルタイム。19時から始まるのに合わせ、ジャケットを身に纏いラウンジカーに向かう。この日のカクテルは赤ワインベース。

ここはフラッシュをたかず雰囲気重視。

グランドピアノの伴奏で生歌あり。

日本のクルーズトレインでもこうした大人の時間はあるのでしょうか?

19:30から始まったディナーの写真はありません。撮ってはあるのですが、あまりに出来が悪く…。

その代わり(にはなりませんが)22:30頃に着いたフリアカ駅。この日の最終目的地、プーノまではあと少し。でもそこに到着する前に私は眠りにつきました。

2018年07月12日 17時08分

アンデアン・エクスプローラーの旅(12)標高4335mに到達。

ペルーレイル/アンデアン・エクスプローラー号のHPでは17:45と書いてあったラ・ラヤ峠の観光の開始時間。この写真を撮影したのは17:51でほぼ定時。もっとも時間通り走っていたかどうかは日本に戻ってから確認したこと。一応、日本を出発する時にタイムスケジュールをダウンロードしておいたのですが、それを気にして旅をすることがいかに意味のないことかはその時点で悟っていました。

GPS計測による高度計アプリでは4358メートルですが、同列車の乗務員の方からのインフォメーションでは4335メートルでした。

なぜここで停車しているのか?それはここがクスコ~プーノ間で一番標高が高いからで、クスコ(3400m)から1000m近く高度を稼いでいます。

因みに現在、ペルー国内の鉄道で、旅客列車の走る路線の最高地点がここ。日本の最高地点は小海線の清里~野辺山間(1375m)にありますが、駅ではない正にその地点で停車していると思って下さい。

周りはほぼ真っ暗ですが、デジタルカメラは流石。

ブレブレですが、何とこの暗さの中でお土産屋さんが盛業中。一応灯りはあるのですが、支払いの時は携帯電話を懐中電灯代わりに財布を照らしてお札を数えます。売っているのはアルパカ製品や民芸品です。

ラ・ラヤ峠で停車する列車の目の前には教会があります。この近くに集落があるのでしょう。

ここに10分ほどいて車内に戻ります。どの停車駅でもそうなのですが、列車からの乗降用にステップが用意されます。乗客数が限られているので基本、一箇所だけで対応しています。

2018年07月11日 17時06分

アンデアン・エクスプローラーの旅(11)給水塔と転車台。

シクアニ駅(この駅名で、多分正解)。蒸気機関車が現役時代の名残であろう給水塔が今もあります。

結構ボロボロな感じではあるものの転車台もそのまま残っています。

現在、このクスコ~プーノ間にどれほどの数の列車が走っているかは分かりませんが、これらの設備は多分、使われてはいないでしょう。

サッカー少年たち。ペルーのサッカーは強いと聞いたことがありますが、この標高で走り回っているのは、ただそれだけでも凄いと思う。

民族衣装を身に纏い、颯爽と歩くペルーの人たち。

重い荷物を背負って舗装されていない道を歩く姿は、昭和の時代を生きてきた私にとってデジャブ。

2018年07月10日 17時00分

アンデアン・エクスプローラーの旅(10)シクアニの町で、年に1回のお祭りに出会う。

アンデアン・エクスプローラー号、年に一回のお祭りに出会う。の巻。

16:20頃、アフタヌーンティーの時間が終わり、部屋で寛いでいました。窓外の景色が田園風景から街並みに変わり、踏切をゆったりとした速度で通過。と、その時、思わぬ光景がそこにありました。

ここはクスコからプーノへの途中にあるシクアニの町。

思わずカメラの電源を入れ、速攻で撮影。間に合いました。

あとで聞いたところこの町では年に1回、小学校に通う子供たちが各クラス別に民族衣装を身に着けて練り歩くお祭りがあるとのこと。

3年前のサハリン/ノグリキでも年に1回のお祭りとの出会いがありましたが、こうした出会いが私を旅に駆り立てるのかも知れません。

※ノグリキのお祭りはこのブログでは2015年11月18日~でUPしています。

子どもたちが踊りながら練り歩く姿は本当に可愛い。

パレードに寄り添うように歩く大人の姿もありました。

標高3505メートル。夢幻の世界に踏み入った気分。

2018年07月09日 16時58分

アンデアン・エクスプローラーの旅(9)アフタヌーンティー。

ラクチ遺跡から直ぐのところにあった石垣から飛び出ている石段。上り下りに使うのでしょうが、何せ場所が場所だけに一体何年前からここにあるのだろうと思って撮影した一枚。インカ帝国の時代からあるのでは?などと考えるのが楽しい。

ラクチ遺跡に向かう時は気付いていませんでしたが、列車が見通せる場所を通過。客車の青と白の塗分けは遠目でも印象的です。

ダブルルーフのクラシカルな列車の横を行く人。彼の眼にこの列車はどのように映っているのでしょうか?

ダブルルーフを車内で見上げてみる。凝った造りに改めて職人の技を感じる。

ラクチ遺跡から戻り、15:40頃からアフタヌーンティー。

盛りつけられたスイーツ。インスタをしている人にはたまらない被写体の一つ。となるのでしょうか?



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!