シリーズ「台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線」を書き始めたばかりですが、次の日曜日(5月20日)に京成電鉄「東成田駅」/旧「成田空港駅」のスカイライナー専用ホームが公開されるとの報道があったので、その東成田駅の話を暫くの間、書くことにしました。
行ったのは先月(4月)19日の木曜日。
名古屋(中部国際空港)を8:20発JAL3082便で成田空港へ。9:30過ぎに成田着で、この後に搭乗する飛行機は14:25発のため時間に余裕があり、それもあって“秘境駅”と呼ばれる東成田駅を探訪することはあらかじめ自分で決めていた予定通りの行動でした。
京成空港第2ビル駅から東成田駅までは通路で結ばれているとは聞いていましたが実際にそこを通るのは初めて。
500メートルという距離を見て意外と近いというのが偽らざる感想。
もっとも今回が余裕のあるスケジュールだったので歩いて行ってみることにしたのですが、ついでが無ければわざわざここに来ようとはなかなか思わない場所ではあります。それと私の海外旅行では珍しくトランクを事前に宅配便で成田空港まで送っており、この日の私が海外へ出かけるには珍しく『身軽』だったこともこの行動に繋がったとも言えます。
通路で見つけた「芝山鉄道乗車記念証明書」発行開始!のポスター。これで芝山鉄道の2回目の乗車が決定。
(余談)
京成成田駅~現在の東成田駅/(旧)成田空港駅間を乗ったのは昭和55年(1980年)8月10日。参考までに京成成田駅と現在の成田空港駅間を乗ったのは平成3年(1991年)4月26日。成田空港の歩みに見る時代の紆余曲折は私の“乗り鉄”にも影を落としています。
毎度の事ながら、短い時間の出来事を延々と書き連ねています。
基隆駅から乗った電車を八堵/Badu駅で下車。ここから宜蘭線の列車に乗り換え。三貂嶺/Sandiaoling駅から平渓線に乗り入れる菁桐/Jingtong駅行きは8:55に八堵/Badu駅を出発です。
八堵/Badu駅が始発なので車内をゆっくり撮影。
瑞芳/Ruifang駅9:09着。この日の目的地、深澳/Shen’ao線八斗子/Badouzi駅への乗り換え駅です。
ところで平渓線が宜蘭線から分岐する三貂嶺/Sandiaoling駅は山間の小駅。そのためここ瑞芳/Ruifang駅が平渓線との実質的な乗り換え駅になっており、観光地のある平渓線沿線を目指し、どっとお客さんが乗り込んでいました。
日中は平渓線と深澳線は直通運転となっており、そのため、同一ホームながら乗車位置を分けています。瑞芳駅でお客が入れ替わるので、混乱を避けるためには現実的な対応ですね。
まだ時間が早いので、お弁当屋さんはまだ開いていません。
駅前も静かです。と言いつつ、こちらは瑞芳/Ruifang駅のどちらかと言えば裏口。表側は路線バスも多く発着し、お店屋さんも多くあります。
基隆駅と基隆港の位置関係。こんなに近いのです。
基隆駅の今の北側駅舎。基隆駅のホームの北端と南端に駅舎が独立してあります。過日UPした縦貫線の起点のモニュメントはホームの北端、北側駅舎の直下にあり、南側駅舎から出て、南側駅舎から電車に乗ると、その存在には気が付かいと思われます。私はたまたま先頭車を撮影しようとして北端まで行ったので出会うことが出来ました。
さあこの日の旅が始まります。
基隆駅8:41発の新竹駅行きに乗車。
先頭車から進行方向を臨むと直ぐに地上。ここ基隆駅は地下駅のようですが、完全な地下というよりは半地下という感じですね。
乗務員室から直接ホームに出られるドアが無いので、運転士さんは車内から乗り降りします。それにしてもこの解放感は日本には無いですね。
ところで私は乗務員室と書いていますが、そのスペースは中国語で「駕駛室」。英語表記では「Driver Cab」で日本語では運転士室となりそうです。台湾では車掌さんはそこでドア扱いをしないので乗務員室と呼ぶのは相応しくないかも。でもやはり、これからも私は乗務員室と書きます。
因みに2枚前の写真は、解放されていた乗務員室ごしの撮影。
ホテルの部屋から基隆駅方面を見る。基隆駅の駅舎っていつからこんな風に可愛くなったのでしょう。
ところで基隆駅と基隆港の位置関係はこんな感じ。左端に基隆駅が写っています。
平成12年(2000年)5月20日の基隆駅。こうして見比べれば街の風景も変わっています。18年の月日の流れはやはりあります。
現代の基隆駅のキャラクター。でもこの駅舎は、今は使われていません。
基隆駅の今の南側駅舎。
階段を上がればかつての基隆駅を見下ろせます。
2000年当時の記憶はあまりないのですが、その時はただ縦貫線の起点である基隆駅に降り立たねば、台湾の鉄道の旅を始められないという気持ちだけで来たのだと思います。そして駅前の屋台で鳥のから揚げを買って食べたことだけが唯一の思い出。
平成30年(2018年)2月27日(火)。
何故か朝6時過ぎに目が覚める。目の前に接岸を控えた2隻のクルーズ船。
こちらは日本からやってきた船。きっと正解。何故知っているかって、つい最近、知人がこの船に乗り、ここ基隆港までやってきています。船名を見て気が付きました。
さてこちらはどこから?
無事着岸。この風景を見るためにここ基隆まで来たと言っても過言ではありません。
「KEELUNG」の文字は外洋からも見えるのでしょうか?大型クルーズ客船の旅は憧れますが、今のところただ憧れているだけ。国内の大型『フェリー』の旅はしたことがあるのですが…。
さてこの日は台鉄完乗を目指します。この後深澳(Shen’ao)線瑞芳/Ruifang~八斗子/Badouziに乗車予定。
台湾新幹線南港/Nangang駅。2016年に台北駅からここ南港駅まで延伸されており、やっと乗ることが出来ました。(南港駅着18:10)
六家線竹中駅を16:43に乗り、六家駅着16:48。楽勝でこの1本前の高鐵新竹駅17:08発に乗れるはずだったのですが、外で撮影しているうちに自動券売機の指定席発券時間の制限に引っ掛かり17:25発に乗車。もっともそのおかげで昨日UPしたグッズの自動販売機を見つけたりして、他の収穫があったのでまあ良しとしましょう。そして南港駅で基隆駅までの乗車券を購入。
台湾鉄路局(台鉄)南港駅の乗車位置案内。これをちゃんと見ておかないと思いもかけず歩かされる台鉄。
そしてここ南港から乗るのは18:16発の基隆/Keelung駅行き。そうっ、新幹線から在来線への乗り換え時間はわずか6分。
しかもこれを逃すと次は30分後。高鐵新竹駅で17:25発に乗った段階でこれは織り込み済みだったのですが、やはりせわしなかった。台鉄の自動券売機を10秒でクリアしたので乗れたのですが、もしも誰か同行者がいるか、もしくは発券に手間取っていたら絶対に間に合わなかった。南港駅での乗換えですが、名古屋で言えば、新幹線からあおなみ線と同じような位置関係になります。会社が異なるため、一旦、改札の外に出なければならずJRでの新幹線から在来線への乗り換えとは異なります。
竹中駅にてEMU600型の写真撮影。何の変哲もない1枚ですが、台湾の鉄道の説明をする時には必要と成り得る写真。もっとも活用できる日が来るかどうかは分かりません。きっと来ないだろうなあ。
台湾新幹線の新竹駅。ここからは新幹線移動。台北、そして台湾新幹線を完乗し、この日の目的地である基隆を目指して先を急ぎます。以前来た時は雨降りだったのでこの写真は撮っていません。
そこで気が付いた赤い線。ここから駅舎側は禁煙です。他の駅でも見かけたので台湾スタイルなのでしょう。禁煙エリアがきちんと区分出来、愛煙家にとって嫌煙家と共存する上では分かりやすい表示です。
駅構内に入る自動ドアには「新春到站」。日本風に言えば「謹賀新年」と駅舎に書いてあるようなものでしょうが、2018年の春節は『2月15日(木)~2月21日(水)』でしたが、この. 「新春到站」はいつまで掲示されるのでしょう。日本なら1月7日くらいまでを松の内と言いますのでそれが目安となりそうですが、台湾の場合は?