9:06に今池を通過したところで、今度はバグパイプの演奏がスタート。
私が見聞きして知っているスコットランドのバグパイプではなく、スペインのバグパイプとのこと。
高架線を行く。本郷辺り。間もなくコンサート終了。
ミュージックトレインの車内ではバグパイプを触らせて頂き、実際に音を出してみました。あっ、口から息を吹きこむのではなく、皮袋に溜めた空気を使ってです。念のため。希望者は全員が体験しましたが、これはナイスな企画。ミュージックトレインがまた企画されたら、当選経験者として外されるでしょうが、それでも応募してみたいと思ったほど。
40分乗車して9:23に藤が丘駅に到着。下車せずにそのまま車庫に向かいます。
15メートルの短い車両の6両編成でも、こんな写真が撮影できるほどの急カーブを廻っていきます。
ミュージックトレインに乗り込むと電車がおもむろに動き出し、折り返して藤が丘に向かうと思いきや、電車はそのまま真っすぐ出発し、留置線に入りました。この風景はこうしたイベント列車乗車時にしか見られません。名前の由来たる「音楽イベント」が始まる前から鉄道を愛する乗客の皆さんは大興奮!
8:43に高畑駅を出発。
早速、イベントがスタート。6号車はバグパイプ奏者の「Koji Koji Moheji」(こじこじもへじ)さん。バグパイプの前にまずは手回しオルガンの演奏が始まりました。
穴の開いた紙が“音符”で、それぞれの穴の位置で音の高さ、間隔でリズムを作るようになっているとのこと。更にハンドルを回す速さでテンポが変わるそうです。話には聞いたことがあり、これまでにも実際にその演奏を聞いたことはあるものの、身近な存在として音を感じたのは初めてです。
8:56頃名古屋駅を通過。地下鉄東山線をノンストップで走るのは承知しており、各駅で停車しない代わりにゆっくりと走るのも承知していたものの、それでも各駅を通過するのはなかなか痛快で、特に名古屋駅の通過は嬉しい。
カラフルな吊り手の向こうで演奏が続く。電車の中で音楽を聞くイベント列車への乗車は初めてではありませんが、この吊り手と「Koji Koji Moheji」さんのコラボレーションはGOOD。
いささか旧聞になってしまいましたが11月5日(日)に運転された名古屋市営地下鉄開業60周年記念列車「ミュージックトレイン」の乗車リポート。
この列車に乗る権利を得るには結構な倍率だったと聞いており、年末にこの原稿を書きながらよく当選したモノだと改めて思っています。
集合場所の高畑駅。どえらい久しぶりに下車。いつぶりだろう?
「ミュージックトレイン」が走るので電車の運転時刻の修正が行われます。通常であれば8:33発と8:41発の間にはもう1本、8:37発があるのですが、恐らくミュージックトレインが発車する2番線を本来使用する電車のみ調整したようです。
乗車するのは6号車。実は実際に電車に乗るまでは、この「6号車」の有難みは感じていませんでした。
8:34に我らがミュージックトレインが回送で到着。
外見は普通の電車でしたが、乗ってビックリ!何と60周年の記念装飾(座席・吊り手)を施した特別列車。
金城学院大学環境デザイン学科の学生さんの手によるもの。色は地下鉄各線のラインカラー。
カラフルな色合いが何だか楽しい。それにしても報道発表では11月6日(月)からとなっていたので、これは参加者には嬉しいプレゼント。しかもこの編成の6号車だけの特別な内装。思わずこれで1年間の運の使い収めと感じた次第。
来年3月まで走っているので、地下鉄東山線に乗るなら取り敢えず6号車狙いかな?
年明けの2月3日(土)、4日(日)は中京テレビが鉄道色に染まります。
2月3日(土)24:55~、満を持してあの伝説の鉄道バラエティー番組が中京テレビに復活。
その名も「芸能界鉄道研究会 鉄研2018」。出演者はお馴染み中川家(剛・礼二)、ホリプロマネージャー/南田裕介、タックイン/三根孝彦。
今月のとある日、こんな階段を下りた先でロケをしていました。
さてどこでしょう?2月3日をお楽しみに。
2月4日(日)はイベント「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ」。
名古屋に新しくできた街・ささしまライブは、もともと国鉄の貨物駅があった場所。現在も、JR東海をはじめ名古屋鉄道、近畿日本鉄道、名古屋臨海高速鉄道と各社の線路がささしまライブを囲むように張りめぐらされており、鉄道ファンにとっては「聖地」と言っても過言ではない場所であります。そこで、ささしまライブに拠点を置く中京テレビでは、鉄道をさらに身近に感じてもらうべく、誰でも楽しめる鉄道イベントを実施いたします。
詳しくは中京テレビホームページ「http://www.ctv.co.jp/event/tetsudo/」をご覧ください。
現在、プラザCで開催する南田裕介さん、スギテツさんが出演する定員制イベントの参加者を募集中。締切は1月16日。皆さんのご応募をお待ちしております。
濡れ落ち葉。
昼前に神岡公民館に戻り解散。13:27発の高山バスセンター行きに乗車までの時間で昼食。
地元の方に教えられた「アメリカンベーカリー」。
メニューにエネルギー量が書いてあり、一瞬ひるんだもののポークソテーセットを食す。この写真の料理の他に小鉢のソフトクリームとコーヒーがついて1000円。
実は表通りから一本入ったところにあることから、私にその店を教えてくださった方が、雨の中行きつけなかったら大変だとばかりにわざわざ追いかけてきてくれて結局一緒に食べることになりました。
この店は地元の方たちの憩いの場でもあり、居合わせたお客さんやお店の奥様と会話の花が咲き、「昭和の神岡中学は3学年で1500人も生徒がいた。」「カミオカンデ(初代)が出来た時(1983年)に学校から見学に行ったが、何でこんなものを見るのだろうとか思ったものの、トロッコで坑内に入ったのはいい思い出」とか驚いたり、うらやましかったりの1時間となりました。
飛騨古川からは14:18発の「ひだ14号」に乗車。ところで、この「ひだ」の自由席にここ飛騨古川から高山までの乗客が数人おられ、理由は高山から普通列車への乗り継ぎ。ここ古川からこの時間帯に高山以南の普通列車しか停まらない駅に行くには、最善の方法でしょう。
ということで、奥飛騨への旅は終了。
今回の見学ではスーパーカミオカンデと繋がる坑内で行われている「XMASS実験」の解説も聞きました。ダークマターを探す実験であると聞きましたが、その場ではなるほど思っても、ここで概要を書くには私の力量が足りません。物理とかは高校の授業で苦手のトップクラスだった。
ただ、その説明を行っていた場所の横にはこんなトロッコの線路を発見。実は坑内至るところで見ることが出来、私・個人的にはこれほど線路が残っているとは思っていなかったので心の準備がなく、反射神経で撮影したのみ。
バスの待機場所にも線路が…。
線路の先が気になりますが、早々にバスに乗り込み断念。
スーパーカミオカンデの公開は時折行われているようです。学術的な説明は聞いているだけで知的好奇心がそそられます。応募して、そして来て良かった。実は、私は外れ当選。キャンセルがあったことでの繰上げ当選でした。
サンダーバードの秘密基地を見学中…、などと例えると怒られそうですが、それが私の感想。
研究に必要な、ということは分かったもののそれがそれぞれどんな役割を果たしているかは、私には分かりません。でも分かったことが一つ。“理論”を実証するために膨大な費用と時間をかけ、ただひたすらにニュートリノの研究がなされ、それが成果をあげているということ。2人のノーベル賞受賞者である小柴昌俊氏、梶田隆章氏の存在がそれを証明しています。
これが巨大水槽の中に設置されたニュートリノを捉える光電子倍増管。これが11,129本もあるのも驚きですが、ガラス職人さんが1個ずつ吹いて作った手作りと聞き、それも驚き。思わず記念写真を撮ってしまいました。確かにこれが水中に1万本並ぶ姿は見てみたいですね。
説明を聞いた空間にあったサイン。内閣総理大臣/小渕恵三氏、宇宙飛行士/毛利衛氏。右側には小柴昌俊氏の名前も発見。「宇宙は夢の宝庫」と書いたのは時の総理大臣小泉純一郎氏。これを見ているだけでもここに来て良かった。
バスに数分乗って到着したスーパーカミオカンデ実験区域。靴を脱いで入ります。
まずはスーパーカミオカンデの概要を学びます。「今ココ!」と書かれた場所にいるのですが、その前に…。
山の中に突如現れた巨大空間。これが出来たのはここの地質が飛騨片麻岩という非常に硬い岩盤であることによるそうで、それにしてもこれだけの巨大空間を作るのが大変だったであろうことは容易に想像がつきました。しかもこの動画で見えるのは先の画像の最上部であって、この下にこそニュートリノを捉えるのに必要な実験設備があるのです。ただその設備は巨大な水槽でいつも水で満たされているため、残念ながら中を見ることは出来ません。(それが見られると思ってくる人もいるとは聞きました…)
山の模型があります。
その山の部分を開ければ、山の中のどこにスーパーカミオカンデがあるかが分かるようになっています。地下1000メートルの場所とは聞いていましたが、私が思っていた地下ではなく、山の頂上から1000メートルであって、例えばエレベーターで“地下”に延々降りてゆくのでないことを知ったのも驚き。