2017年06月12日 20時37分

四国まんなか千年ものがたり(4)多度津に到着。

9:41、多度津到着。「四国まんなか千年ものがたり」との出会い。よもや側線で待っているとは思いませんでした。

9:44、南風3号は高知~中村に向けて出発。「四国まんなか千年ものがたり」がその全貌を現し始めました。

キハ185系の改造車ですが、まずは外装の美しさには心を奪われます。元の車を知っているので、外観(形)としては新鮮味に欠けますが、この塗色であればそれを補って余りあります。

9:44は上り岡山行きアンパンマン列車「南風2号」の出発時間でもあります。

私にとってはビジネスアワー。いや単に撮影する列車が同時で慌ただしいというだけで、仕事で忙しいわけではありません。

いつもなら1日の仕事が始まったばかりの時間帯ですが、気分はすっかり2仕事終了。

2017年06月11日 10時35分

四国まんなか千年ものがたり(3)いざ四国へ。

私が乗ったのは4号車でしたが、1号車の普通車指定席まで出張。

アンパンマンシートは子供連れなら是非とも座りたい。この日(5月26日)は空席あり。

車内ではスタンプも押せます。

私の乗った4号車の天井はアンパンマン。

何度乗っても絶景だと思う瀬戸大橋を渡る。

あと少しで渡り切る。

先頭車(1号車)の一番前から見るこの景色は、2階建ての橋ならではの楽しみ。また写真はありませんが最後尾(4号車)から見る過ぎゆく瀬戸大橋もお勧めです。

何れにしても前後の展望を楽しむなら快速マリンライナーより特急の方が良さそう。

2017年06月10日 10時33分

四国まんなか千年ものがたり(2)アンパンマン列車に乗車。

去年の9月10日~11日にも岡山~香川を旅し、アンパンマントロッコに乗って「アンパンマン」は堪能したはずなのですが、今回乗車の「南風3号」もアンパンマン。

旅程作りの段階で、「四国まんなか千年ものがたり」に乗るだけなら「南風3号」でなく、後続の列車でも間に合うと言えば間に合うのですが、そこはそれ時間に追われない旅をしたいと考え、写真の切符を手配しました。

この日程なら、岡山駅でアンパンマン列車をゆっくり撮影して乗車できます。同じ乗るならアンパンマン列車!です。

また多度津駅では駅前に保存されている蒸気機関車を撮影して、出発前の「四国まんなか千年ものがたり」をゆったりした気分で撮影できる…。もっとも難点は朝が早かった。

「南風3号」の車内検札印。先に下の印が押されたのですが、ひょっとしたらと思って車掌さんに聞いたらビンゴ。「アンパンマン」の検札印がありました。折角だからと旅の思い出。

岡山駅8:51発の南風3号は8:38に入線。

アンパンマントロッコは大人の男旅には恐らく日本で一番似合わない列車ですが、こちらはOKです。

アンパンマンのキャラクターで全身を包んだ車両たちはやはり可愛いと思う。

もっとも乗降用ドアの足元にもアンパンマンがいるとは知らなかった。

2017年06月09日 20時13分

四国まんなか千年ものがたり(1)まずは岡山へ。

5月26日(金)から5泊6日で四国へ。その最大の目的はこの4月から運転を始めた「四国まんなか千年ものがたり」に乗ること。

で、まず選んだのは名鉄桜駅発6:00の1日1本限りの「弥冨」行き乗車。重い荷物を持ちながらわざわざ桜駅へ行くとはどうせならと思いつつ我ながらよくやると思う。名鉄名古屋駅着6:15。

名古屋から岡山への移動は「ひかり491号」博多行き。下り列車なのに新大阪方から到着するというのはやはり慣れない。

東海道新幹線の定期列車はN700系に統一されましたが、このN700系も運転開始から既に10年目で、時間が経つのは早いものだと思う。業務用ドアの「X7」の文字を見て、そんなことを考えていた。

岡山着8:24。乗り継ぎの「南風3号」は8:51発なのでしばし“国鉄”ウォッチング。

381系は、私にとってはこれぞ「振子」。中央西線では何度も乗ったけど、383系が「しなの」に投入されて乗り心地が改善され、一時はノスタルジーの彼方へ行った形式と言ったら言い過ぎですね。今も現役の381系「やくも」で山陰への鉄旅をしてみようかな?

そして岡山と言えばキハ40形、47形。

タラコ色が国鉄っぽくてやはりいい感じ。

2017年06月08日 20時22分

1963年(昭和38年)6月10日発行 名古屋観光案内/アルプス社

※名古屋の全域の地図はあくまでも全体の雰囲気ということでご覧ください。

昭和38年発行の「名古屋観光案内」。

鳥瞰図の時代からイラストの時代に入った。などと私の個人的な感想。

地形や縮尺等の正確さはともかく、雰囲気は気持ちよく伝わってきます。

名古屋の西側から名古屋の街を望むスタイルなのは、先に紹介した鳥瞰図と同じなのですが、何か理由でもあるのでしょうか?

それはそれとして名古屋駅を西向きにしているのはご愛嬌(あいきょう)で、やはり正面を描かなければ名古屋の玄関とは言えません。

一方、笹島駅の向こう側を走る東海道本線を走る列車はどこか“おもちゃ”的な感じで、これもなお良し。

2017年06月07日 20時19分

1961年(昭和36年)4月発行 名古屋市街図 /和楽路屋

※名古屋の全域の地図はあくまでも全体の雰囲気ということでご覧ください。

昭和36年発行の「名古屋市街図」。まだ緑区・守山区(昭和38年~)がなく、天白区・名東区がそれぞれ昭和区・千種区に含まれていた時代です。

※天白区・名東区は昭和50年に新設。

名古屋駅界隈は今に通じるものがありますが、国鉄名古屋駅に「鉄道弘済会」「日本交通公社」があり、その北側には「中央郵便局」もあります。

また地図中の名鉄電車のルートは、何となくホームのカーブの具合を見て取れ、興味深いものがあります。

また地下鉄は当時、「名古屋」が終点で、錦通りから名古屋駅への回り込み具合がすさまじい。路面電車顔負け。もっとも多少デフォルメされているかな?

それでもやはり東海道新幹線が開通する前の古き時代。

2017年06月06日 20時18分

1960年(昭和35年)頃の絵葉書/大名古屋

昭和35年頃に売られていたと思われる絵葉書。

題して「大名古屋」。そういえば昭和の頃は「名古屋」ではなく「大名古屋」をよく使っていた記憶あり。

今年50年を迎える名鉄バスセンター(昭和42年竣工)はまだなく、一方で地下街への入り口があることから少なくとも昭和32年以降の撮影であることは間違いありません。

この風景はそろそろ「懐かしい」と思う人が多くなるはず。バスが並んでいるのは、名古屋駅前にあった日本交通公社前の郊外バス乗り場。名鉄バスを中心に各社のバスがここを起点に四通八達しており、私もここからバスに乗って出かけ、そして名古屋に戻ってきていました。

もっともバス好きな方は左に並んでいる名鉄バスの一番奥のバスのフロントガラス上に“ひさし”が付いているのに反応するかも?

地下鉄名古屋駅と地下街。服装に時代を感じるだけではなく、駅名が「伏見町」「栄町」というのもノスタルジー。「栄町」が「栄」になったのは昭和41年。私が中学生の頃です。

2017年06月05日 20時15分

1939年(昭和14年)8月発行 名古屋市電路線図/名古屋市電気局

※名古屋の全域の地図はあくまでも全体の雰囲気ということでご覧ください。

昭和14年の名古屋市電路線図。まだまだ全盛期とまではなりませんが、その路線網の充実ぶりには目を見張ります。

名古屋駅前に市電の系統が集結しており、さすが名古屋の玄関口だけあります。

もう一点。黒色細実線のバス路線の停留所に青色文字で「平池」を発見!

話は変わって「千種駅」。当時、千種駅は広小路通りの南側にあり、その駅前(千種駅前)に市電が乗り入れていました。きっと知らない人が多い。

また千種駅の南側に『千早町』の電停がありますが、これだと直通しているように見えますが、実際には中央本線を間に挟んで、徒歩連絡となっていました。

理由は、鉄道省の旅客列車が走る路線と市電との平面交差が認められていなかったことによります。

※当時、中央本線は高架化されておらず地平を走っていた。

2017年06月04日 20時12分

1938年(昭和13年) 大名古屋新区制地図

※名古屋の全域の地図はあくまでも全体の雰囲気ということでご覧ください。

1938年(昭和13年)発行の大名古屋新区制地図。

名古屋駅界隈の開発が一段落し、私のような昭和世代には馴染みのある姿になりました。

名古屋駅界隈では市電の路線の改修が引き続き行われているのが分かるのを始め、目を少し移せば、今の近鉄名古屋線が登場しています。

※昭和13年6月26日に関西急行電鉄開業

一方、現在の名鉄名古屋本線はまだ開通しておらず、地下予定線となっています。

※名鉄の岐阜方面への開通は1941年(昭和16年)8月12日。豊橋方面に全通したのは1944年(昭和19年)9月1日。

ところで中京テレビの住所は、中村区平池町4-60-11。この地図ではほぼ「南平野町」と書かれた場所に会社があります。

一方、地図の左端に「平池」の地名はあることから、今の所在地住所と関連があるのは間違いなさそうですが、このあたりの話になると郷土史研究家に委ねたいと思います。

2017年06月03日 15時07分

1937年(昭和12年)1月5日発行 名古屋市街全図/武内時雄

※名古屋の全域の地図はあくまでも全体の雰囲気ということでご覧ください。

昭和12年発行の名古屋市街全図。

名古屋駅は現在地に移転し。市電の電停に「名古屋駅前」が見えます。

ただ過渡期なのか市電の線路は、まだ最終的な場所に移っていませんし、笹島駅にも東海道本線から直接入るようになっています。

この時期の名古屋駅・笹島駅の構内配線の研究をされている方に、地図も見つつお話をお聞きしたいと思っているもののまだ実現していません。

因みにという事ではありませんが、笹島駅の場所には「平野町」の表記があります。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!