台湾の鉄道夕景。工夫が凝らされています。必見です。
写真はありませんが、ここ哈瑪星台灣鐵道館では今年(2017年)6月末まで横浜市の原鉄道模型博物館の収蔵の模型を展示しています。模型を作った原信太郎氏はかつて何度も台湾を訪れており、1968年(昭和43年)の台湾を撮影した16ミリの映画はDVD化もされています。
最新の高雄LRTも走っています。
地下にはMRTも走っており、芸が細かい。
さて夕食は合流した鉄友(挨拶が済めばその方は私にとって鉄友です)の提案で旗津島へ。
MRT西子灣駅から徒歩5分ほどでフェリー乗り場。
この可愛いフェリーに乗船。
船から見る街の夜景ってどうしてこうも胸を締め付けるのだろう。なんてね。乗船時間はたったの5分。この島には本土から橋もあるのですが、市街地が島の端っこにあるため、本土(?)と旗津島とはフェリーが交通機関の主役です。
哈瑪星台灣鐵道館。哈瑪星=「はません」と読みそうです。高雄MRT西子灣駅が最寄り駅だったので、打狗鉄道故事館と一網打尽にしました。何せ夜の8時まで開館しており、メインの鉄活終了後、夕食前にもう一鉄活にはピッタリ!
高雄市立歴史博物館が運営する鉄道模型等を展示する博物館で昨年(2016年)の7月3日に開館しました。
博物館の前にはミニトレインも走り、気分を盛り上げてくれます。
この蒸気機関車の動輪は回ります!
ここの最大の目玉はアジア最大級と言われる「台湾の鉄道」を再現したHOゲージのジオラマ。
この地、高雄港を始め、地上駅時代の台北駅のみならず台湾の各地の駅も再現されており、恐らく4~50代以上の方には懐かしい風景が広がっているのではないでしょうか?勿論、今、現役の駅もあります。
台湾の鉄道の歴史を知らなくても、ただ列車の走る姿を見ているだけで時間が過ぎて行きます。
阿里山森林鉄道のスパイラル線もありました。模型とは言えここを走る車両には思わず「頑張れ!」と声をかけたくなりました。とは…少し、話を作ってしまいました。反省。
MRT文化中心駅から西子灣駅に移動。
その駅直近にかつての高雄港駅があります。
そしてその駅舎はそのまま鉄道資料館/打狗鉄道故事館となっています。「打狗」というのはここ高雄港駅の開業時の名前で、その後「高雄」に改称され、更に「高雄港」駅となっており、そもそもの話ですがここが高雄の鉄道の始まりでした。
構内に展示されているDT609。日本の9600形です。
2010年にこの施設がオープンして以来、行こうと思えばいつでも行けると思っていたものの今回、やっと来ることが出来ました。
もっとも今回も南廻線/太麻里に行っていたら、きっと来ることは無かったでしょう。と言いつつそれを高雄にまた来る言い訳にしたかも知れません。
旧高雄港駅の広大なヤード(操車場)。
2月10日、虎尾糖廠への撮影行から高雄に戻り、今回も台湾鉄道の工場職員の輸送列車(高雄駅~高雄工場、朝夕に1日2往復)を撮影。違いは、先回は朝だったのが、今回は夕方であること。
※16:19~撮影
高雄駅発は時間的に間に合わないかな?と思っていましたが、MRT文化中心駅近くの踏切でギリギリセーフ。
名古屋市の人口が230万人に対し、高雄市の人口は270万人。単純比較はしない方が良いのかもしれませんが、例えて言うなら金山辺りの国道19号線に踏切があり、機関車+青色客車1両の超シンプルな列車がそこを通り過ぎてゆくというイメージ。
※16:46~撮影
昨年の4月18日にUPしたこの列車を撮影した場所と多分、同じ場所。
違いはここで今回の同行者の友人が合流したこと。
海外に進出する鉄道愛好家が確実にいるということです。
今日は虎尾糖廠のシュガートレインの動画。
2月9日と10日に撮影した3本の動画を編集で1本に繋いでいます。
3本目はシュガートレインの最後の貨車が通り過ぎるまでをノー編集でご覧いただきます。
※トータルで1分53秒あります
今日、愛知県あま市甚目寺の地で大切に静態保存されていたD51 827号がこの地を離れ、和歌山県の有田川鉄道公園(和歌山県有田郡有田川町徳田124-1)へお輿入れすべく旅立ちました。おっとこのブログをUPした時間では、正確には「間もなく旅立ちます」ですね。
まずは朝7時半、トラックへの積み込みを前に、このD51の保存、整備に協力してきた方達で記念写真。
中央西線のさよならSL列車運転時の飾り(復元)もあって往時を偲ばせます。
どうやって運ぶのか?それはボイラー、足回り、テンダの大きく3つのブロックにばらし、それをトラックに積み込みます。
まずは空飛ぶデフ。
これが解体処分の旅立ちならば悲しくなるのですが、今回は「動態化」に向けての旅立ち。この風景も単純に「オーっ、凄いね」と笑顔で見られるのが嬉しい。
D51 827の頭を飾ったとされるナンバープレート。
こちらはレプリカとのこと。ピカールで磨き上げられ光り輝いていますが、磨いた本人いわく「磨き過ぎた…」のだそうです。
ボイラーを積むトラックでは荷台の最後の微調整中。安全第一ですので、気が抜けません。
慎重の上にも慎重を重ねて吊り上げ準備。
午前9時4分、トラックを定位置に着けます。
午前9時37分、ボイラーが上がり始めました。その瞬間、大きな音でもするかと思いきや大型クレーン車の音が静かに響くだけ。これは意外でした。
鉄道車両はもともと検査のために分解できるようには作られていますが、流石に40有余年を過ぎた車体だけに接合部分を確認しつつの作業です。
で、ここまで撮影して実は私は時間の都合でギブアップ。
以下は知人の「津島軽便堂写真館」様からお借りした写真です。
D51 827が空を飛ぶ!
さてこの続きは明日(4月17日)のキャッチ!をご覧ください。今夜、この地を離れるその瞬間(とき)まで取材しています。
※13:37~撮影。
そろそろお暇する時間も近づいていたので、市街地の踏切で撮影。
台湾らしさを意識してみました。
虎尾駅の中はこんな感じ。
駅のホームから見た虎尾糖廠。
高鐵雲林発14:41に乗車。佐営着は15:25。
今日も今日とて車内で遅めのお昼ご飯。安くて旨い!
さて2日間通ったので、状況はほぼ分かりました。時期によりというより、その日の作業状況で柔軟に運用されていると思います。
虎尾糖廠を出る時間は比較的定まっている感じですが、戻り時間は読めません。
また雨や雨の翌日は、刈り取り作業の都合で運転されないと聞いています。現場を見て納得です。
かつてここを訪ねた強者はバスで移動とかもしていますが、タクシー代がそれほど高くないので少なくとも高鐵雲林~虎尾、台湾鉄道斗南~虎尾はタクシー利用が圧倒的に便利です。一方で、言葉の問題もあるので、撮影地にタクシーで向かう場合は、印刷した地図を持っていくことをお勧めします。
レンタサイクルですが、時間に余裕があれば一番お気楽です。ただ一番奥の積込所までは市街地から10キロを超えるので、ママチャリではきついと思います。
撮影に適した場所の周りに何もお店がありません。最低限、水は持っていくのは必須です。
今回の心残りは新幹線+シュガートレインの2ショットが撮影できなかったこと。ただ、これを撮影出来たら一生分の運を使う覚悟が必要かもしれません。
このブログを書いている4月は、ここ虎尾のシュガートレインは既に今シーズンの運転を終えています。
来年もこの地に立てること祈るばかりです。