2017年03月25日 15時24分

台湾/虎尾糖廠(2)虎尾駅。

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朝の出発を2列車撮影し、虎尾糖廠の出発地点虎尾駅へ。この駅は、かつて旅客輸送もしていた頃は現役だったのですが、今は観光施設となっています。なおこの写真では写っていませんが、駅の裏側は今もシュガートレインが行き交うヤードも広がる製糖工場です。

ここには自転車を借りる目的もあってやってきました。朝9時オープンなので、しばし周囲を散策。このレンタサイクル情報は、ここ虎尾に何度も通っている鉄友に教えてもらったもので、これは大正解でした。

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虎尾駅は先に書いた通り台灣糖業公司/虎尾糖廠に隣接しており、そこから今は使われていない線路が台湾鉄路管理局(台湾鉄道)斗南駅に向かっており、少し先には橋が残されていました。

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橋は虎尾の観光名所になっているようで、こんなオブジェが置かれていました。

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橋の線路を見れば何と1067ミリと762ミリの3線構造になっており、斗南駅まではそこそこの距離があることから、ここ虎尾糖廠が台湾の製糖業において重要な地位にあったことが伺えます。1067ミリゲージのの客車がここまで走っていたとは思えないものの、砂糖製品を積んだ1067ミリゲージの貨車はそのまま台湾鉄道に直通していたのかなと思ったものの、それを確認する語学力が私にないのは残念。

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時間に余裕があったのでしばしの寛ぎ。

2017年03月24日 20時09分

台湾/虎尾糖廠(1)シュガートレインとの出会い。

台湾最後の現役製糖鉄道、虎尾糖廠。毎年のように「今年が最後かも」とか言われ、それでも今年は動きました。高雄2日目の2月9日はその虎尾が目的地。

高雄/佐営6:45発の新幹線に乗り「高鐵雲林」7:30下車。高鐵雲林駅開業以前は台湾鉄道の斗南駅からバスが一般的だったはずですが、今は高鐵の駅からタクシーで向かうのが便利。

虎尾の街に入り、製糖鉄道の踏切番の方に恐る恐る声をかけ、列車の通過時刻を教えてもらいました。この日は午前8時台に2本、10時台に2本が製糖工場からサトウキビの集積所(積込所)に向かい、9時台に1本、10時台に1本、12時台に2本が戻ってくるで“あろう”ということ。時間はあくまでも目安のようですが…。まあ運転されることが分かっただけでも収穫。

因みに運転時刻(運転本数)は毎日変わるとのことで、その日の作業に応じて日々決めているようでした。

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※8:08~撮影。

台湾には観光のために残されている製糖鉄道が各所にありますが、やはり今も現役ということで日本から多くの鉄道ファンが訪れていますし、今回で言えば地元台湾の鉄道ファンも見かけました。まあ私もその一人で、へろへろ線路のナロー好きにとってここは正に聖地。以前からこの地に立ちたいと思っており、やっと念願が叶いました。

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土埃をあげて走るさまはただそれだけで絵になります。

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※8:20~撮影。

通過時間が近づけば踏切番の方が出てきますので、それでこちらもスタンバイ。

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踏切を悠然と通り過ぎる貨車は想像以上に魅力的。

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よれよれの併用軌道はただそれが現役というだけでうっとり。

2017年03月23日 20時19分

高雄の最初の夕食。

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高雄港近くのちょっと雰囲気の良いエリアにお土産のパイナップルケーキを買いに出かけ、それからタクシーで5分ほどの飲茶屋さんへ。

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台湾在住で高雄も詳しい知人のお勧めのお店。

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黒いものが乗っている一見怪しいシュウマイ。「梅」のシュウマイで、珍しいというのもありますが、美味しかったです。

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桜エビの小籠包。この日食べた中で一番の高級品。

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鍋焼きご飯。(辛口ジャージャー飯)

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黒胡麻の蒸し団子。

今回は名古屋から2人旅。一人だと夕食は駅前(ホテル近く)のファストフード店とかで簡単に済ませることもままあるのですが、複数ならどこかに食べに行こうという気になり、そして行った店が美味しければそれだけで幸せ。ビールも飲んで良い気持ち。こうして高雄初日の夜は更けてゆく。

2017年03月22日 20時14分

高雄LRT延伸(2)撮り歩き。

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車内。すっきりとしたデザインで使い勝手は良さそうです。

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高雄の都会の雰囲気を狙ってみました。何がしかの面白みは欠けるかもしれませんが、街の様子を感じ取ることは出来ると思います。

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高雄85ビルは本当によく目立ちます。架線レスなのですっきりと電車が撮影できるのは良いですね。もっとも昔ながらの路面電車好きにとっても一抹の寂しさは隠し切れません。

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ラッピング電車。お好きでない方が多いと思いますが、私は時代を感じさせてくれることも含め、撮影する分には嫌いではありません。

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「夢時代」というショッピングモールの観覧車を入れてみました。今回の延伸区間の乗客の内、かなりの方がここのお客さんと見受けました、この電車が有料化されても引き続き乗車してくれるのを願っています。

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カーブでの離合。日常の風景ですが、私は「好き」です。で、このシーンは狙っていました。この前の電車がやはりここで離合しており、等間隔で運転されている区間なので次の電車も…と思って待ち受けていたらビンゴでした。

日陰だったりなので写真のレベルはともかく1眼レフでの撮影を始めて2年が経ち、少しは用意周到な撮影を学習してきたつもりです。以前なら『粘る』と言う言葉は私の辞書にありませんでした。

2017年03月21日 20時12分

高雄LRT延伸(1)高雄展覧館に向かう。

高雄捷運環状軽軌(高雄ライトレール)は2015年10月に籬仔内駅~凱旋中華駅間で暫定開業し、このブログでは2016年4月8日から7回に渡り紹介しました。

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その後、昨年6月に凱旋中華~高雄展覧館間が延伸され、今回はその区間を確かめに行った次第です。

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運転時間も長くなり、距離も長くはなったものの未だ運賃は無料のまま。

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延びた区間の軌道も緑化されており、清々しい気分。

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芝生への水やりは大切な仕事でしょう。

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ここが終点の高雄展覧館停留所。展覧館というのは分かり易く言えば大規模な展示場で、名古屋ではポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)が知られていますが、この停留所の右側にあり、後ろに写っているのは高雄85ビルという高雄のランドマークで、電停名の『メッセ』ではありません。

2017年03月20日 17時09分

高雄のショッピングモールに出来た本格トロリー。

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2016年5月、台湾の高雄MRT/草衙駅前に巨大なショッピングモール/タロコパーク(大魯閣草衙道)が開業しました。その中に鈴鹿サーキットと提携した遊園地があり、ショッピングモール入り口と遊園地との間をトロリーが繋いでいます。行き掛けの駄賃でちょっと寄り道。

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距離にして約200メートル程度と思われますが、12~15分間隔で乗車料金は50元。

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ここが終点。遊園地だ!

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モール内での撮影スポットはいろいろありそう。これは建物間を結ぶ橋からのショット。ちょっと見のつもりが打って変わって思いのほか長居。

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私にとっては珍しくこの電車に乗っていません。モール内をうろうろしている内にすっかり乗った気分になったが故です。

2017年03月19日 16時59分

7回目の台湾鉄旅はLCCで行く高雄。

昨年11月のミャンマー鉄旅から海外が続いています。ということで2月8日から11日までの3泊4日で台湾へ出かけました。

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朝も明けきらぬ名古屋発6:35のひかり491号で新大阪へ。台湾との往復はいつもなら中部国際空港発着なのですが、今回の目的地が南部の高雄であることと、何より中部国際空港からの手頃な値段の航空券が見つけられなかったことによります。

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関西国際空港第2ターミナルから出発するピーチ便。関西国際空港を10:55発で、高雄着が14:15。航空運賃も去ることながら時間は有効利用できるというのがこの便を選択した最大の理由です。

※今年の中部国際空港発着の台湾便が思ったより安くなく、名古屋~関西空港間の新幹線&はるかの交通費を含めてもどっこいでした。

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“必ず”かどうかは、初ピーチなのでよく分かりませんが、窓側席から搭乗開始というのは初めてのパターン。飛行機に乗り込む時間を減らすための工夫でしょうがいろいろあるものですね。

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関空では当然の事ながらボーディングブリッジは無し。LCCだからどこの空港でも必ず無いということはありませんが、雨などの悪天候でない限り私はあまり不便を感じません。

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機内で販売の昼食を食べて暫くすれば高雄に到着。近いです。

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因みに高雄国際空港ではボーディングブリッジあり。

2017年03月18日 17時27分

豊橋おでんしゃ(6)夜の帳(とばり)。

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運動公園前。ええなあ、おでんしゃ。

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みんな下車して、撮影したり、トイレに行ったり、参加者で記念写真を撮ったりそれぞれの25分を過ごします。

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夏のビール電車はもうちょっとすっきりしていた記憶がありますが、おでんしゃはコテコテの装飾。

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今年のおでんしゃはこうして終わりを告げました。

電車の前で参加者の皆さんと名残を惜しみ、18:38に最後の写真を撮って名古屋に戻りました。

全参加者29名。来年も会えると良いなあ。おっとその前にビール電車がある。

2017年03月17日 20時24分

豊橋おでんしゃ(5)豊橋「駅前」。

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世の中に「**駅前」を名乗る電停、バス停は数多くありますが、「駅前」という何とも潔い名前。

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赤提灯が出され、「おんでしゃ」っぽくなってきました。昼のおでんしゃも良いですが、やはりおでん屋さんは薄明り~夜のイメージ。

2017_02_18豊橋おでんしゃ_63駅前に着くまでに1回戦終了。おでんを完食。

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ここからは2回戦ということでおつまみ弁当で一杯やります。

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東京から参加された方のお土産(差入)は都電もなか。以前(2010年9月3日)、このブログでも紹介していますが、変わらぬ味が懐かしい。

東京に行ったら都電に乗りがてら買いに行こうかな。

2017年03月16日 20時21分

豊橋おでんしゃ(4)おでんしゃスタート。

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運転体験を行った後のお楽しみ、「おでんしゃ」は赤岩口の車庫内からスタートです。16:21に出発し、駅前に16:48着。折り返し17:14に出発し、運動公園前17:41着。18:06に再び動き出し駅前は18:31着。堂々の2時間10分コースのスタートです。

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そうそうっ、今年はおでんしゃの10周年。

パチパチ!おめでとうございます。

さて私は毎年参加とまではなっていませんが、その半分は乗っているはずです。

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おでんしゃのメニュー。このブログでは、鉄道事業者の名前は日常的に出していますが、特定の「お店」の名前はあまり出していません。でも地元のおでんしゃは別格。ヤマサのおでんは美味しいです。そうでなければ毎年その席の争奪戦が起きるはずがありません。如何に雰囲気が良く、乗って楽しい電車でも「基本」は食事の味です。

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おなじみのカップ酒が10周年で「純金箔入り」となったカップ酒。木の升がついて楽しさ“ますます”UP。

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10周年の今年は、いつものセット+シードル(2月の場合)が1回に4本ついていますが、持ち込み自由なので地元の日本酒持参の方もおられ、これは桑名の「純米酒 かれがわ」。桑名市嘉例川地区の酒米を使っているとのことですが、「嘉例川」と言えば、鉄ちゃんはどうしても鹿児島県の「かれいがわ」と思い出してしまいます。でもこちらは「かれがわ」。それにしてもまだまだ知らない日本酒(地酒)は山ほどあると認識。酔うほどに、揺れるほどに心も楽しくなっていく。名古屋に帰りたくない。でも帰らなければならない。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!