5月1日。鉄道事業者各社から「天皇陛下御即位記念乗車券」「改元記念乗車券」等々、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う様々な記念券が発売されました。
私が手にしたのは近鉄のみ。このゴールデンウイーク前半は「鉄道模型トミックス展IN名古屋」で忙しくしていましたが、それが終わってからは家族運用が優先で、私個人の趣味活動は当然、二の次です。
そのため、名鉄の「天皇陛下御即位記念乗車券」は手に入らず、発売枚数の多かった近鉄をギリギリ手に入れることが出来ました。
上皇、上皇后両陛下も乗られた「しまかぜ」の写真もあるこの乗車券ですが、どの駅からも乗れるように起点の駅名は印刷されていません。
一般の乗車券でこのスタイルをままありましたが、記念乗車券では珍しいのではないでしょうか?
会津磐梯山。正式な名前は磐梯山で、私にとって馴染み深い「会津磐梯山」は民謡の曲名のようです。
宝の山の山容はどっしりと安定した感じ。磐越西線の電車に乗っているといたるところで見ることが出来ます。
会津若松11:08発の郡山行き。4両編成かと思ったら郡山方に繋がれていた2両が切り離され、よもやの2両編成。私は運良く座れたものの、始発の会津若松で既に立っている人あり。
この後順調に乗客は増え続け、郡山到着時はまるでラッシュ時並み。とにかく2両編成はあり得ない。
郡山着12:12。
郡山駅でネーミングの妙に魅かれ「だて正夢おにぎり弁当」を購入。これが仙台なら、「いいね!」になりますが、郡山ですので「まあね!」というところでしょうか。
そして郡山発12;30のつばさ138号の車内で昼食。
東京着13;48。直ぐに14:03発のひかり475号に乗車。
それにしても2月の富士山に雪が殆どない。
平成31年(2019年)2月24日。
JR東日本只見線きっての撮り鉄スポット、会津桧原~会津西方間の只見川第一橋梁に出撃。
会津バスを「道の駅みしま宿」で下車し、お立ち台に向かいます。
※注釈:「冬の奥会津ぶらり旅」は2月で終わりましたが、4月からまた「冬の」がないバスが運行を始めています。詳しくは『会津バス』のHPで確認してください。
私自身は違う季節にもう一度行ってみたいと思っている場所です。
会津若松発7:37に出発した会津川口行きは9:06に登場。ビューポイントにシャッター音が鳴り響きます。何せこの辺りにいたのは恐らく40人ほど。久しぶりのカメラマン大集合に慣れない私。しかも日本語よりも中国語であったり、私の理解できない言語が飛び交う現場。
9:17。会津宮下を9:12に出発した会津若松行きが通過。自分自身としては納得の1枚を撮影することが出来ました。
で、戻りの会津バスは「道の駅みしま宿」を9:40発。行く時はまっしぐらに目的地を目指しましたが、帰りはゆっくりと周りを観察しつつ歩きます。
ビューポイントへの入り口にはこんな看板もあり、迷う事はありません。
キハ40252と描かれた会津バス。と、その前にそもそもその塗色がJRの気動車の色。
平成31年(2019年)2月24日の会津若松駅。
城下町らしい佇まい(たたずまい)。
青空の駅前にはすっくと立つ白虎隊士の像。朝一番にこの像と出会うことにより、会津若松の歴史を辿る旅に相応しい第一歩を刻むことが出来た。
ということは私の辞書には全くない。鉄道という目的があっての旅であれば、そこに誰しもが旅の目的とする魅力的な観光地があったとしても、そこはただの通過点。実に勿体なく、贅沢な旅であることは間違いない。
会津若松駅7:30発の会津バス只見川線の路線バスに乗車。今回はこのバスがあったからここまで来ました。何せこのバスは1月1日から2月28日までの期間限定運転。それにしてもこのバスの乗客約20人のうち、日本人は何人いるのだろう?と、書きたくなるほどの状況。(驚)
仙台発17:25のやまびこ152号。
仙台駅12番線のホームの電光掲示板。東京行きの次にこのホームに入るのは盛岡行きなのですが、乗り間違いがありそうで怖い。このホームから出る電車に乗る時は大体3回程度は乗車券と電光掲示板の列車番号、電車の行き先表示を確認します。とか書きながら最近思ったのは、私に鉄道の知識が若干でもあるから起きうるミスの回避であって、知識が無ければ素直に案内のまま電車に乗るのでしょう。きっと。
今や新幹線でしかみられない電車内の公衆電話。
テレホンカード専用のため、その販売機があるのですが、「新紙幣使えます」って、どんな紙幣?
E5系の登場は2011年。現行のお札は2000円を除き2004年にデザインが変更されており、思わず唸ってしまった次第。
郡山駅で磐越西線に乗換え。その際に買った駅弁、その名も「驛」。
泉谷しげる氏プロデューサーの福島応援弁当で、福島の産品にこだわったというところが売りで、食べた感想としては、素直に美味しかったと思っています。
三河安城駅と言ったら信じそうな人がきっといるであろう写真。
ここはリゾートみのりからはやぶさへの乗換駅の「古川駅」。停まっているのは宮城交通バスで名鉄グループの会社ゆえこの色です。
駅前にある黄金に輝くポストはその名も「豊穣の黄金ポスト」。宮城県大崎市の名物のようで2016年からここにいるそうです。
ところで黄金ポストのことは、ここ古川駅構内のこの顔出し看板を見るまで全く知りませんでした。好奇心に火が付き、駅外までダッシュ!
そんな無理をしなくて良いのですが、知った以上は見たい!
古川駅着16:43、同発17:06。普通ならば23分の余裕の乗継ですが、何せ黄金のポストに気付いたのは16:56。まあ何とか間に合いました。
陸羽東線を行く「リゾートみのり」の暖かな車内から雪原を見る。
酒田で買ったパン。優しい甘さが口の中で溶けていく至福の時間。決して特別な事ではないのですが、こうした時間を持てることが幸せだと心から思えるようになったのは何時からでしょうか?働き盛りの30代、40代の頃は同じことをしていたとしても、多分、お腹を膨らませるという生きるための儀式だったような気がしています。
最上駅で下り列車と交換。と書きつつ、私の記憶の中に「最上駅」が無い。ここではそれ以上追及するのは諦め、名古屋に戻り再調査。羽前向町駅が最上駅と名を変えたのは1999年(平成11年)で、何となく感じていた違和感が以外にも合っていたのには驚き。
かつて陸羽東線には急行列車が走っていました。その路線を今も走る優等列車は不定期の快速列車であるこの「リゾートみのり」1本のみ。しかもこの日の列車は本来の3両編成ではなく2両編成。
まあそんな路線だということですが、一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。
新庄駅。多分1977年9月5日以来の利用。40年の月日の流れはその景色をすっかり変えています。
よもや東京に直通する新幹線の起点になるとは思いも寄らなかったのでこの風景は私にとって事件です!
キハ48形の改造車なので、先入観としては「まあね」というところはありますが、車内はゆったり作られており、のんびりとした旅を楽しみことが出来ます。
車内に置かれたこけし。愛らしい姿に思わず心がホッコリします。
15:01に新庄を出たリゾートみのりは暫く奥羽本線(山形新幹線)と並走します。
これでつばさとすれ違ってくれれば(趣味者としては)最高(のひと時)ですが、そんなダイヤにはなっていないので、万が一にでもそんなことがあれば一大事です。
E4系MAXとき~現美新幹線~きらきらうえつと乗り継いだ今年の2月23日の乗り鉄前半戦。
昨年末から考えていたんですよね、このルート。それも冬の日本海沿いをひた走りたいと思っており、退職する日を待ち続けてやっと実現させました。それがよもやの穏やかで麗らかな日和の旅になったのはある意味、想定外。何せ、目的地にたどり着けないこともあると覚悟の旅だったので…。
それはそれとして、この日の後半戦は酒田から羽越線~陸羽西線~陸羽東線と乗り継ぎ古川下車。
東北新幹線に乗り換え、郡山からは磐越西線で会津若松まで向かいます。
酒田~新庄間の快速最上川は自由席しかないので手元に乗車を証明するものは残っていません。
新庄に14:52着。わずか9分の乗り継ぎでリゾートみのりに乗車。
3枚目の乗車券は東北新幹線ですが、仙台駅で乗り換えがあります。これが要注意ポイント。はやぶさ110号は13番線着でやまびこ152号は12番線発。これが同一ホームならともかくそうではなく隣のホーム。階段を下って上ってとかするには、乗降客でごった返す夕方の大駅では、精神衛生上あまり良いとは言えません。
観光列車リゾートみのりは昨年の10月、登場してから10年の節目を迎えました。
ところできらきらうえつからこのリゾートみのりまで、同じ列車を乗り歩いている人がいました。見間違えてはいないと思います。