2016年12月05日 22時22分

根室本線の臨時列車・代行バスに乗る(2)キハ40に乗る。

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雪の中を快調に飛ばしていきます。(最後尾から撮影)

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ただ前面展望は降雪でままならない。

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11月上旬にして雪の原野。流石に早すぎる。

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トンネルがあるとつい撮影してしまう闇の向こうに見える小さいけど明るい景色。イメージとしては何だか“希望”を感じるんですよね。現実世界でそこにあるのは白い大地。

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暖かい車内。1ボックスに一人が腰かけている位の乗車率。半分が地元客で半分が旅行者でしょうか?僅か21分で下車するのが勿体ない。

2016年12月04日 21時57分

根室本線の臨時列車・代行バスに乗る(1)雪の大地。

11月4日(金)。

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仕事を終えたその足で中部国際空港に向かい、札幌/新千歳空港行きの乗客となりました。

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新千歳空港ではこの看板がお出迎え。祝!!北海道日本ハムファイターズ!

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JR千歳駅前のホテルで一夜を明かした11月5日(土)は朝から雪景色。さぶい。

この後11月6日になるとこの雪の影響で新千歳空港は欠航が相次ぎ、相当に混乱したようですがそんなことはこの時点では当然分からない。

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千歳駅。寒い寒いとは言いつつワンコのように駆けずり回りたくなるのは名古屋在住だからだろうか?

乗車券

この日の目的地は釧路。その理由は後日にまた書きますが、根室線橋りょう流出・路盤流出に伴う臨時列車・代行バスに乗ることも今回のミッションの一つにしていました。

それは実際に臨時列車・代行バスがどう運行され、どれほどの利用客があるかが気になっていたからです。そもそもこの件での報道が少ないというのもあります。勿論、プライベートのいわゆる旅行であり取材ではありませんので旅人の視線でのリポートです。

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前日に釧路までの乗車券・特急券を購入しており、何れにしても千歳までは移動が必要ですが、どうせならと思って、千歳発7:52の追分行きの乗客となりました。

で、乗ったのが日高本線向けの「優駿浪漫」仕様車。このタイミングでこの車両に出会っても、気持ち的にラッキーとは思えないのが残念…。

2016年12月03日 17時20分

名古屋貨物ターミナル駅(5)JR貨物の記念品(ノベルティー)。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 20

JR貨物さんへの来客への記念品。まずはクリアファイルの数々。現役機関車の大集合。

今の時期、このエリアの注目はやっぱりDF200形式ですね。

2016_10_01 DF200 試運転3

つい先日UPした関西本白鳥信号場の写真の再掲です。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 21

何故か嬉しいEF66。

登場時にその後、特急旅客列車を牽引するようになるとは思っていませんでした。

1970_-3_31呉線&広島機関区 (4)

この写真は1970年(昭和45年)に広島機関区の構内でC59、C62を撮影した時のもので、特急貨物の先頭に立つ雄姿に感動したものです。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 22

最後にEF210のUSBメモリー。最近、貨物を牽く大型機関車にも心を奪われて私です。(あまりに個人的なことですいません。)

2016年12月02日 17時17分

名古屋貨物ターミナル駅(4)3キロポスト。

八幡信号場の近くには2つの3キロポストがあります。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 14

一つは信号場からすぐの場所。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 11

キロポストの下部に黒い帯があるのが特徴です。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 12

そこから数分歩いたところにあるもう一つの3キロポスト。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 13

こちらには黒い帯が入っていません。

この違いはかつて今の笹島駅の地に名古屋駅があった頃の名残だそうで、名古屋駅が今の場所に移転した際に距離が変わったのですが、キロポストはそのままになっているそうです。

知らない歴史をお聞きするのは本当に楽しい。ただこれを見ることは安全上の理由もあって公開されないのが残念です。

2016年12月01日 17時15分

名古屋貨物ターミナル駅(3)100周年の八幡信号所のタブレット。

現在はJR貨物の路線となっている「名古屋港(なごやみなと)線」。私にとっては「東臨港線」の方が馴染みがあります。

その名古屋港線が開通したのは1911年(明治44年)。その途中から白鳥線が分岐する「八幡(やわた)信号所」が設けられたのは今から丁度100年前の1916年(大正5年)の12月8日でした。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 18

ということで今年は八幡信号場の100周年。

こちらもご案内頂きました。1週間に3往復の列車が通るとき以外、普段は施錠されており絶対に足を踏む入れることができない場所です。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 17

古めかしい八幡信号場の看板。開業当時のそのままのようです。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 8

今も現役の通票閉塞式。タブレット式の閉塞と行った方が分かり易いですね。左側にあるタブレットキャリアがそそりますが、これで安全な通行が確保されているのです。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 9

見学させて頂いたのは運行がない日で、これが実際に稼働するところは見ていません。

2016年11月30日 17時11分

名古屋貨物ターミナル駅(2)笹島駅跡から発掘された古レール。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 2

名古屋貨物ターミナル駅の応接室に飾られている古レール。(矢印がレールです)

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 3

キャンメル社の1885年(明治18年)製。この地方で最初に開業した武豊線で使われていたモノとのこと。これが何故特定できたかと言えば、官設鉄道時代はレール一本でも台帳に登録され、それが用途変更、例えばレールから建屋の柱等への転用といった場合もキチンと記録として残されたのだそうです。

2014_01_08中京テレビ新社屋建設現場_1

思い返せば2014年(平成26年)1月に、中京テレビの新社屋工事現場で発掘された古レールを私は初めて見ました。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 23

キャンメル社の名前がそこにあり、

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 24

製造年は1887年(明治20年)。

武豊線の開業は1886年(明治19年)で、名古屋貨物ターミナル駅にあるレールについては開業前の製造なので辻褄があいますが、中京テレビの工事現場から発掘されたレールは開業後の製造。

以前からこの地方で使われたレールの転用だったら…という淡いロマンを持っていたのですが…。

しかしここで松村駅長の解説。笹島駅の3~6番線で使われた古レールは、武豊線からの転用であり、中京テレビのある場所もそこに引っかかっているので、メーカー、製造時期からしても武豊線で使われていたのは間違いないとのこと。

歴史が1本に繋がった瞬間でした。

2016年11月29日 17時01分

名古屋貨物ターミナル駅(1)「笹島」は「ささじま」だった!?

中京テレビの本社が名駅地区「ささしまライブ24」に移転し、その関係で「名古屋駅エリア」の歴史を紐解く番組やコーナー企画が幾つか放送されました。

そのご縁で当社の報道スタッフからJR貨物/名古屋貨物ターミナル駅の松村駅長とのご縁を頂き、旧笹島駅の歴史について伺ってきました。松村駅長は国鉄入社当時から貨物を中心に仕事をされている方で、名古屋界隈の鉄道の歴史についても明るく、今回は私にとって千載一遇のチャンスでした。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 6

さてこの駅からは中京テレビの新社屋も見えるのですがデカい高層ビル群に埋もれてしまい、

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 7

目を凝らさないと良く分からない…。(矢印のところに注目)

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 1

さて名古屋貨物ターミナル駅の入り口には、明治時代が始まった1868年から100年を記念して建立された「明治百年記念」の石碑が、旧笹島駅構内の『ささじま公園』から移されています。注目したいのは「ささしま」ではなく「ささじま」とあること。

笹島公園1

こちらは11月21日放送の「キャッチ!」でご出演いただいた笹島駅の最後の駅長/青木英明さんから提供を受けた当時の笹島公園の写真。矢印のところにその石碑が見えています。

笹島公園2

同じく青木さん提供の構内図では駅長室にほど近いところにその笹島公園はありました。

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 4

話しは「ささじま」に戻り、参考までに「日本国有鉄道貨物局」昭和52年発行の『貨物キロ程表』を見ると

2016_11_09 名古屋貨物ターミナル 5

「笹島」=「ささじま」とあり、どうやら国鉄時代は「ささじま」が正式な呼び方だったようです。

もっとも北海道の旭川市では国鉄の駅名が「あさひがわ」だった時代があったり、国鉄~JRの駅名/米原(まいばら)という駅名に行政がその読み方を「まいはら」から「まいばら」に変えたりとこの手の話はままあります。

余談ですが、この件で調べていたら三菱東京UFJ銀行の笹島支店は「ささじましてん」で、ローマ字表記も「Sasajima Branch」でした。

※三菱東京UFJ銀行の公式HPを参照。今はこの支店は移転しています。

2016年11月28日 22時11分

明知鉄道きのこ列車(10)縁起切符。

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途中の阿木駅にはアケチ2号が置かれています。何となく寂しそう。

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恵那駅には17:13着。

車止めに旅の終わりを感じています。何せ終点ですからね。

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快速名古屋行きの発車は17:26。千種駅まではジャスト1時間の旅。その乗車前の17:19にL特急(ワイドビュー)しなの18号が通過。特急通過の一瞬の光芒にもなぜか侘しさを感じる。やっぱり秋かな?私に限ってそんな訳ないか。

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さて10月22日の乗車券。明知線内はこの通行手形で乗車。

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「野志(のし)」と「熨斗(のし)」をひっかけた縁起切符を大人買い。極楽極楽。

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帰路の恵那から千種までの乗車券。自動券売機の発行ではない!!!さてこれがどこで発行されたかの第1ヒントは『東海会社線』と書いてある事。

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そしてこの「社」の文字。実は明知鉄道の恵那駅の改札口で買ったもの。手数料が明知鉄道に入るはずで、最後の最後に明知鉄道に少し硬券ではなく貢献してきました。

2016年11月27日 22時09分

明知鉄道きのこ列車(9)岩村名物カステーラ。

岩村醸造の向かいにある松浦軒本舗。

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すっかり岩村名物となった「カステーラ」をこの店で購入。

私がかつて、そして今も岩村以外で食している「カステラ」とは一味違う「カステーラ」です。

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今回は栗きんとんも購入。この季節に恵那に来たならば外せないお土産です。

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岩村駅には16:35分頃に戻ってきました。

16:45発の18Dで恵那に戻ります。

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岩村は明知鉄道線内で唯一の交換可能駅で今回も上下列車がここで行違います。

まず到着したのは私たちが乗車する上りの18D。

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続いて下りの15Dが到着。シャッターを押さずともその景色をただ眺めているだけでも心が溶けていく情景。

2016年11月26日 22時07分

明知鉄道きのこ列車(8)岩村の造り酒屋のトロッコレール。

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次なる目的地に移動。16Dは本日も定時運行。

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さようなら「森の列車カフェ」、また来る日まで。

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昨年行った花白温泉を通り過ぎ、岩村に到着。

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ここで交換の13Dを見送り、街にでました。

今回は花白温泉と「森の列車カフェ」を天秤にかけたのですが、ここ岩村は外せません。

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15:40頃に駅を出てゆっくり歩いて15分ほどで「女城主」の銘柄で知られる造り酒屋、岩村醸造に到着。

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この酒屋さんの楽しみはこのトロッコのレール。以前にも撮影し、昨年も撮影し、そして今年も撮影しつつ堪能。

何度見ても飽きないのは何故だろう?



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!