2013年10月21日 17時54分
20年に1度の体験
今年、10月2日に伊勢神宮で行われたのが、
20年に1度の「式年遷宮」
御神体を新しい正殿へと移す、いわば神様のお引越しです。
その歴史的な儀式の中継を担当させてもらいました。
伊勢神宮では2日午後1時で一般の参拝は停止され、
クライマックスである「遷御の儀」は午後8時から行われました。
我々報道陣は内宮の宇治橋前までしか立ち入ることは出来ませんでしたが、
遷御の儀が始まると同時に宇治橋前も神聖な空気に包まれ、
一般参拝客の人達は一斉に正殿へ向けて手を合わせていました。
(報道陣が集まる宇治橋前の様子)
3日は早朝5時から一般参拝が開始されるということで、
夜中のうちから一番に新しい正殿へ参拝したいと意気込む人々で
長蛇の列が出来ていました。
参拝を終えた人々は皆すがすがしい表情をしていて、
新しい20年へと素晴らしいスタートを切れたと話していたのが印象的でした。
私もすべての中継を終えた後、新しい正殿に参拝してきました。
緑豊かな敷地内で太陽の日差しをいっぱいに浴びながら
光り輝く新しい正殿のその美しさに、
心洗われ背筋がピンっと伸びる思いでした。
日本中から注目された伊勢神宮。
これからも多くの参拝客が訪れるんでしょうね。
20年に1度の歴史的瞬間に立ち会えたことを誇りに思います。