2009年12月08日 15時12分
着物から感じる歴史
白地に紫の花柄がちりばめられている着物と帯。
その紫が、少し赤みがかっていて、とってもきれいなんですよ!
(ちょっと写真ではわかりづらいんですが・・・)
この紫は「貝紫」とも呼ばれていて、
ある貝からわずかに採れる天然色素を、一部使っています。
この染色方法は、
ヨーロッパの地中海沿いやメキシコなどでも行われているそうですが、
あまりにも採れる量が少なく貴重なため、
昔は、位の高い人のマントや衣装にしか使われなかったそうです。
なんでも、あのクレオパトラの衣装にも、
この染色方法が用いられていたんだとか。
う~ん、歴史を感じますね。