今、国内外から注目されている指揮者・三ツ橋敬子氏。
そんな三ツ橋氏が指揮する、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の公演に行ってきました。
三ツ橋氏は、2006年にプロデビュー。
小澤征爾氏をはじめ、数々の世界を代表する指揮者に師事し、
イタリアの国際指揮者コンクールで、史上最年少・女性初の優勝。
2009年には NewsweekJapan誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれています。
体全体を使ったキレのある動きで、力強い音を、
指先までしなやかな動きで、ささやくようなやわらかな音を引き出す・・・
身長151cmと小柄で華奢な女性なのに、圧倒的な存在感。
そのタクトを振る後姿に、釘づけになりました。
最初に演奏された、スメタナの「モルダウ」を聴いて、そのスケールの大きさと迫力に圧倒。
目頭が熱くなってしまいました。
私自身、クラシック音楽にあまり詳しくないですが、クラシック音楽を聴いてこんな感覚になったのは初めて。
それぐらい、彼女の指揮は、衝撃的なものでした。
ドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲」、「新世界」とプログラムを終えると、会場では大きな拍手が沸き起こり
その鳴り止まない拍手で、何度も三ツ橋氏を呼び戻すほど。
素晴らしいコンサートでした。
まだ32歳という三ツ橋敬子氏。
普段は、料理好きで、ちょっぴり方向音痴だそうですが・・・(^^;)
あの情熱溢れる指揮を、もう一度見てみたいです。