2008年11月12日 12時45分
へなちょこライダー日記~事件その一~
ゆっくりとバイクが走り出す。
公道に出るのは初めて。
車と違って、バイクの教習所は、公道実習がないのだ。
教習中は、コースの距離などもあって、
せいぜい時速40キロぐらいしか出さないのだが、
公道はそういうわけにはいかない。
車の流れにのるためには、
せめて50キロは出さないと、かえって危険。
そんなことを考えつつも、
私はのんびりと・・・いや、トロトロと、車道を走った。
だって、まだ、怖いんだもん!!
そんな私の右側を、車がビュンビュン通り過ぎる。
その度にひやっとしつつも、徐々に公道に慣れてきた。
信号待ちをしている間、クラッチから手を離すために、
いったん、ニュートラルに入れる。
そろそろ信号が変わるな、と思って、ローギアに入れようとした瞬間・・・、
・・事件?!は起きた!!
は、入らない!!
何度蹴ってもローに入らない!!
後ろには車の行列が!!
焦っている間に信号が青に変わり、
次々と、後続車が私を追い越していく。
なんで!入らないの~!!!
試しに、車体を前後に軽く揺らしてから、
もう一度、ギアを蹴ると・・・
入った。
ほっ。
どうも、ギアが編みあわないときは、
入りにくいことがあるらしい。
それから信号待ちの度に、
ニュートラルからローギアのチェンジを繰り返した。
以前、免許をとりたてのころ、
当時実家にあったISUZUのBIGHORNに初めて乗ったとき、
踏み切り前の坂道でなかなか発進できず、
非常に焦ったことがあった。
確かその後、信号待ちの度に、
後ろの車が、十分すぎるくらいの車間距離をあけていたっけ・・・(^^;)
そのときと状況は違うのだが、
全身の毛穴から汗が噴出すような感覚は、全く同じ。
申し訳ないやら、恥ずかしいやらで
フルフェイスの下の顔は、きっと真っ赤だったと思う・・(++;)