2011年07月26日 8時02分
レンブラントと日本のつながり
「光と影の魔術師」と呼ばれた天才画家、
レンブラント・ファン・レイン。
名古屋市美術館で行われている
「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」に行ってきました。
レンブラントといえば、版画。
エッチングという技法によって表現された、繊細でやわらかな曲線と
光と影の濃淡は、まるで油彩画のような色彩さえ感じます。
なんでも、レンブラントは、刷る紙にもこだわりをもっていて、日本の和紙や中国紙、洋紙などを使い分けていたそうです。
和紙と洋紙に刷られた同じ版画を見てみると、
その仕上がりは違う表情をみせていました。
和紙は、温かみとやわらかさがあり、
洋紙は、濃淡がはっきりした、鮮やかな仕上がり。
例えてみるならば、和紙が白熱灯で洋紙が蛍光灯・・・
といったところかしら?(^^;)
(拙い表現でごめんなさい!)
レンブラントが和紙を使っていたという事実。
世界的な芸術家と日本とのつながりが見えて、
なんだか嬉しかったです。
この「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」は、
9月4日(日)まで、名古屋市美術館で行われています。