2014年03月13日 17時56分
震災から3年・・・
3月9日(日)から11日(火)にかけて、岩手県の大船渡市・陸前高田市を訪れ、10日(月)の「キャッチ!」は陸前高田市の奇跡の一本松の近くから中継でお送りしました。
3年前・・・東日本大震災の起きる前、この土地に「高田松原」という美しい約7万本の松林がありました。松林は津波でなぎ倒され、たった一本だけ残っていたのが、この松です。なぜ一本だけ残ったのか・・・?地元の方達は、この一本松から「津波に負けない」「また一からやり直すための勇気」をもらったといいます。
近くで見上げると本当に幹が太くて背の高い立派な松です。海水につかったため幹の部分が枯れてしまいましたが、加工して今の状態になりました。
陸前高田市の映像をみると、残った建物も瓦礫もほとんど片付き、広いむき出しの土地が広がっています。実際、その土地に降り立って歩いてみると・・・「こんなに広大な土地だったんだ。」と驚きました。街が丸ごと破壊されてしまった悲しみ・苦しみ・悔しさ・・・すぐには復興できないもどかしさ・・・想像すると胸が締め付けられます。
震災後 もちろん復興は少しづつ進んでいますが、被災地にとってはまだまだこれからのほうが長いのだな・・・と感じる3日間でした。