2011年03月02日 14時36分
世界のトップへ 始まりはダンボールから・・
三菱重工に取材でお邪魔しました!
まさに国家プロジェクトとも言える小型旅客機MRJの制作現場です。
でも、びっくりしたのがこちら♪
倉庫にあったのはダンボールで作られた実物大の飛行機です!
何でしょう!?
最初はちんぷんかんぷんでしたが、
後になってこのダンボールが実は物凄い「鍵」になっていることを知り驚きました!!
小型旅客機は今後非常に需要が増えると言われている
いわゆる「おいしい市場」です。
今までカナダとブラジルの2社が独占していたのですが、
ここにロシアと中国が参入、そして一番遅れて日本が名乗りをあげました。
つまり日本は完全に出遅れてしまったのですが、
今から各社に追いつき、追い越して世界ナンバー1の座を狙っています。
ここで鍵になるのが、このダンボールなんですよ!!
飛行機は普通「設計」してから「制作」に入るのですが、
実はMRJは色々な理由で同時進行しているんです。
設計をしながら、まずはダンボールで出来るところから作っていく。
そうすると初期の段階で、設計のミスに気づいたり、より良い制作手順やより良い機体の形など
色々と気づくことが出来て、早い段階から直していけるんだそうです。
本物ではなくダンボールを使うことでコスト減にもなり、
またダンボールは加工しやすい!ということで非常にメリットが大きいんだそうです。
MRJはこの春から本物の飛行機の製作にかかります。
第1号がいよいよ造られるんです!
すでに課題はほとんどクリアできているので、
これから世界の各社を上回るスピードと技術で
どんどん制作していけるというわけです!!!
世界の航空会社で採用されればスゴイことですよね。
国の協力も得て、世界ナンバー1の飛行機になることを願います♪
それにしても、その始まりが身近なダンボールだなんて・・・
夢があると思いませんか?^^