2011年03月30日 10時16分

東日本大震災

東日本大地震で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

被災していない私がブログでコメントをしても
どうしても言葉が軽くなってしまうように思います。

ただ、この度の震災の大きさを連日痛感し、
テレビ局で働く者として何か皆さまのお力になれないものかと
考える毎日です。

震災の後、名古屋で取材を続けました。

被災者へ住宅の提供を案内するコールセンターは
全国の窓口が名古屋市に出来ました。

取材している最中にも被災者からの電話が鳴り止まず、
オペレーターは話を聞きながら
涙を浮かべて応対していらっしゃいました。

先週は愛知県豊山町にある北部市場に取材に行きました。

福島第一原発の影響を受け、
茨城産や群馬産などの野菜はほとんど売れないそうです。

茨城産のサツマイモは山のように積まれていました。

それどころか、、、
愛知産のほうれん草にまで風評被害が広がっているそうです。

市場の方も将来を非常に不安に思っていらっしゃいました。

市内のスーパーに取材に行った時はトルコ人の男性と出会いました。

パンを1000個買いたいと話す男性に詳しくお話を聞くと
「トルコ地震の時日本に助けてもらったから、恩返しがしたい。」と。

彼の周りはトルコに帰国しているそうで、
本音としては帰りたいという気持ちを抑えての行動でした。
ずっと話している間、涙を流していらっしゃいました。

いま、私はこの地方で起きている出来事を取材しています。
直接ではないにしろ、
どこかで被災地のためになればという思いです。

また、将来起きると言われる東海地震や東南海地震に関しても取材し、
皆さまのお力になれる放送を目指していきたいと思います。

2011年03月02日 14時36分

世界のトップへ 始まりはダンボールから・・

世界のトップへ 始まりはダンボールから・・

三菱重工に取材でお邪魔しました!
まさに国家プロジェクトとも言える小型旅客機MRJの制作現場です。

でも、びっくりしたのがこちら♪
倉庫にあったのはダンボールで作られた実物大の飛行機です!

何でしょう!?
最初はちんぷんかんぷんでしたが、
後になってこのダンボールが実は物凄い「鍵」になっていることを知り驚きました!!

小型旅客機は今後非常に需要が増えると言われている
いわゆる「おいしい市場」です。
今までカナダとブラジルの2社が独占していたのですが、
ここにロシアと中国が参入、そして一番遅れて日本が名乗りをあげました。

つまり日本は完全に出遅れてしまったのですが、
今から各社に追いつき、追い越して世界ナンバー1の座を狙っています。

ここで鍵になるのが、このダンボールなんですよ!!

飛行機は普通「設計」してから「制作」に入るのですが、
実はMRJは色々な理由で同時進行しているんです。

設計をしながら、まずはダンボールで出来るところから作っていく。
そうすると初期の段階で、設計のミスに気づいたり、より良い制作手順やより良い機体の形など
色々と気づくことが出来て、早い段階から直していけるんだそうです。

本物ではなくダンボールを使うことでコスト減にもなり、
またダンボールは加工しやすい!ということで非常にメリットが大きいんだそうです。

MRJはこの春から本物の飛行機の製作にかかります。
第1号がいよいよ造られるんです!

すでに課題はほとんどクリアできているので、
これから世界の各社を上回るスピードと技術で
どんどん制作していけるというわけです!!!

世界の航空会社で採用されればスゴイことですよね。
国の協力も得て、世界ナンバー1の飛行機になることを願います♪

それにしても、その始まりが身近なダンボールだなんて・・・
夢があると思いませんか?^^


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