2009年09月25日 11時50分

胸が痛い

今月4日の新聞で、母親が男児を厳しく叱責する様子を見ていて、近所の年配の夫婦が心配になって「静かにしてください」と声をかけた・・・という記事がありました。それを読んで、私は血が煮えたぎるような感情を覚えました。注意した方は親切心で、叱責の様子が聞こえていることを伝え、少しでも改善されることを願ったというのだが・・・それでは余計に母親を追い詰めてしまう!と強く感じたのです。

今から8年前くらい、子育て仲間でよく泣く息子に困っている人がいました。もともと食べ物の好き嫌いも激しくぐずぐずし始めると長いので、心身ともに疲れていました。そんな中近所の年配の女性が「あんまりうるさく泣くから虐待じゃないの?警察に通報するわよ。」と言ってきたそうです。とてもショックで、息子さんが泣かないように、好きな食べ物ばかり与えてふさぎこんでしまいました。そんなときに別の近所の年配の女性が「大丈夫?お母さん疲れているみたいだから。散歩か買い物でも行ってきなさいよ。お子さんは私が見ているから。」と声をかけてくれたそうです。

同じ状況をみて「お母さんが悪い!注意してやろう!」と思うのか?「お母さん疲れているみたい。助けてあげたい」と思うのか?

新聞記事を読んでそんなエピソードを思い出しました。

実は 後日その新聞記事に対して様々な意見が寄せられたそうです。母親だって子供を叱り飛ばしてスッキリするはずありません。もんもんとどうしたらいいのか?迷っているはずです。ただ身内の声には、なかなか素直に耳を傾けられないのも分かりますし、責められてもっと意地になってしまい悪循環に陥ることも想像できます。

では、どうしからいいのか?
子育て仲間・保育のプロ・近所の子育ての先輩などが、お母さんに寄り添うことで「息抜き」になると思います。「何があったの?」「そういうこと私も経験したよ」「しんどいよね」「頑張っているね」気持ちを吐き出せたり共有できると、うそのように気持ちが前向きになれたりします。自分も経験があるので、孤独な子育てや息苦しい子育てはみんなにしてほしくない!と思います。
合言葉は「子育てを楽しもう!」


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