2008年09月18日 23時44分
豪雨から3週間、被災者の今・・・
8月末の豪雨から3週間になります。
一昨日、特に被害が大きかった岡崎市の伊賀川の近くを取材で訪れました。
今も復旧作業に追われる方々。
中には疲労で寝込んでしまった方もいらっしゃいます。
家を狙って泥棒が来るといけないと
パトカーが2台巡回していました。
取材に応じてくださった神谷さん。
1階部分が全部浸かるほどの浸水で、
壁や天井、そして床が抜け落ち、
木の柱と壁の木組みが残るだけになってしまいました。
お一人暮らしで、2階に上がるのが大変だからと
ほとんどの生活用品は1階にありました。
テーブル、ソファ、テレビ、ベッド、冷蔵庫、流し台、洗濯機・・・
お聞きすると家財道具ほとんどです。
全て水に浸かり、その後カビが生えて処分したそうです。
家の修理に500万円以上。
家財道具も入れるといくらになるのか。。。
取材の間も時折、目にうっすらと涙が見えました。
一人暮らしでさぞかし大変だろうと思います。
床上浸水の被害者への県と市からの支援は
見舞金という形では6万円。
そのための予算があるわけではないので
これが出せる精一杯の金額と市の方は説明しました。
今回取材して思うのは、
浸水は決して川沿いだけで起きたものではないのです。
川沿いに住んでいなくても浸水被害を受けた家もあります。
1時間に146ミリという未曾有の大雨では
どこで被害が出るか分かりません。
今まで浸水しなかった所でも被害が出る可能性があるんです。
決して人事ではない・・・と感じました。
明日からあさってにかけてこの地方に台風が接近します。
岡崎ではもう降らないと良いのですが・・・
名古屋では今はとても静かです。
雨の音も風の音も聞こえません。
無事に通り過ぎてくれますように・・・