2009年08月25日 19時54分

「一票の現場から」~港町を訪ねて~

「一票の現場から」~港町を訪ねて~

「仕事が楽しくて仕方がないです。」

こんな明るい声を聞くことが出来たのは三重県熊野市の港町を訪ねた時のこと。
今年から漁師になったばかりの18歳の青年は、
こちらの間部さんに「漁業フェア」という漁師を募集するイベントで出会いました。

漁業フェアがなければ漁師にはならなかったという青年に
間部さんも後継者が出来てとても喜んでいらっしゃいました。

「就職したい人」と、「働き手を募集する側」が出会う場の大切さを感じます。

間部さんは若者が就職しやすいように、
漁業フェアに参加するだけではなく、
会社のように給料を従業員に支払っています。

魚が獲れなくても、青年は同じお給料をもらえるんです。
安心して就職できる大きな理由にもなっています。

今は300万人以上もの失業者が出る時代。
一方でこの熊野の漁師さんのように、人手が足りず困っている現状もあります。

この歪みは何とかならないのでしょうか。

各政党が打ち出している政策を見てみました。
分かりやすく数字を掲げているマニフェストが多いのですが、
雇用の問題を根本的に解決しそうな政策は・・・見えてきませんでした。

エコノミストの内田さんは、
「選挙を前ににんじんをぶら下げているようなもの。
 長期的な展望を描けていない。」と話します。

目先のことで判断してはいけないのですよね。
将来を考えた雇用の政策が無いというのはとても不安に思いますが、
皆さんはどう思いますか?


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