2009年08月26日 19時37分
「一票の現場から」~年金生活から見えること~
皆さんは年金についてどんなことを考えますか?
今までにも何度か年金については取材をしましたが、
今回のテーマは「無年金と低年金」。
今の制度では納めている期間が25年に足りていないと、
年金をもらうことができません。
実際に現在、65歳以上の無年金の人は40万人以上もいるんです。
そうすると生活保護を受けることになる方が多いと思うのですが、
10年後の日本はその数が70万人にもなると予測されています。
今回お会いしたのは、個人の年金が月に2万円ほどのこちらの女性。
その額が少ないことに関して、
今まであまり年金について考えていなかったことを話してくれました。
今の年金の制度は、とても複雑で調べても本当に難しいですよね。
どうしたら公平で安心できる制度になるのか、
正直、まだ答えは出ていないのだと思います。
ただ一つ言えることは、保険料を納めないともらえないということ。
街頭でお話を聞くと「払えるお金はあるけれど払わない。」
という方がいました。
国のこれまでの対応のまずさを思うと、お気持ちは分かるのですが、
制度への不信・心配から保険料を納めないという選択は、
後で自分に降りかかってきてしまうのですよね。
今回、こちらの女性にお会いして、女性は
「若い頃はこんな苦しい生活を送るとは思ってもいなかった。」
と話していらっしゃいました。
私たちは今の制度の中で、
難しいけれどもしっかり調べて、精一杯自分を守らないといけないのだと思います。
年金の問題、皆さんは政治に何を望みますか?