2018年08月31日 0時01分

プロレス担当、至福の時間

先日、9月21日(金)公開の映画「パパはわるものチャンピオン」に主演しているプロレスラーの棚橋弘至(たなはしひろし)選手にインタビューしました。

作品は、団体のエースだったプロレスラーがケガから復帰後、悪役として再起するも息子に自分の仕事を理解してもらえず悩みながらも再び頂点を目指すというもの。

テーマを聞くと棚橋さんは「理解してもらえないこと」と語り、実生活での例を「試合でケガして帰宅しても同い年の嫁さんから即座に犬の散歩を頼まれるんです」と笑わせてくれました。妻役の木村佳乃さんについて聞くと「好きだった女優さんと映画で共演とは…」と驚いたのだそうです。

私は入社以来、日本テレビ系列で放送されてきた「全日本プロレス中継」や「プロレスリングノア中継」でたびたび実況してきました。しかし、棚橋選手が所属する新日本プロレスは他系列で放送されているため接点はありませんでした。

インタビューの最後に映画から離れ、プロレス実況担当として聞きたかった質問を1つだけしました。

返ってきた答えは私を驚かせるに余りあるものだったのです。

佐藤「プロレスラーになるキッカケになった試合を教えてください」

棚橋「実は、全日本プロレスの試合なんです。高校生の時に見た小橋建太選手がスティーブ・ウィリアムス選手の強烈なバックドロップで敗れた試合です。たしか愛知県内で闘った試合で…」

それはちょうど四半世紀前の今日、1993年8月31日に豊橋市総合体育館で行われた試合で、実況したのは私でした。団体のエース目指して奮闘していた若手時代の小橋選手(すでに引退)が当時のトップ外国人のウィリアムス選手(故人)に挑んだその試合は終盤、見たことのない危険な角度で小橋選手が投げ落とされて敗れました。

小橋選手が頭からリングに突き刺さるように落ちた時、私は咄嗟に「バックドロップ」と「パイルドライバー」を組合わせ「バックドロップドライバー!」と3度繰り返し、その惨劇を表現しました。衝撃的な大技は今でも忘れられないシーンです。

大垣市の高校生だった棚橋少年が中京テレビで深夜に放送されていた「全日本プロレス中継30」でこの試合に感化されプロレスラーにあこがれ、その後、日本マット界のトップに昇りつめる…。そんな試合を自分が実況していたこと。棚橋さん本人から直接聞けたこと。

このインタビューは元々、上山元気アナウンサーが担当する予定だったのですが、彼の勤務の都合で私に変更されたものでした。重なった偶然に感謝しつつ、棚橋さんの主演映画に対する真摯な思いと実直な人柄に触れることができ、とても幸せな時間となりました。

 

2018年08月28日 15時57分

爽快!伊勢で空中散歩

8月22日(水)、「キャッチ!」の中継に出演しました。「ちょっとおじゃまします!」の神ひろしアナウンサーが休暇取得のため代役を務めたのです。「神がいないなら佐藤啓だ」という「ストライク!」コンビの片割れで補充する安直な発想。迷惑です。中継場所は「伊勢安土桃山城下街」。「戦国時代村」時代から存在は知っていましたが、私が訪れたのは初めて。ついでに平山雅アナウンサーと共演するのも初めて。

中継では忍者の装束に身を包んで7月に完成した「忍者森のアドベンチャー」というフィールドアスレチックを紹介しました。小高い森の中からスタートし、全長440mをロープや丸太、さらにはスラックラインを綱渡りしながら城下街に向かって下山します。放送で紹介したのは冒頭部分だけ。でも実際面白かったのはラストの「忍法!むささびの術」。ワイヤー利用の空中移動です。これは爽快でした。

股の下に安土城とは、嗚呼楽し!   キャッチ!の中継は8月29日(水)も担当します。

2018年08月21日 14時37分

今週の「ストライク!」は・・・

今週の「ストライク!」は神アナウンサーが休暇のため私と磯貝初奈アナウンサーで放送しています。

8月25日(土)・26日(日)放送の「24時間テレビ41 愛は地球を救う」を前にチャリTシャツを着ての出演です。

オープニングはいつも磯貝アナがお天気情報を伝えている中京テレビ本社前から2人のトークで始まります。

私はこの番組で外に出るのは初めて。「ズームイン‼朝!」時代はいつも外だったので懐かしさを感じています。

今週から「東大現役合格」はなちゃんの勉強法を公開するコーナーを始めました。そちらもお楽しみに。

2018年08月17日 11時25分

今日100回!「ストライク!」

4月2日にスタートしたお昼の気楽な情報番組「ストライク!」が今日の放送で100回を迎えました。

神ひろしアナウンサーと私の「同級生おじさんコンビ」と「東大卒の気象予報士」・磯貝初奈アナウンサーでお送りしています。

月曜日から木曜日は午前11時25分、金曜日は11時30分からの放送です。

昼前にその日のクライマックスを迎える生活にも慣れました。

いつもご覧いただいている方、ありがとうございます。

まだの方も是非!!

2018年08月16日 1時00分

プロ野球ベンチリポート

ジャイアンツの山口俊投手がドラゴンズ相手に「ノーヒットノーラン」を達成した翌日からの2試合。7月28日(金)・29日(土)、東京ドームから生中継された「Fun! BASEBALL!!プロ野球中継2018」巨人中日戦で私は初めて東京ドームの3塁側カメラ席からベンチリポートを行いました。

いつもはこんな感じ。狭い通路でモニター画面を見ながらリポートしています。視聴者の皆さんと同じモノを見ているんです。

ところがこの2試合はココです。テレビ画面でわかりました?拡大しますね。いるでしょ?

いやぁ、最高ですよ。最近の球場はファウルグラウンドにせり出した「エキサイトシート」の類を設けていますが、ココはさらにバッテリー間に近くベンチに隣接したいわば「エクセレントシート」です。「シート」といっても丸椅子ですが…。

地上波で中継される試合で試みている今年の新機軸。聞こえてくるのはベンチからの激励や気勢や拍手、円陣を組むナインの気迫、ホームランを打った打者を迎える歓喜のハイタッチの様子が間近で見られます。リポートもそんな様子も加味してより視聴者の皆さんに臨場感をお届けできるよう工夫しながらマイクをオンします。

次回の巨人中日戦地上波中継は8月18日(土)です。午後3時からの放送をお楽しみに。

2018年08月10日 14時42分

「ささしまリレーRUN」のお知らせ

中京テレビがある”名駅ささしまエリア”と”名古屋駅を結ぶ開通前の大型道路”を走れる1日限りのリレーRUNイベント”が9月9日(日)に開催されます。    

「ささしまリレーRUN」。開通前の大型道路を自分のペースで走れる特別コースです。

最小3人~最大15人のチームで参加できるため、友達や家族・会社の仲間と楽しめるイベントとしてオススメ!初心者も大歓迎。

参加者にはスポーツサングラス引換券がもらえるという特典付きです。申込み方法等、詳しくはこちら

8月10日(金)現在、道路はどうなっているか…?中京テレビを出てすぐ中川区方面へ向けてはこんな感じです。

中川区方面から見ると中京テレビ横にアンダーパスが作られ、あおなみ線・JR・近鉄をくぐります。名古屋駅方面に行くのが便利になります。

この新しい道路を開通前に走れる貴重な機会を是非お楽しみください。

2018年08月08日 4時00分

ビビる元気

上山元気アナが今夜、プロ野球中継のベンチリポーターとしてデビューします。写真は先月、研修で東京ドームに来た時のモノ。雰囲気に気圧され完全に目がイッテました。「Fun! BASEBALL!!プロ野球中継2018」広島中日戦。ベンチリポート初体験の上山アナ、赤一色のマツダスタジアムで緊張の生中継を迎えます。ドラゴンズが勝てばヒーローインタビューも担当します。8月8日(水)午後7時から中京テレビ制作の「広島中日戦」。解説は立浪和義さん・井上一樹さん、実況はこれまたプロ野球初実況の濱田隼平アナウンサーです。

 

2018年08月05日 8時00分

今年で100回、夏の高校野球

「夏の甲子園」。この大会が始まるといつもある光景を思い出す。子供の頃、毎年夏休みに訪れた西宮市の母方の祖父母宅。甲子園球場までは阪神電車ですぐ。二人はいつもテレビの高校野球に見入っていた。「昔はよく観に行った」と言っていた。祖母と1歳の私です。

今年、100回を迎える「全国高等学校野球選手権大会」。103年前、大正4年の「第1回全国中等学校優勝野球大会」は大阪・豊中球場で行われた。甲子園はまだなかった。優勝は京都二中。24年前他界した明治生まれの祖母は、幼い日、その大会の「決勝に行った」と話していた。6人兄妹の末っ子だった祖母。

その兄の一人が京都二中の三塁手・大場義八郎。私の大叔父にあたる。記録を調べると決勝は延長13回。敵失絡みで京都二中が2対1で秋田中にサヨナラ勝ち。参加全国73校、代表10校の頂点に立ったのだ。決勝のホームを踏んだのが大場選手。大会4試合の打率は2割8分6厘。優勝賞品は英語の辞書だったという。

以前、主催する朝日新聞が回顧企画を連載し、決勝のホームインの写真を載せていた。本塁上のクロスプレーだったため、タッチしようとする捕手に遮られ、滑り込む大場選手の顔はわからなかった。「FLASH」の通巻1479号(8月14日号)にその写真が掲載されていた。

大叔父は大学在学中病気で早世した。残念ながら親族間に顔写真が残っていない。先日、東京ドームの野球殿堂博物館から送られてきたニュースレターで「第一回全国野球大会記録」という当時の資料が所蔵されていることを知って閲覧に行った。優勝旗を掲げた集合写真はあってもぼやけていて誰が誰だかわからなかった。

100回目を迎える高校野球で初の全国大会。初の延長戦。初のサヨナラゲーム。そのホームを踏んで優勝を決めた選手が親戚…。野球に関わる仕事をしている私にとって大きな誇りだ。

 

 


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