2018年08月05日 8時00分

今年で100回、夏の高校野球

「夏の甲子園」。この大会が始まるといつもある光景を思い出す。子供の頃、毎年夏休みに訪れた西宮市の母方の祖父母宅。甲子園球場までは阪神電車ですぐ。二人はいつもテレビの高校野球に見入っていた。「昔はよく観に行った」と言っていた。祖母と1歳の私です。

今年、100回を迎える「全国高等学校野球選手権大会」。103年前、大正4年の「第1回全国中等学校優勝野球大会」は大阪・豊中球場で行われた。甲子園はまだなかった。優勝は京都二中。24年前他界した明治生まれの祖母は、幼い日、その大会の「決勝に行った」と話していた。6人兄妹の末っ子だった祖母。

その兄の一人が京都二中の三塁手・大場義八郎。私の大叔父にあたる。記録を調べると決勝は延長13回。敵失絡みで京都二中が2対1で秋田中にサヨナラ勝ち。参加全国73校、代表10校の頂点に立ったのだ。決勝のホームを踏んだのが大場選手。大会4試合の打率は2割8分6厘。優勝賞品は英語の辞書だったという。

以前、主催する朝日新聞が回顧企画を連載し、決勝のホームインの写真を載せていた。本塁上のクロスプレーだったため、タッチしようとする捕手に遮られ、滑り込む大場選手の顔はわからなかった。「FLASH」の通巻1479号(8月14日号)にその写真が掲載されていた。

大叔父は大学在学中病気で早世した。残念ながら親族間に顔写真が残っていない。先日、東京ドームの野球殿堂博物館から送られてきたニュースレターで「第一回全国野球大会記録」という当時の資料が所蔵されていることを知って閲覧に行った。優勝旗を掲げた集合写真はあってもぼやけていて誰が誰だかわからなかった。

100回目を迎える高校野球で初の全国大会。初の延長戦。初のサヨナラゲーム。そのホームを踏んで優勝を決めた選手が親戚…。野球に関わる仕事をしている私にとって大きな誇りだ。

 

 



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