2011年03月13日 0時00分
さよなら、ズームイン!!その13
今月末で「ズームイン!!SUPER」が終了する。
番組担当20年、私は前身の「ズームイン!!朝!」時代からこの番組に出演してきた。
1991年4月、レギュラーになった当時、番組はこんな構成でした。
当時メインキャスターは徳光和夫さんの後を受けた福留功男さん。東京・麹町の日本テレビ前から「朝一番は○○に向かって、ズームイン!!」と言って右の人差し指を突き出すポーズで番組はスタート。
宮川泰さん作曲の軽快なテーマ曲がかかると「朝一番」に指名された局が「広めの画」で中継場所の絶景を見せます。
知多半島や渥美半島、木曽三川や伊勢志摩国立公園等、風光明媚な場所に行っているときは指名される確率が高いのです。
この時、「広い画」に「ズームイン!!朝!」のタイトルがシャボン玉と共に浮かび上がるとともにサンバホイッスルの音が鳴り、
それがその日の栄えある中継1局目のキャスターしゃべりだしの合図です。「天気リレー」のスタートです。
当時、その日の「天気リレー」参加4局のキャスターは、必ず「おはようございます!」からコメントを始めました。
歩きながら中継現場の地名、土地の話題や景色の説明をひとネタしゃべり、番組名物・巨大温度計の横でピタリ停止。
気温と降水確率、その土地の今日の天気予報でまとめると次局へのフリです。
「続いては北海道です。森中さーん!」と都道府県名とキャスター名をセットにしてバトンを渡します。
名前で呼ばれる人は、既に番組内でステータスを手にした人といっていいでしょう。
「ノンちゃーん」は福岡放送の堤信子さん(当時)。
「まきちゃーん」は札幌テレビの今中麻貴さん(当時)。
「ようすけさーん」は高知放送の浜田容助おじさんでした(当時)。
私は大抵「佐藤さーん」とそのまま苗字で呼ばれていましたが、読売テレビ森さんや札幌テレビの森中さんが「ハジメくーん」と呼んでくれるようになった時、ズームキャスターとして認めてもらったような気がして嬉しかったものです。