2013年10月31日 23時59分
懐かしい大阪球場跡に
先日、大阪出張の際にある場所に行ってきました。小学5年から3年間、大阪に住んでいた私がよく行った野球場の跡地。
南海ホークスの本拠地・大阪球場です。当時関西にはパ・リーグのチームが3球団あり、他に近鉄バファローズの日生球場、阪急ブレーブスの西宮球場がありました。
3球場とも今は姿を消してしまいましたが、大阪球場は少年時代に最も多くプロ野球観戦した球場でした。
大阪・難波の交通至便な一等地。お世辞にも広いとは言えないグランドを囲む急勾配のスタンド。外野席の子供料金は50円でした。
野村克也・門田博光・江本孟紀・佐藤道郎らのプレーをよく土日のデーゲームで楽しんだものです。
日本シリーズを初めて見たのもここ。その跡地は今、「なんばパークス」という商業施設になっています。
人々が行き交うその一角にピッチャーズプレートとホームベースが、かつてあった位置がわかるように再現されていたのです。
そこに立つと、日米野球で王貞治のホームランを初めて見たこと、
スコアボードとは別に、他球場の途中経過を示すボードがライトスタンド後方にあったこと、
そしてなぜか、当時土曜日によく開催されたダブルヘッダーの第一試合と第二試合のインターバル20分の間に、グラウンドで角川博さんが演歌を歌っていたことなどを思い出しました。
38年ぶりに訪れたこの地はいろんな記憶を呼び起こしてくれました。