2018年07月03日 16時00分
先日の答えは「榊原諒さん」でした
7月1日(日)放送の「スポーツスタジアム☆魂」で特集した「元プロ野球新人王が軟式野球に挑戦」企画、いかがでした?私のこのブログでもご案内しましたが、主人公は愛知県高浜市出身の元プロ野球選手・榊原諒(さかきばらりょう)さんでした。
榊原さんは現在32歳。岐阜の高校野球の名門・中京高校(現中京学院大学中京高校)時代に甲子園に2度出場。その後、社会人野球に進みますが休部の憂き目に遭い関西国際大学に進学します。そこで活躍し2008年のドラフト会議でファイターズから2位指名され入団。
入団2年目の2010年、すべてリリーフ登板で10勝1敗の好成績を挙げパ・リーグの新人王に輝きました。2011年も60試合に登板するなど中継ぎとして活躍。その後バファローズに移籍し2015年に戦力外通告を受けました。
地元愛知県に戻ってきた榊原さん。プロ野球時代に痛めた肩も癒え、ひょんなことから草野球で投げた際、「まだいける」と思ったそうです。「まだまだ野球をやりたい」気持ちが沸き上がり、ボールを硬式から軟式に持ち替え、軟式野球の投手として再出発を決意します。
現在は大森石油に入社しガソリンスタンドで働きながら同社の軟式野球部に所属。札幌ドームで連日好投していた時と変わらぬ制球力を武器に軟式野球界の権威あるタイトル・天皇杯を目指して始動しました。
今回、偶然「元プロ野球選手が軟式を・・・」という情報を聞きつけ連絡をとったところ取材を快諾されインタビューしました。ファイターズ時代、今ドラゴンズにいる大野奨太捕手とはバッテリーを組み、谷元圭介投手も同僚でした。三人はファイターズのドラフト同期。
「同期が2人も名古屋に来るなんて偶然ですね。自分ももう一回プロ野球の世界でやりたい」と本音を漏らした榊原さん。「やり足りない」気持ちをボールに乗せて頑張っています。
先日、ファイターズ時代の同僚のドラゴンズ・大野奨太選手とジャイアンツ・陽岱鋼選手に榊原さんの近況を伝えるとそろって「野球が好きなんですね。頑張ってほしいです」とエールを送っていました。
真面目な仕事ぶりは職場で評価され、家族の後押しも受け、大好きな野球を続ける榊原さん。番組放送後、ガソリンスタンドで仕事中、「お客さんから『スポスタ☆魂見ました』と話しかけられました」と笑っていました。元プロ野球新人王が軟式野球王国・愛知で新たな一歩を踏み出しました。